3.5 セルフチェックの重要性が分かる補足
ソクラテス Σωκράτης は言っています。“汝自身を知れ” と。
自身を知らずに筋トレやストレッチをしても、効果は上がりません!
逆に、自分の身体の状態を把握してしまえば、ジムに通ったりパーソナルトレーナーに指導してもらったりする必要はないのです!なぜなら、あらゆる筋トレやストレッチは YouTube をはじめとする無料コンテンツで簡単に取得できますよね。例えば、“いつでも元気な健康優良児ちゃん” こと yuripeso 2020 チャンネル…
そう、重要なことは、どの筋トレやストレッチを選択するのかということ。逆に、自分の身体の状態を知らないと、健康になる努力をしても効果が出にくかったり、どんどん悪い方向へ行く可能性もあるのです。
3合目の記事では、姿勢を Mindy さんと Wendy さんの2タイプに分けました。この2つに分けるだけでも、自分がどのトレーニングをすればよいのか絞れていきます。
さらに、姿勢のメカニズムを知れば、自分で必要な情報を検索・取得することができます。「この姿勢を保つには、この筋肉が使われる」「この筋肉を鍛えるためには、このトレーニングをする」「この筋肉をストレッチするには、この動きをする」など。
そこで、この3.5合目の記事では、少し専門的に解剖学的用語を使って説明していきます。
骨盤の動きが及ぼす身体メカニズム
Mindy さんは、骨盤が後ろに傾くことで猫背になります。その結果、硬くなる筋肉(腹筋群、内側ハムストリングス、股関節外旋筋)と衰える筋肉(腸腰筋、大腿直筋、多裂筋、内側ハムストリングス)があります。
一方で、Wendy さんは、骨盤が前に傾くことで反り腰になります。その結果、硬くなる筋肉(多裂筋、腸腰筋、腰方形筋)と衰える筋肉(腹筋群、臀筋群、股関節内転筋群)があります。
肩甲骨の動きが及ぼす身体メカニズム
Mindy さんも Wendy さんも、共通して頭が前に出てしまいます。その結果、硬くなる筋肉(肩甲挙筋、上部僧帽筋、大胸筋、小胸筋)と衰える筋肉(前鋸筋、肩甲挙筋、大菱形筋、小菱形筋、上腕三頭筋)があります。
以上のような動きのメカニズムや筋肉を理解すると、身体リテラシーが上がり、自分に合った、よい姿勢を維持するためのトレーニングを選べられるようになっていきます。
少し難しい話もしましたが、いよいよ次回記事でタイプ別の姿勢改善アプローチをお伝えします。あとやるべきことは、適切に選んだ動きをするだけでよいのですから…
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