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君の運命のヒトは僕じゃない

夏といえば恋の季節
みなさん、恋してますか?

僕は夏になると、プールのある会場でみんなが楽しそうに踊ってるのに不機嫌そうな顔でひとりバーカウンターで酒を飲んでいる美女に
「ふたりでパーティー抜け出さない?」って言ってみたくなります。

すみません。ここまでの部分は忘れてください。

最近、友人同士がお付き合いを始めた。とっても素敵なカップル。
お互いがお互いを「好き!」って感情が溢れ出ちゃってる。かわいい。

泥酔で偏差値の下がった31歳独身男性(僕)は尋ねてみた。
「相手の好きなとこベスト3をおしえて~~!ふっふ~~!!」

するとふたりは照れくさそうに、少し困りながら、はにかみながら、「努力をしてるとこ」「横顔がかわいいとこ」なんて答えてくれた。

この麦焼酎のノロケ割ずいぶんと濃いなぁなんて思いながら聞いていると、ふたりとも1位が「自分のことを好きでいてくれて、きちんと伝えてくれるとこ」だって。ふたりとも。ふたりともだよ?

衝撃的だった。今まで生きてきたなかで好きな人の好きなとこを考えた時、自分を好きでいてくれるからなんて思いつきもしなかった。

この感情ってみなさん知ってました…?

「付き合うってどういうことだろう」みたいなことをよく考える。
なんでも自分のなかで定義づけしたいし、アップデートもしたいから。

「近しい第三者に自分たちは恋人だと言えること」が僕の定義だ。

それは親に紹介できるとか大げさでも、インターネットやSNSでひけらかすなんてことではなくて。少数でいいから友人らに「自分たちはふたりで互いの人生をよくしていこうとしています」と誓うことができるという意味。

人生をよくするために楽しいことや嬉しいことを増やすし、悲しいことも嫌なこともあるし自分の醜い感情に気づいたりするけど、向き合って考えて話し合っていこうとしてます。っていうのを、ふたりだけの世界で完結しないで堂々と言えることが、付き合うってことなんじゃないかなと思ってた。

でも違うような気がする。そんな小難しいことじゃなく「私はあなたが好き!あなたも私を好き!だから一緒にいたい!ハッピー!」 くらいシンプルでいいんだろうな。

つらつらと書いてみたけど、きっと僕はシンプルにはなれそうにない。
定義とか、理屈とか、将来とか、大人だからとか、正しさとか、そういうの取っ払えないもん。

いたって純な心で 叶った恋を抱きしめて
「好きだ」とか無責任に言えたらいいな


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