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鹿教湯温泉「本と珈琲の日曜日」。

久々に大きめの、しかも本が主役(のひとつ)であるイベントに出店してきました。

結果は上々・・・だったのですがそこに至るまでのいくらかを箇条書き的にメモしていきたいと思います。

きっかけは4月の下旬に、「5月の下旬に鹿教湯温泉で本と珈琲のイベントを」・・・とプロモーター・サイドの方から声をかけていただいたのが最初でした。

狙いは、三才山トンネルの無料化に伴い増えた交通量・・・道中にある名湯である鹿教湯にも人を呼び込んで活性化させようじゃないか、という感じ。

結局これ、初回・・・主催者都合で延期になってしまいます。

結果的にこれがよかったのではないか、と。(あくまで本屋招聘サイドとして。)

出店者、本屋・珈琲ともに5~8店舗・・・とする中で自分が結果的に本屋サイドの出店募集を一手に引き受けることになったのですが(珈琲も一店舗、お声がけさせていただき出店、感謝です。)この幻の初回の準備期間ではチト厳しかったのかな、と。

6/27に延期し、初回開催・・・の連絡を受けてから自分のフル回転が始まります。

まず自分の出店コンセプト。これはもう、簡単。

どんな方がいらっしゃるかわかり辛いイベントは、比較的多めに食の本を用意します。みな食べずには生きていけない。日々の最大の愉しみのひとつですよね。

あとは、自分以外にどんな本屋さんを呼ぶか?

真っ先にアタマに浮かぶのはやはりこういう場を欲している面々。

自分の仲間だと「WeekendBookstore」のメンバーたちですね。

他に上田に移住してきて日の浅い本屋さん「west mountain books」さんとか・・・

佐久穂町で開店したばかりの「新駒書店」さん、まだ本屋さん間のつながりは少ないのだろうな・・・とか得意の余計なお世話も存分冶発揮しつつ。

なんとか充実度高い7店舗を集めて(感謝!)いざ本番!です。

会場は鹿教湯の温泉街のメインストリートから1本裏手の鹿教湯温泉交流センター。

三才山トンネル無料化で交通量は増加しているとはいえヒトの流れを呼び込むにはチト厳しい条件では?と正直感じていました。

ただ今回は鹿教湯トンネルを越えた側に(上田市から見て)「文殊テラス」なる施設を作り、そこを拠点にいろいろと・・・という試みの第一歩・プレイベント。

ならばまぁ今回は集客はともかく、本と珈琲のつながりくらいできればいいじゃないかと。

正直それくらいの気でいました。

あ、そうそう。

珈琲で唯一自分が声がけさせていただいたお店がこちら。「モバイルカフェトラック335」さん。

前出・新駒書店さんのご近所ということでなんとなく「佐久穂チーム」が出来れば愉しいじゃないかという一方的思いで出店をオファーしたところ快諾頂き、結果的に本店をお休みにしてスタッフ全員で遊びに来てくれた。嬉しい!

ちなみにワタシ、coldmoutainstudyの隣村からは大ベテランのこんな方も。

まぁ偶然かもですがとにかく雑多な顔ぶれが偶然集まったダイナミズムのようなものは確実にあった気がしますね。

結果、200人程度のお客様に来ていただいたようです。

この200人というのがイベント的に成功かどうかというと微妙なところもある気がします。

しかし出店者側から言うと絶妙にヒマでもなく忙しくもなく・・・といったところに落ち着いたようです。イベントの性質から言ってもこれは大事。売れりゃいい類のイベントじゃないことは一目瞭然。

売る上げについても少しふれておきますと・・・珈琲屋さんサイド的にはどうだったのでしょうか?
本屋的には「とてもよかった」という声が多数で、声がけした自分も嬉しかったですね。やはり。

私感としては声がけした友人・知人の多くが訪れてくれたこともあって十分に”多忙”なイベントでした。

会場の作りがまた良かった。

本屋はセンター内に・珈琲は外の駐車場に・・・だったのですが。

両者をつなぐ出入口・・・交流センターのステージ裏口が全面開放出来て広くとれる・・・がとてもよかった。

経験上、わざわざ経路をつくって屋内にしかも土禁で・・・となると訪れてくれる人の数はググっと減ってしまうものなのです。

が、異色の兼ね合いか天気の兼ね合いか(この日は降水予想80%でした。が、実際はほとんど降りませんでした。)ほぼ垣根なくみなさん屋内に足を運んでいただいた感じ。

企画側としてよくあるスタンプ(シール)ラリーも実施されてたのですがそれもよかったのかな?

そうそう、このラリーもう一つ秀逸な点があって。

出店者だけでなく土地の名所・シンボルである文殊堂もポイントの一つに指定されていた。コレがよかった。街歩きを確実に促した。

と。

結局主催者サイドの方とお話しし「何でこんなに人来たんだろうね?」ってところから脱せないままでいるのですが、とにかく結果としてみんな来てくれて、我々はそれを十分愉しんだ、と。

結果的に上記の文殊テラスプロジェクトは”ウッドショック”等のせいもあり来春に延期。

それならば秋にもう一度こんなカタチで、同じくする時間を・・・という声が早くも出ています。もっと騒ぎになっていいイベントだ!と。

今回おいでいただけなかった方々はぜひ!

なにより。

久々にみなさまと顔を合わせて対面で本のお話しをすることは、とっても愉しかった!

次までに我々を取り巻く環境がどうなっているかはわからないけれど。

またこんないい時間を過ごしに、おいでください!


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