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名前があると愛着をもてる

先日、『やさしくなりたい』というnoteを書いた。
内容をまとめると、「昔から人のマイナスな感情が流れてくるのがしんどくて、情緒不安定になってる人は見ないようにしちゃうの。あ~~やさしくなりてぇ~~」って感じの文章。

読んでくれた友人から連絡が来たり、SNSなどで「わかるわかる」と意見をもらって驚いた。自分だけじゃなかったのか!

いただいた意見の中でも気になったのが、あいかもさんが記事にくれた「私も感受性がつよいHSP気質の人間です」というコメント。

「HSPってなに???」

気になったので調べると、「これ自己紹介かな…?」と思うくらい内容がしっくりきて、忘れたくないので備忘録としてまとめる。

生きづらさを感じている人には読んでもらいたいです。
(感想に関しては僕の超個人的な意見と見解ですが、なにとぞ)

HSP (= Highly Sensitive Person)とは、「とても繊細で、敏感すぎる人」という意味。

これはアメリカの心理学者である、エレイン・N・アーロン博士が
『The Highly Sensitive Person』 (邦題『ささいなことにもすぐに「動揺』してしまうあなたへ。』)という著書で提唱した。

HSPは病気や弱みでもなんでもなく、生まれ持った心の特徴(=気質とも呼ばれる)。

エレイン・N・アーロン博士は『ひといちばい敏感な子』の著書で、
HSPは「DOES」という、以下の4つの特徴に分けられていて、どれか一つでも当てはまるものがなければ、いくら繊細で感受性が鋭くてもHSPではないと述べている。

D 深く処理する
O 過剰に刺激を受けやすい
E 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
S ささいな刺激を察知する

D = 深く処理する
物事を深く考えて、思慮深さがある。
一日中考えていても決して飽きないくらい、想像力豊か。
場や人の空気を深く読み取る。
何かをはじめるときに必要以上にあれこれ考えて時間がかかる。
生き方や哲学に興味・関心がある。
相手の本質を見破ってしまう。

O = 過剰に刺激を受けやすい
人とずっと一緒にいると疲れてしまうため、一人の時間が必要。
監視されているような場所では、ミスを連発する。
例えば、パーティなど大人数が集まる場所では気の使いすぎで、その場では大丈夫であったとしても、帰宅後一気に疲れが出る。
大勢よりも少人数 or 一対一。
相手の反応に傷ついて、しばらく忘れることができない。
人混みが苦手。
短期間にたくさんのことしなければならない時、混乱する。
競争させられると、緊張する。

E = 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
他人の気分や感情、表情・態度に、とても影響を受けやすい。
何かうまくいかなかったときは一人で背負いこみやすく、そこから自己肯定感の低さにつながることが多い。
美術や映画、音楽など、芸術作品に深く感動する。
人が怒られていると自分のことのように感じる。
相手の心情に寄り添える。
ほんの些細なことで、大きく動揺する。
相手を否定したり責めたりするより、自分のことを否定したり責める。

S = ささいな刺激を察知する
五感が鋭く、感受性豊か。
空想に耽りやすい。
ひらめきが多い。
イメージで物事を捉えている。
直観力に優れている。
臭いに敏感で気分が悪くなる。
チクチクする素材が受け付けられない。
騒音が苦手。

調べながら過去を思い返すと、合点がいくことばかりだった。
子どもの頃は他の子が泣いてるとつられて泣いちゃうし、他の人が怒られているのを見るのも暴力的な描写を見るのも苦手だし、体力はあるのに人混みに行くと超疲れるし、誰かと長時間一緒に過ごした後は信じられないくらい寝たり、小さな音が気になって眠れなかったり。

まぁこういうのは占いと同じで、自分が少しでも当てはまると認識したら過去の事実をこじつけようとする部分も少なからずあるんだろうけど。

知ったからといって「HSPだからしょうがないだろ!」と開き直ったり、「そういう気質なんだから配慮して!優しくしてくれよ!」と他人に押し付ける気もない。

ただ、理由というか原因がわかって安心したし、諦めがついた。
「乗れるけどこの自転車運転しづらいな~」と思ってたら、サドルの位置が自分の身体に高さが合ってないのが分かった、みたいな感じ。
じゃあこのまま乗り続けるんじゃなくて、一回止めてサドルの調整すればいいのか!が出来ちゃう。何も知らなかったら無理矢理に我慢して走り続けるとこだった。危ない、途中で転んじゃうかもしれなかったよ。

「生きづらいなぁ」とは思ってたけど、生きられないわけじゃない。
でも自分がどうやったら生きやすくなるのかは、もっともっと勉強して考えれば改善できる余地がたくさんありそう。

あ~~知れてよかった~~!!!

HSPの存在を知れたのは、教えてもらえたから。
自分が考えたことや悩んでることを書いて公開する、それを読んでくれた人が情報を教えてくれる。とってもすごいことだよなと、あらためて実感した。

これからも書いていきたいし、自分もどこかで誰かの役に立ててたらいいなと思う。

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