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AirbnbがReact Nativeの採用をやめる話で思ったこと

昨日、AirbnbがReact Nativeをやめて、iOS/Androidのネイティブ開発にシフトするという情報が流れ話題になっていますね。

色々思うところがあったので、書き記しておきます。

やっぱりAirbnbはすごい

約2年前にReact Nativeを採用したこと、それをやめてプラットフォームに併せたネイティブ開発にシフトしていくこと。どちらもすごいと私は思っています。

「こうなるなら最初からネイティブ開発にしておけばよかったのでは?」

と思う方も少なからずいると思うんですが、私は上述の記事を読んでこのように感じました。

当時はReact Nativeが最良の選択肢だった。だがAirbnbの成長がReact Nativeの成長を上回ってしまった。

銀の弾丸はない

プログラマならご存知の方も多いと思いますが、「銀の弾などない」という論文があります。ざっくり言うとなんでも万能に利用できる完璧な技術は無いといった感じの意味です。

技術選定をしていく上で、チームのスキル、開発予算、スケジュールなどによって取るべき選択肢は千差万別です。全ての状況において最適な技術などありません。

だからこその過去にReact Nativeを選び、今回はネイティブ開発という道を選んだのだと思っています。

おわりに

Airbnbはこれからもより良いサービスを提供していく、その手段としてネイティブ開発にシフトする。その意思決定に対する葛藤と決意が感じられ、一介の技術責任者として非常に心が揺さぶられました。

これはあくまでも想像ですが、現場のエンジニアの反発も少なからずあるのではないかと思います。サンクコストに引っ張られず、ベストを求めて前に進み続ける姿。まさにレガシーな企業にはなかなか出来ない、スタートアップの勇姿です。

今後も私自身、技術選択で悩ましい場面は出てくると思います。そんな時は彼らの姿勢を見習い、ユーザーにとって良いサービスをお届けしたいと思います。

Everything's gonna be alright!