「今日からどこにでも住んでいいよ」と言われたら、どうしますか?
「今日からどこにでも住んでいいよ」
そう言われたら、あなたは何を思い浮かべますか?
きっとその時に思いついたのが、あなたの「理想の暮らし」です。
その「理想の暮らし」と「現在の暮らし」にはどれくらい差があるでしょうか。もし、その差が大きいのなら、何かに縛られているのかもしれません。
こんにちは。
里山でログハウスに暮らすリモートワーカーのなかあづさです。
今日はまさに、私が今まで想像していた「理想の暮らし」のような一日でした。
明け方は雨が降っていたので、静かに読書をして過ごし、昼過ぎから晴れてきたので、夫と里山をじっくりと歩きました。そして、夕方には夫が淹れてくれたお手製チャイを飲みながらウッドデッキでおやつタイム。
絵に書いたような一日。こんなにも充実した一日を過ごすことができて、改めて振り返ると、なんだか夢の中にいるような気分に。
自慢のように聞こえてしまったらすみません。
ただ、この「理想の暮らし」を実現するためにはかなりの試行錯誤と紆余曲折があったことは忘れないでほしいのです。
「理想」どころか「現在」がうまく行かない日々
「理想の暮らし」と「現在の暮らし」に差がある場合、固定観念に縛られていることが多々あります。
「住むところは職場に近いところにすべき」
「転勤を言い渡されたら、必ず従うべきだ」
「田舎には仕事がないから住むのは無理だ」
私たち夫婦は、「いつか自然のそばで暮らそう」と、大好きなアウトドアがすぐに実現できる場所、家にいながら自然を感じられる場所に住みたいと付き合った当初から語り合ってきました。
結婚当初、夫は和歌山勤務、私は神戸勤務と職場が離れており、まずは二人が仕事に通える場所を探すだけで一苦労しました。さらに夫は関西内での転勤が2~3年おきに発生するため、「仕事に通える」というスタンダードな条件をクリアする場所を探すだけで、相当な労力がかかることは目に見えていました。
さらに、不妊治療を始めたことにより、通勤・通院のストレスが大きくなり、「仕事・治療・遊び」すべてを兼ね備えた場所を見つけなければならない宝探しのような状態。
どちらかを優先すれば、どちらかが疲弊する。一体どうすれば良いのか。
「理想の暮らし」どころか、毎日をストレスなく過ごすことすら、難しい状況でした。
「これこそが私達らしい家」ログハウスとの出会い
そんな時、ログハウスに出会いました。
私たちが建てたログハウスは「BESS」というハウスメーカー。
BESSの展示場を訪れた時、付き合った当初から語っていた「理想の暮らし」が一気に頭の中を駆け巡ったのです。
「自宅にいながら自然を感じることが出来る」
「まるで山小屋のようなワクワクするおうち」
「いつまでも完成しないことを楽しむおうち」
まるで生き方を象徴するようなログハウスは「これこそが私たちらしい家だ」と確信するほどでした。
ただ、ログハウスに似合う土地に出会うことが難しいだろうなと「理想」と「現実」の間で葛藤する気持ちになったことを今でも覚えています。
自分で勤務形態を決められる会社があるらしい
そして私のもう一つの転機は「サイボウズ」に出会ったことです。
サイボウズは「100人いれば100通りの働き方」というビジョンを持っており、勤務形態を自分で決められる制度があるそうです。
サイボウズのオウンドメディア・サイボウズ式を読むと、地方からリモートワークで働く方もいれば、週3勤務など、自分のライフスタイルに合わせた勤務形態を行っている方がいることを知りました。
「そうか、通勤が無くなる、または出社日が少なくなるのなら、もっと広い範囲で土地探しができるかもしれない」
様々なインプットが私の「会社に通わなければならない」という固定観念をぶち壊してくれた瞬間でした。
固定観念をぶち壊し、転職活動を始めてまもなく、運命的にリモートワークで働ける会社に出会いました。
現在は株式会社MOVEDにてフルリモートワークにて勤務しています。
夫は、仕事の成果を残しながら人事部・上司に現状を訴え続けた結果、現在は1時間程度で通える場所に異動できました。
(今後の転勤次第では問題が発生する可能性もありますが、そのときはまた考えようと思っています)
あなたはどんな固定概念に縛られていますか?
誰しもが、自分の中の固定観念に気が付かず、話をしていることがあります。
「育休と聞くと女性が取っているイメージで話してしまう」
「夫の仕事場を想像する時、男性ばかりの職場を思い浮かべてしまう」
「家に奥さんがいると専業主婦なのだと決めつけてしまう」
(ジェンダーの話が多くなってしまいましたが、他にも…)
その固定観念が実は自分を苦しめていることに気付いた時、世界がパッと拓けたような、そんな気分に私はなります。
いきなり変化させることは難しくても、まずは自分が固定観念に縛られていることに気付くことが、とても大切だと私は思っています。
あの時、自分の固定観念に気が付けなかったら、今どうなっていたのか…。
ふとした時に、結婚当初に住んでいたマンションにあの頃の私たちがいるような想像をするのです。
色々な葛藤がありながらも、それはそれで幸せだったのかもしれません。ただ、今の私が、あの頃の私に声をかけられるのなら、こう伝えたい。
「もっと自分勝手に、生きて良いんだよ」と。
Youtubeチャンネル「T&A OUTDOOR」にて里山でのログハウス生活や夫婦の趣味であるアウトドアを発信中です。
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