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適応障害を乗り越えた元アイドルのエッセイを読んで…

感想の前に…

 1~2年前までは、結構本を読んでいたのに、最近さっぱり本を読まなくなった。でも、この本「ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して心理カウンセラーになるまで」(著者:中元 日芽香)を書店で見たとき、久しぶりに読書をしよっかな…って思わされた。

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 その理由なんだけど、

 ①元々著者(以下、彼女)のファンだった

 ②自分も病院で適応障害と診断されたことがある。

 ③本の中を見たときに、読みやすそうと感じた。

 ①について話すと長くなりそうなので、ここでは割愛。良いだろ、別に。ひめたん好きでも。

 ②は仕事で病んで、精神内科から「うつ病」を診断された。休みを貰って地元に戻って療養していたときは、別の病院にお世話になった。その病院で「適応障害」を診断された。…どっちやねん。ってのが正直な感想。とにかく、彼女は適応障害を乗り越えたみたい。その方法を知ることは自分にとって、絶対にプラスになる。

 最後、③について。読書のブランク・抵抗があったけど、久しぶりに本を読もう。と思わせてくれたのがこの一冊。この本を読んで読書週間を戻せたらいいな。

本の中身と感想 

 内容をつらつら書くと、完全に内容を公開してしまう。それは、著作権的にどうなのかと思ったので、自分が感じたことを書いていこう。まずは、完璧主義は、アウトプットの質を上げる代わりに、心をすり減らす。これかな、最初に感じたこと。彼女はストイックな性格と向上心の塊を持っている。そのおかげか、メディアで彼女の活躍を見ると、とてもアイドルアイドルしている。歌はうまいし、ダンスもできる。愛嬌もあり、彼女しかないキャラを持ち合わせている。しかし、なかなか選抜に選ばれることはなかった。彼女は選抜に選ばれてこそアイドルだと感じ、そこに行けないストレスを感じていた。本を内容からそのストレスを上手く解消することが出来なかった様子が感じられる。僕もそう。

 彼女は、ストレス発散を過食に頼り、過食のせいでスタイルが悪くなり、自分の体を見るのがストレスになり…みたいな負のスパイラルを作っていた。この負のスパイラルって一度ハマると、抜け出すのが難しいんですよ。例えば、借金地獄。返せる当てがあればいいけど、ない場合、一度借金をすると、その借金を返すために別のところから借金をする。その繰り返し。その負のスパイラルから抜け出すには、その元凶を断つしかない。借金の場合は自己破産かな?僕は仕事のストレスを「会社を長期間休む」ことで脱したし、彼女は乃木坂46を卒業する、という選択で負のスパイラルから抜け出した。

 その後の彼女は、ゆっくり休み、しっかり自分を見つめ直すことで、適応障害を乗り越え、今では心理カウンセラーをしている。なんでも、負のスパイラルを抜け出すきっかけがカウンセリングだとか。

 その他の内容は、彼女がアイドルだった時、何にストレスを感じたかや、アイドルの仕事に対する姿勢や、心理カウンセラーになるまでの過程が書かれていた。身近にアイドルなんていないので、読んでみて新鮮だった。でも、あくまでもエッセイ。具体的な適応障害の治し方の記載は書かれてなかった。やはり、ちゃんとした医療機関やカウンセラーと相談しよう。精神的な病の治し方は、人によって異なるのだから。

最後に

 僕はうつ病と診断されて約7年がたちます。今でも病院に通い、薬を貰ってます。薬さえ飲めば、普通に生活・仕事ができます。…というか、うつ病って治るんですかね?克服した人の話を聞いてみたい。早く薬まみれの生活から脱したいんだけど(笑)

 そういえば、僕は精神内科には通っているけど、カウンセリングは一度も受けたことがない。彼女のカウンセリング、一度受けてみようかな?結構前向きに。

 あと、僕にとって読書リハビリには最適な一冊だと感じた。やっぱり、自分と違う境遇や環境にいた人の考え・感覚を文章で読めるのは面白い。今後も、読書感想文として、こんな活動していきます。コンゴトモヨロシク。

#読書感想文 #乃木坂46 #中元日芽香

 

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