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蕎麦屋に触れて

前記事でも記述したように新たな挑戦

という事で最初に勤めた有名老舗蕎麦屋での話を書いていきます

●最初の有名老舗蕎麦屋

最初のお店は、The 昭和の名店で

社会保険等の福利厚生もなく就業時間も早朝から夜遅くまで

給料もバイトほどの金額で結構低く、生活も厳しかった。

今のご時世だと絶対アウトのような会社であったが

ここでの修行は近い将来、自分がお店をする上で

絶対的に必要であり、その覚悟ができていた。

その代わり、この条件で働くのは1年だけという約束

妻には大変な迷惑をかけたが、そのお店以外の選択肢はなかった。

この想いを無駄にしない為に明確な目標を持つ事にした。

目標①仕込みを覚える

目標を達成する為に、当たり前の事を当たり前にできるようにした

朝は一番に出勤し、一番最後まで店にいて仕事を覚える生活

飲食業の基本は準備7〜8割、営業2〜3割と言われるほど、

準備が大切だということ。

つまり蕎麦屋の仕込みとを覚えないと営業ができない。

天ぷら具材の仕込み、わさび等の薬味の仕込み

季節の御飯の仕込み、一品料理の仕込み

それぞれの仕込みは想定済みだったが

The 昭和の名店と書いたのには他に理由があり

このお店では、それら以外のお漬物や甘味で使うアンコも

全て大将の手作りだったから。

今の時代に手間暇かけて全てを作る想いや工程を

勉強できたのは自分の大きな財産になった。

目標②出汁取りを覚える

蕎麦屋で最も重要となるものの1つ

出汁取りの工程

この行程を絶対に覚えないと営業ができない

簡単に素材だけが良くても、出汁取りの時間だけを覚えても

本当に意味がない

人それぞれに大事にしているものがあるので

個人的な意見になるのだが

アクを取り、出汁の味をみて、容器にあげる

タイミングを見計らいながら出汁をとる

ちょっとしたタイミングのズレで

酸味が強くなったりと味が変わるので

見逃さないように気を付ける

この出汁の味によって冷たい出汁も温かい出汁も

蕎麦との味のマッチの具合も変わってくるので

気が抜けない工程になる

●本日のまとめ

とここまで。

今回書いた記事にある、工程に関しては

人それぞれに想いがあり、人それぞれに違いがあるので

店主の想いが味に出るんだろうなと思います。

この味の違いを感じる事が1番の楽しみであり

いろんな味に出会いたいと思う。

私は、まだまだこれからで、一生勉強の身だからこそ

こういった雑誌で勉強してます。

偉そうな表現で不快な想いをさせた方には申し訳ありません。

記事を読んで頂き、ありがとうございます。

次項もよろしくお願い致します。

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