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DeNA、巨額赤字の舞台裏 【News Picksオススメ記事紹介Vol.13】

508億円という巨額の赤字をDeNAが発表してたの知ってました?

恥ずかしながらこの記事読んで知ったのですが、その背景にはある企業との舞台裏があったそう。

その企業とは、2010年にDeNAが買収したngmocoというアメリカ企業。

北米進出を睨み、南場社長の鶴の一声で買収が決まったとのこと。

どこに問題があったのか。主に4つの理由が挙げられています。


1.ゲーム業界のルールが大きく変わった

ブラウザゲームとは異なり、スマホ時代のプラットフォーマーは、周知の通りアップルとグーグルに取って代わられた。ただでさえ、アップルの「App Store」やグーグルの「Google Playストア」が課金収益の3割を手数料として回収する世界である。その上に、DeNAが自社・他社のタイトルが揃うプラットフォームアプリを用意しても、サードパーティがDeNAにまで手数料を取られるとなれば、そこにゲームを提供するメリットは見当たらない。

スマホ時代の到来により、流れが変わってしまったのが大きかったとのこと。


2.国民性の違い

進出を狙った北米ユーザーの課金額が、思った以上に伸びなかった。日本とは実に18倍以上の課金額の開きがあったそう。

「ゲームにあれだけ高額の課金をする、日本市場の方が特殊だったのです」(当時をよく知るDeNA関係者)


3.釣り上がった買収価格

DeNAの買収話を聞き付け、北米のブラウザゲーム大手のジンガが買収合戦に名乗りを上げた。

これにより、DeNAは素早い意思決定を迫られ、結果的に妥当な買収額とされた50億円の実に6倍以上の342億円にまで釣り上がった。


4.南場社長の退任

ngmocoを買収した理由の一つに南場社長がこの会社をとても気に入ったことも大きかったみたいです。

それもあって、初めのころはスムーズにやり取りも進んでたみたいですが、買収から半年たった2011年に南場社長の夫が病にかかり、社長の座を降りざるを得なくなってしまいました。

その後任となった守安社長はngmocoの自由な社風と合わず、次第に両者の関係にヒビが入ります。

そして買収から2年経った2012年、ngmocoの創業者のヤングはCEOを退任してしまいました。


以上が今回の巨額赤字に至った主な4つの理由。

買収理由の一つに個人的な感情が入っているのが驚きでしたね。

こんな大企業でもそんなことがあるんだなと。そして、その南場社長が退任せざるを得ない状況になってしまったのも痛かったですね。


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