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RubyKaigi 2022で学んだこと

はいどうもー。株式会社iCAREでエンジニアリングマネージャーをやらせてもらっているクドウマサヤ(@masaya_dev)です。

iCAREはRubyKaigi 2022に、Rubyスポンサーとして協賛させていただき、私もスポンサーブースのスタッフとして参加させてもらいました。

かれこれWebエンジニア13年目となりますが、自分が所属している企業がスポンサードしているテックカンファレンスに参加というのは初めての経験。

初日の朝、これは昂ぶる

業務としてのテックカンファレンス参加は正直感覚的に慣れない部分もあったんですが、弊社は「楽しまなければプロじゃない」というCREDOもありまして、スポンサーブースでたくさんの方々と交流させていただいたり、セッションで様々な刺激をいただいたりと、3日間最大限に楽しませていただきました。

余韻が抜けきらないうちに、今回得た学び・気づきを自分なりに整理してみたいと思います。

プログラミングも、プログラマも面白い

まずはこの一言に尽きるでしょう。複雑な課題に嬉々として取り組んでいるギークなプログラマの方々のセッションを聞いて心から思いました。どんな分野でもそうですが、好きなものに一生懸命な人というのはとても魅力的に感じるものです。

プログラミングは本来楽しいものであり、楽しいからこそ能力が向上し、優れたプログラマになれるのだと私は思います。「仕事だから」とかいう理由を付けて、しかめ面でプログラミングをするのはやめましょう。また、楽しいプログラミングは人生をより実りあるものにしてくれるはずです。私はそう信じています。

プログラミングは人生だ――まつもとゆきひろ

TRICK(超絶技巧Ruby意味不明コンテスト in RubyKaigi)では、プログラミングの面白さとプログラマの変態さ(褒め言葉)の極地を感じました。いやー、痺れた。心が突き動かされるソースコード達。

そして感銘を受けると同時に悔しさも覚えるわけです。自分はまだまだその域に達せていないと。プログラミングの奥深さをより楽しめるよう、もっと精進したいと強く思いました。

Rubyコミュニティは本当に温かい

Rubyコミュニティには"MINASWAN"という標語があります。
"Matz is nice so we are nice"の略で、Ruby開発者のMatzさんがniceだから、我々もniceでいようと。この考えとても素敵で好きなんですよね。

実際にMatzさんが会場のあちこちでいろんな方と交流しているのをお見かけしました。フランクで飾らない感じが、本当に素敵だなと。

弊社のブースにも来ていただき、サインをいただいたり写真を撮っていただいたり。大感謝!

私自身はまだRuby歴約2年なのですが、iCAREに入社してからRuby関係のイベントに参加する機会が増え、弊社CTOのおぎじゅんさん(@ogijun)も色々な方を紹介してくださりコミュニケーションを取る中で、ベテランRubyist達の温かさを強く感じていました。それを今回のRubyKaigiでも如実に感じました。

実は自分はひとつのプログラミング言語やそのコミュニティに浸るという経験をして来ませんでした。なのでベテランRubyist達がわいわい楽しそうに交流しているのを眺めて、素敵な関係だし羨ましいなあと。

でも自分のプログラマ人生もまだまだこれからなので、RubyFriendsをたくさん増やしていきたいですね。そのためにもコミュニティに色々貢献していきたいです。やるぞ。

スポンサーの難しさ

冒頭でも述べましたが、自分が所属する企業がテックカンファレンスのスポンサーとなるというのは、一介のエンジニアにとって、とても嬉しいものです。

ただし、それで悦に浸っているだけではいけません。会社としては慈善活動ではなく、あくまでも事業活動の一環となります。スポンサー料を始め、交通費・宿泊費、準備にかける人件費など大きなコストをかけさせてもらっているわけで、しっかりと事業成長に繋げていくということは意識しておかねばなりません。

そういう面で、どのようにブースに足を運んでもらい、Carelyというプロダクトや開発組織に興味を持っていただくかというフローの設計に難しさを感じました。

もっと準備にリソースを割くべきだったかなと思う反面、プロダクトの開発スピードも重要なわけで、ここは意思決定が非常に難しいところですね。各社さんどうされているのか気になりました。同じような課題感持っている方いたら是非お話したいです。

おそらくこれからはオフラインイベントで宣伝させていただくケースも増えると思うので、このタイミングで経験を積んで様々な課題に気づけたのは良かったかも。

TechZineが好評だったので#2も作りたいですね

パーパスである「働くひとの健康を世界中に創る」ために、どんなエンジニアリング組織でありたいか。ここの解像度をもっと高め、もっと我々のプロダクトを知ってもらって、世界をより良くしていきたいですね。

ちょっと湿っぽい話になりましたがもちろん良かったことも沢山!
元々お付き合いある方々がご挨拶に来てくれたり、「Carely使ってます」って声や、「Dev Meetup参加したことあります」なんて声も聞けて励みになりました。今回のRubyKaigiのおかげで、今後に繋がりそうなたくさんのご縁が生まれたと思います。

iCAREブースにご来場くださった皆様本当にありがとうございました!

オフラインイベントの良さ

オフラインの大規模テックカンファレンス参加はおそらく4年ぶり?という感じでしたが、やはりめちゃくちゃ楽しいですね。

プログラマは世間一般的にはマイノリティな人種という気持ちが昔からあるので、1000人近くプログラマが集まってるってだけでもすごい感動してしま
うんですよね。

あと、普段自分らが使わせてもらっているソフトウェアの開発者の雰囲気や人となりを直で体感できるってのは、本当に良い。日々の開発がより楽しくなりそう。

スポンサーブースや街で食事をしている中でも偶発的な出会いが沢山あり、たまらんなあと。

なかなかオフラインで絡んだことのない社内メンバーもいたので、いろんな話をゆっくり出来たのもよかった。開発合宿したいけどなかなか難しいよねー的な話もずっとしていたので、プチ開発合宿感もあり。

津市に赴くのは初めてだったんですが、景色が綺麗で、何軒か行った飲食店のスタッフさんも温かい方が多く、素敵な街だなと思いました。いつかまたゆっくり観光したいな。

青空眺めながらのランチが日々の癒やしでした

次回に向けて

まずは今回現地参加できなかった弊社エンジニアも沢山いるので、得た刺激と知見をしっかりシェアしていきたいです。

そして次回は5月に松本ということで、既に参加する気満々です。RKDD(RubyKaigi Driven Development)という感じで、社もしくは個人でなんかネタ持っていけたらいいなというお気持ち。

最近ちょっと遊びでZig触っていた流れでWebAssemblyへの関心が強まっていて、今回のRubyKaigi通してWASMおもしれー!と完全に惚れてしまった感があるのでそっちの方面で何か考えようかな。

Matzさんのキーノートで、yで終わる単語は高い価値がある(Ruby,Money,Communityなど)というお話があったので、我々がRubyで創る「Carely」もそうなれるように、明日からもがんばるぞい。

謝辞

こんなに素敵なイベントを企画・運営してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました!自分も過去にイベント制作の仕事をしていたことがあり、少なからず苦労がわかる部分もあり。皆様普段のお仕事もある中でこういった活動に取り組まれているのは、ただただ頭が下がる思いです。運営スタッフとして参加していた弊社エンジニアの寺井くん(@krpk1900_dev)もGJ!

セッションも8つほどみさせてもらいましたが、登壇者の方々の技術力と熱量、本当にすごかった…本当は1セッションずつ感想をまとめたいところではあるんですが、それはまたの機会にやろうかなと。めちゃくちゃ刺激になりました、ありがとうございました。

また、ブースや食事の場でお話してくださった方々もありがとうございました!(名刺交換させていただいた方々、飲み大好きなので気軽にお誘いください🍻)

さらに

  • 諸々段取り整えて進行管理してくれた採用人事のらびーさん(@nex_l_ai)、たじーさん

  • 急なスケジュールにも関わらず展示物諸々のデザインを仕上げてくれた、たつみんさん

  • 多くのメンバーが不在な中でも、大きなトラブルなく保守・運用に励んでくれたDevチーム

には特に感謝!有休取って参加していた、弊社CS/PMMのまいさん(@kima0106)もリスペクト。

多くの仲間達とテックカンファレンスを楽しむという、小さい組織やフリーランスで働いているとなかなか味わえない体験が出来たので、心から嬉しいですねー。同行したメンバーも楽しい時間をありがとうございました!

iCAREではRubyistを積極採用中です!
実現したい世界に対してまじで!人手が!足りません!笑

切磋琢磨しつつも和気あいあいと日々Rubyを書いておりますので、少しでも興味を持っていただけたらご応募いただけると嬉しいです〜
まずは私とカジュアルにお話からでも!

Rubyistの皆様、これからもよろしくお願いします!ではでは!

Everything's gonna be alright!