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ザ・2020ビジョンの月次報告~わたしの読み方・2024年3月運用分~

コモンズレター

コモンズ投信のザ・2020ビジョンのコモンズレターの3月運用分が公開されました。

ザ・2020ビジョン_コモンズレター

運用責任者メッセージ

当ファンドの組入銘柄の過半は3月に年初来高値を更新しています。
米国の景気の強さから、米国の利下げは年後半にずれ込む可能性もありますが、利下げ気運の高まりとともに小型成長株の本格的な回復が始まると思います。
しばらくはその準備期間、引き続き、丁寧な運用を続けて参ります。
当ファンドは成長投資枠で買える 国内株式アクティブファンドです。

コモンズレターより

コモンズ30ファンド同様に、組み入れ銘柄の年初来高値更新の話題が挙がっていますね。

会社の株価に関係なく、淡々と、コツコツと積み立てを行っていくことが大事だと思いますので、変わらずに続けていきます。

運用状況

当月、ポートフォリオ組入銘柄数に変化はなく59社となりました。株式組入比率は99.1%(前月末比 +0.5%)としています。

コモンズレターより

先月と変わらずの59社をポートフォリオに組み入れています。
また組み入れ比率も99.1%と高水準ですね。
組み入れたい会社が多いことは、変化に着目したザ・2020ビジョンのことですから、それだけ変化が起きていることと捉えました。
楽しみに見守りたいと思います。

未来予想図

今月は【物流の2024年問題」の現状と今後の見通し】がテーマです。

まずは簡単に、物流の2024年問題の概要だけおさらいしておきます。
2019年に施行された働き方改革関連法により、罰則付きの時間外労働時間の上限規制(一般企業においては年間720時間)が設けられましたが、その際に物流などの業界では法律の施行まで5年の猶予期間が設けられました。
その猶予期間が終了し、2024年4月1日以降は時間外労働時間の上限(物流の場合は年間960時間)が設定されることから、これまで人手不足を長時間労働でカバーしてきた業界において、労働時間の制約が適用されることで、労働力不足が顕在化し、物流で言えば「運べなくなる」ことが懸念されてきました。
では実際に2024年4月となり、何か劇的な変化が起こるか、荷物が運べないような事態が発生するかと言うと、結論として、しばらくは消費者の視点では大きな変化は感じないだろうと考えています。
その理由は大きく2つありまして、ひとつは先に述べた時間外同労時間の上限が、「年間」で規定されている、という点です。
従って、年度の前半についてはこれまでとあまり変わらないようなペースで時間外労働を行い、年度の後半になって年間の上限が意識されるようになってから労働時間を減らせばいい、という考える事業者もいるであろうことは想像に難くありません。
また、もうひとつの理由としては、物流事業者が月次で発表している荷物の取り扱い個数の推移を見ていても、足元では非常に需要が弱い(荷物の個数が少ない)という点が挙げられます。
コロナ禍で加速したEC(Eコマース)化の流れもあるし、株高もあって景気もそれほど悪いようには思えないし、ということで少し意外に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、原材料費の高騰や為替の円安などを理由とした値上げが相次いでいることを受けて、消費者の財布の紐が固くなっているという面が大きいようです。

コモンズレターより

3月までは話題になっていた労働時間の2024年問題ですが、気が付けば聞かなくなりました。
そうか、そういうことか。
腑に落ちる説明で、ありがたいですね。

コモンズPOINTからのお知らせ

【パラリンピック競技団体合同プロジェクト「P.UNITED」】について書かれています。

コモンズPOINTでは、一般社団法人日本障がい者乗馬協会を応援していますが、9団体が力を合わせたプロジェクト、「P.UNITED」。

今年はパラリンピック開催年です。
各種大会も予定されていて楽しみです。

動画での運用報告はこちらです。
どんなひとが運用をしているのか、知るチャンスです。

では。

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