人気のない大学のキャンパス内を歩いていたら、道沿いの植木の葉にヒメホシカメムシを見つけた。オレンジがかった体色と背中の黒い斑点がが目につく綺麗なカメムシだ。 この種と非常に似ているのがオオホシカメムシだが、背中の4つの斑点のうち尾側の2つの斑点の形(円形のものがヒメホシ、三角形のものがオオホシ)や、胸のくびれの有無(ヒメホシはくびれるがオオホシはくびれない)などで見分けられるとのこと。 尾側の斑点は円状で、胸の部分は若干くびれているのが分かるだろうか?オオホシカメムシも見
アパートの外階段にクサカゲロウの仲間がとまっていた。鮮やかなグリーンが目を引く綺麗な昆虫だ。 クサカゲロウはアミメカゲロウ目に属する昆虫で、翅の部分を拡大してみるとそのきめ細やかな造形に感動させられる。 昆虫の羽はどの種もそれぞれに魅力があり、眺めていて飽きない。この季節になるとセミを目にする機会が増えるが、普通種であるアブラゼミの羽も改めて見てみると非常に美しい。 ライトグリーンからオレンジへの自然なグラデーションが見事。他の昆虫の羽も改めて観察してみたくなった。
大学のキャンパス内を散歩していたら、綺麗なアブを見つけたので撮影してみた。 おそらくヒメヒラタアブ属の一種だと思うが、種の同定は難しかった。(ミナミヒメヒラタアブが近いか?) ヒメヒラタアブの仲間は胸部の金属光沢がカッコいい。ホバリング能力も高く、観察していて飽きない昆虫だ。同定には翅脈を見るのが一番確実とのことなので、次回以降はそこを意識して撮影してみよう。 (2021/7/11 大阪大学豊中キャンパスにて撮影)
細長い葉っぱの上に小さな昆虫がいることに気がついた。肉眼での印象では、小さいな、くらいしかなかったのだが、カメラを構えて拡大してみると全く別の印象になった。 棘!これが俺の個性だとばかりに身体からしっかりとした棘が生えている甲虫だった。興奮して更に拡大してみる。 カッコいい。トゲトゲした生き物というのは無条件でカッコいい。帰宅してから調べてみると、どうやらキベリトゲハムシというハムシの仲間らしい。ハムシの仲間も実に多様な姿形をした種が多くて興味深い。 一見して小さな他愛
コンビニ前で休憩していたら、止めてある自転車のタイヤに枯葉がくっついているのが目に入った。いや、葉っぱにしてはなんとなく立体感がある。 よくみるとカレハガの仲間だった。調べたところ、タケカレハという種類らしい(幼虫は竹の葉などを食べる)。この時はカメラを持っていなかった&急いでいたので、スマホでこの1枚だけを撮影してその場を離れたのだが、後で写真を拡大してよく見てみると、とても可愛らしい顔をしていることに気がついた。ネットで画像検索をしたところ、羽と触覚を広げた姿は、豊かな
朝、早めに起きられたので箕面の滝道を散歩した。小さな橋の脇に生えている植物の上にラミーカミキリが4匹ほどいた。 ジャイアントパンダのような模様が特徴的なカミキリムシで、実はまだ見たことがなかったのでかなり興奮した。(周りに人がいたが少し声が出てしまった。) 帰ってから調べてみると、この時期にカラムシに集まるとのこと。名前の「ラミー」はカラムシの変種のことらしい。それにしても面白い模様。胸の黒斑点は義眼の役割があったりするのだろうか? 昆虫館を過ぎて瀧安寺のあたりで左の脇道
日本三大昆虫採集地の1つと言われる大阪府箕面市に住んでいるのに、近所に暮らす昆虫のことを知らずに過ごすのは余りにも勿体ない。ということで、散歩中に見つけた昆虫の中から気に入ったものをピックアップして写真と共に記録していこうと思い立った。note記事とともに自分の知識も更新していけたらと思う。 よろしくお願いします。