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台湾お散歩一人旅③素敵すぎるホテルと猫



北門駅から徒歩数分。

迪化街という町にある小さなホテル「ORIGIN SPACE」

インテリアがとにかく素敵で、「暮らすようにステイするならここ!」という言葉に導かれてやってきた。


こんな感じで完全に街に溶け込んでいるスタイル


入口に大きな看板もなく、入り方すらわからない。
ちょうど中から人が出てきたから間を潜って潜入成功。


とりあえず、ここに予約していたものですとだけ適当に伝えると、お姉さんがいろいろ案内してくれた。
英語が上手。
私は聞き取りはなんとなくできるけど、とにかく最近全然英語に触れていなかったから前より格段に言葉が出なくなっている。

ここにきてそれを実感し少しショックを受ける。


必死にお姉さんの説明を聞き、わかったふりをする。


そしてこのホテルにはもう一人特別なゲストがいると知らされる。

看板猫の「オパン」

一階はカフェになっている


中国語で「おデブちゃん」という意味らしい。

人懐っこくて、気に入ったゲストの部屋に入って過ごすんだとか。
特に私が泊まる部屋はオパンのお気に入りらしく、本当にずーっと一緒に過ごした。

帰ってくると一緒に階段を上がって部屋に入る。
夜も一緒に寝て、朝起きたらオパンはお気に入りの椅子でうたた寝。

ベッドでごろん


オパンの存在はガイドブックには載っていなかったので、私にとっては素敵すぎるサプライズ。


台湾で初めてできたお友達。

オパンのお陰で寂しくなかったのかも。


うたた寝オパン


KING OPAN という絵が飾られていた


そして、オパンの他にも私の好きポイントが凝縮されていた。

それはおしゃれな部屋でレコードを聴けること。


レトロで、暖かくて、おしゃれな部屋でレコードを流す。
なんて絵になるホテルなんだ。

大好きなビートルズやジャズ、そして初めて聞いたノラジョーンズが予想以上に素敵で、日本に帰ったらレコードを集めようと決意した。


色味も形も全てのセンスが最高
ビリーホリデー癒された


ソファで猫を撫でながらレコードを聴く。

ゴッドファーザーみたいだな。




海外で自分の好きなものに囲まれると、日本での生活を客観的に捉えて
もっと自分が幸せに、心地よく、気分良く過ごせるために必要なものが自然と見えてくるような気がするんだよね。


そんな時間が旅の醍醐味だなと感じた。



つづく

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