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中国語学習にうってつけのアプリ2選+α

結局この2つになった

私は中国語の独学を初めて2年半、中国語検定2級(最高級1級)、HSK6級(最高級6級)保持者です。

2018年から中国語学習を始めた私のやり方は、ほんの10年前の人たちとだいぶ変わっていると思います。インターネットはもちろん使い倒しましたし、スマホで時間や場所に縛られずに動画を見たり中国語ネイティブと会話ができる時代です。しかもほぼお金がかかりません。

関連しそうな過去記事を張り付けておきます。

今回はスマホのアプリを紹介します。有名なアプリはほぼ一度は使ってきました。使っては消して使っては消してを繰り返して、今残っているのは以下の2つだけです。

Pleco Chinese Dictionary

これは語学辞典なんですが、英中辞典です。ですので英語の知識がある程度必要です。英語圏の中国語学習者にとってはもう当たり前に一番有名な辞典でもあります。もしあなたが英語を既に学習されていて、そのうえで中国語を学びたいのならばこのアプリが最適でしょう。英語を忘れないように中国語の勉強もできる一石二鳥のアプリです。

特徴① 英中辞典である 
これはもう述べましたが英語と中国語の辞典です。中国語を学びながら英語の補強もできます。

特徴② ピンインで検索できる
ピンイン(拼音)で検索できます。ピンインとは中国語を読むときに助けとなるアルファベット表記の読み仮名のようなものです。例えば「pinyin」と打ち込むとそのピンインに対応する中国語の候補が出てきます。候補の中から選んでいくと、さらに詳しい意味や例文、その漢字を使った別の熟語などを見ることができます。

特徴③ 手書きで検索できる
ピンイン検索だけでなく手書き検索もできます。中国語は日本語と同じいわゆる「漢字」なんですが、日本語の中では見られない漢字もたくさんあります。しかも、普通は中国語にピンインが書いてありません。ということは読み方が分からないのでその漢字の意味や読み方を辞典で調べられないのです。Plecoではスマホの機能を生かして手書き検索ができます。これは実はとても便利なことなんです。

特徴④ 声調を色で識別できる
そして最後に大きな特徴は、声調が色で一見して識別できる仕様になっていることです。中国には四種類の声調(トーン)があり、中国語は別名「トーンの言語」と呼ばれます。声調は中国語学習で必ず立ちはだかる壁であり、衝突は避けられません。一つ一つの漢字には固有の声調がありますのでただ覚えるだけなんですが、Plecoでは四種類の声調によって色分けされていて視覚的に区別できるようになっています。この恩恵は最初の内は分かりにくいのですが、「声調を感覚的にを理解する」という意味ではとても素晴らしいアイデアです。例えば、「拼は第一声」と覚えるのではなくて「拼は赤色」と視覚情報で覚えるのです。流暢な中国語話者はいちいち声調を意識せずに話しているわけですから、感覚的に身に付けるアプローチは理にかなっていると言えます。

主な特徴は以上の4つですが、このアプリがなんと無料で提供されています。UIデザインも秀逸で使い易く、サクサク検索出来て、無料なのに広告もないというアプリです。中国語学習には必須と言えるでしょう。

HelloTalk (ハロー トーク)

外国語学習に関しての僕の意見は、「聞けるようになりたかったらたくさん聞く、読めるようになりたかったらたくさん読む、話せるようになりたかったらたくさん話す」ということです。英語に関して、日本人は義務教育と高等教育のおかげで読み書きの基礎が強い人が多い。そして話すのは苦手だとよく言われますが、それは話すトレーニングをしてないからです。

私にとって語学の楽しみは他言語の人とコミュケーションをとれるということなので、「ぜひ中国語もをしゃべれるようになりたい」と当初から思っていました。そのためには話す機会の確保だ、と。そこで中国語のオンライン教室にも通いましたし、この「HelloTalk (ハロー トーク)」というアプリを使い倒しました。

特徴① 無料で利用できる 
ちなみに有料版もあります。有料版は語学パートナー候補者に対する露出度合いが高まることで学習が効率的になるというものです。ただ、幸い日本語学習者と中国語学習者の利用者数は前者がかなり多いですので、中国語学習者の私たちは無料版でも十分に語学パートナーとマッチングすることができます。私はあまりにもこのアプリのお世話になっているので敢えて有料版を使っていますが、無料でもいいと思います。無料ということで語学を教え合うということが前提になるので、こちらとしては日本語を教えてあげるというwin-winになるような意識は最低限のマナーとなります。

特徴② 空き時間にとにかくしゃべる
15分や30分という時間を見つけて柔軟にパートナーを探して会話練習をすることができます。私は車通勤時間を利用してbluetoothを使って会話をします。とにかくしゃべることが大切です。お互い学習者ですから「言い間違いを恐れる」という気持ちがよくわかります。ですから、言い間違えがあったら積極的に訂正してあげましょう。果敢に言い間違えた数だけ、語学は向上していきます。とにかくしゃべる、とにかくしゃべる。この姿勢が大事です。

+α中国語コンテンツ

いまや語学にYouTubeを使わない手はありません。「聞く」練習になりますし、面白い中国語コンテンツが溢れているので苦になりません。以前におすすめユーチューバーの記事を書きました。

これらのユーチューバーは記事を書いた当時よりもさらに視聴者を獲得して人気を得る一方です。加えて、最近よく見ているYouTubeチャンネルを紹介します。

これらのチャンネルは中国語学習者の間で人気があるものばかりですが、中国国内のファンもとても多いのが特徴です。李子柒に関しては中国で社会現象にまでなっています。彼女は中国の農村の暮らしを動画にしているのですがあまりにも人気で、中国の大学試験の小論文のテーマにもなったほどです。(ちなみに彼女は農村に戻る前は四川省成都でDJをしていたんだとか。)

私は中国の国内向けニュースサイトにも目を通していますが、それで使っているアプリが头条です。

UIがとにかく使い易くて好んで使っています。皆さんご存じのようにメディアというのは偏りもあるし国家の意向に影響を受けるものですが、それを分かったうえで読み進めると中国という国の輪郭が少しづつ自分の頭で理解できるようになるかもしれません。ニュースを読むと中国という国の様子が分かるし、HelloTalkなどで会話をすると中国の一般人の様子が理解できるようになります。

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