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私の転職物語・前編
本日、明日は、タイトル通り、3年前の自分の転職の記憶を記録に残しておこうと思います。
記憶が色褪せちゃうともったいないですからね。ちょうど3年くらい経って、客観的に見ることもできるようになりましたので。
* * *
ちょうど3年程前、私は「転職しよう」と決意しました。
詳細な理由は控えますが、その時の環境での自分の成長イメージが描けず、「時が来た」と自然に思えたためです。
当時の私は、新卒1社目(大手メーカー)で約10年程勤めた状況。第2新卒というには程遠く、転職で業界を変えることも少々難しくなる時期、かつポテンシャル採用もしてもらえないだろうとの年齢でしょうか。
それまでの経歴をどうPRするか、自分の能力を根拠を持って示せるか、といった点が求められるだろうなぁ~、と分かってはいるものの、正直不安いっぱいでした。
やはり、一番最初の転職というのは、転職市場における自分の価値が全く分からないので、どう評価されていくのか、ステップアップできるのか、失敗しないのか、悶々としてしまいます。
特に、1社目の中で積み上げてきたスキルが他社でも通用するのか、また1から勉強しなくてはならないのではないか、考え始めると尽きないです。
ただ、その不安に負けてしまっては仕方ないので、ダメだったら学生時代みたいにファミレスでバイトでもして暮らそうと腹をくくって、「年内には今の会社を去る」と決意したのを憶えてます。
ここからは時系列で書きます。
職務経歴書を作る
定石ですが、転職エージェントに登録して、エージェントの方と面談しつつ、まずは職務経歴書を作りましょうとなりました。
この職務経歴書、苦労しました。
先ほど私が述べたように、「自分のPRポイントってなんだっけ?」という不安から、本当に他社に響く形で経歴を示せるのか、少し自信がありませんでした。
そもそも、この職務経歴書をまとめること自体が自分の文書作成能力を試されるよなぁ。。とも。
従って、少し時間をかけてまとめました。
私は、おおむね営業畑を歩きつつ、新規事業企画を2~3年かじったくらいというキャリア。
まず、営業時代の自分の業績を憶えてない。。異動もあったのでデータベースにもアクセスできず撃沈。過去の自分の業績、ちゃんと記録取っておけば良かったと痛感(自分の業績に無頓着なタイプ)。
調子のいい時も悪い時もありましたが、やはり数字で分からないとちょっと根拠性が減りますよね。
まぁ仕方ないので、記憶ベースで良かった時の実績(印象ベース)のみ、可能な限りで取りまとめました(悪い時のは書く必要はないので)。
根気よく思い出しながら書き下していくと、苦い経験だと思っていた自分の営業時代も色々とPRポイントがあるなと実感。
やってる時は大変だから、良い思い出ではないけれど、振り返ってみると当時の自分頑張ってたんだなぁと。
という事で、何とかそれなりの職務経歴書は完成しました。
応募を出す
続いては、どしどし応募を出さなくてはなりません。
さて、その時に「はて自分はどこに転職したいのか?」となりました。前の会社とは違った成長を出来る場所。。転職したいと思ったはずなのに具体的にはイメージがついてませんでした。。
まぁ、転職も時の運ですから、「特にこだわらずに興味があれば積極的に」とは思いつつも、「自分の年齢だと異業種チャレンジ組の採用ニーズは低いのでは」とも思い、応募比率は「メーカー系:異業種=7:3」としてみました。
ただ、自分の中では異業種に行きたいなという気持ちがありました。全く違う分野に行くことで、苦労はするけど成長も大きいだろうなと。
もちろん、メーカーで働くことは全然嫌ではなかったものの、業種変えるとしたら今しかないとの思いもありました。
書類審査は、悲喜こもごも。通るところもあれば、通らないところもあり。でも、あれだけ頑張って職務経歴書作ったわけですから、通らない場合は単にニーズとマッチしてないんだろうなと淡々と受け入れられました。
面接に臨む
書面審査が通ったら、いよいよ面接。あるあるですが、職務時間に外出するふりしてひっそりと受けに行ったりしてました。
新卒採用の時は、この面接とやらが大きな山場ですが、中途採用の場合はそんな感じではないなというのが実感です。
企業も中途採用に対しては、(新卒のように、面接で)ポテンシャルを見るよりは、過去の実績ベースでみるので、おおよそ職務経歴書の審査でで8割方は決まっている印象です。
正直、必要最低限の準備だけして、頂いた質問に淡々と答えていく感じでした。ビジネスマナーとかは、もはや普通の社会人としての節度さえ守っていればOKという感じ、バカ丁寧になる必要はなし。
恐らく、実際のパーソナリティと、受け応えの確かさで職務経歴書に嘘がないかを見ている感じがしました。
ただし、こちらも悲喜こもごも。手応えあったはずなのに落とされたり、全然ダメだと思ったら受かっていたり。。
色々な事情はあるわけですから、この辺もあまり喜びすぎない、落ち込みすぎないのが良いかもしれません。
結果は。。
結果として、日系のコンサルティングファームに内定をもらうことが出来ました。
自分の希望していた異業種かつ、記念受験と思っていたコンサル系に受かるとは。。望外の結果でした。
結構早く決まってしまい、他社も2~3社面接を受けていた程度でした。
中途採用の辛いところが、内定受諾までの期間も短いこと。1~2週間で回答しなくては流れてしまいます。もう少し転職活動を続けたいとの思いもあったものの、滅多にないチャンスなので、その会社に決めました。
ただし、100点の転職とは言えません。正直、異業種チャレンジ組ということで、年収は微々たるアップ。安く買いたたかれた感があります笑
でも、当時の自分にはお金より「成長」を求めていたので全く構いませんでした。
という形で、私の転職活動は、たった2ヶ月で終了してしまいました。
* * *
さて、若干の書き殴り感はありますが、以上です。
もし、このnoteの読み手の方に僭越ながらアドバイスが出来るとしたら、「職務経歴書に全力を注ぐべき」という事です。
既に述べた通り、私はとてつもない実績、資格があるわけでもなく、面接における一芸もありません。
ただ、職務経歴書だけは心を込めて書きました。
むしろ、もはや転職を考えていない方も、いざという時のために職務経歴書は作っておくのが良いと思います。さらに、定期的にアップデートしておくことで、振り返りにもなります。おススメです。
自分の積み上げですからね。note書くのと同じようなもんです。
少し長くなりました。
次回は、転職後について書こうと思います。
それでは!
カバー写真:上野公園、不忍池の蓮の花(東京)【2017年】
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 他のnoteも是非読んでいただければ嬉しいです。