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GO 三浦崇宏さんの「言語化力」を読んで、言葉に対する姿勢が変わった話

博報堂のクリエイティブディレクターを経て、The Breakthrough Company GO 代表の三浦さんの書籍「言語化力」を読んで感じたことなどをつらつらと書きました。


ずっと積読状態だったんだけど、ようやく読みました。

この本を買った時の理由は、僕が口下手で、うまく言葉にできない歯痒さから。シンプルですね。

僕は宇宙ビジネスのオンラインサロンABLabの代表をしていて、宇宙産業で世界をリードする日本を実現していくために、一人ひとりの行動を支援したいと思ってるんです。なぜなら、宇宙ベンチャーを立ち上げるのも、大企業を動かすのも、たった1人の熱意や行動から始まると思うから。そして、そういった夢を認めて、支える人が必要だから。そういう火を埋れて消えないように、集めて育てて大炎にしちゃうような場所を作りたいと思ってるんです。

そんな風に、信じているビジョンがあって、それを多くの人たちに伝えたいんだけど、100の想いも、実感としては10くらいしか伝えられてないなぁって凹んだりするじゃない?

実際、ニュースのインタビューを受けた時があったんですけど、ガチガチに緊張して、心に響くような言葉が全然言えなくて。まぁ、そんな失敗から、本書を手に取ったわけです。

そして、半年間ほど、積読してました。

いろいろ忙しかったので。

人って、そんなもんです。たぶん。


さて、本題に入ります。

本書には、三浦さんが考える、言葉の持つポテンシャルの大きさや、扱い方、言語化の手法、ノウハウも少し、まとめられていたりするのですが、僕が一番心に響いたのは、三浦さんの「言葉に対する姿勢」です。

僕らはずいぶん、言葉を軽く扱ってしまっているかもしれない。そう感じました。

言葉が、どれほど、強い力を持っているのか、ちゃんとわかっていないのかもしれない。


言葉が、どれほど、人を動かすのか。

どれほど、人を傷つけるのか。

どれほど、自分を変えることができるのか。

そしてそれは世界をも変えることへと繋がっている。


話はズレますが、Twitterとかでナイフのような言葉を匿名で投げまくってる文化はなんとかしたいですよね。あの人たちは、投げたナイフの先に1人の人間がいるということをわかってるんだろうか。


さて、この本を読んだからといって、言語化力がめちゃくちゃ上がったという訳ではないですが、僕も「言葉」の力をもっと強く信じるようになった気がします。

今、世界はコロナ禍で大きな変化に見舞われ、人によっては危機的な状況に追い込まれているかもしれません。

この本に書いてあったことを一つ引用させていただきます。ハンバーガーへの異物混入事件で危機に陥ったマクドナルドへの提案時のエピソードからの抜粋です。

ホワイトボードに大きく「危機」と書き、そこに「デンジャー&オポチュニティー」と書き加えた。

言葉とは不思議なもので、「オポチュニティー」という言葉の持つ印象が、思考を変え、行動を変えたりする。そしてそれはそのまま状況の変化に繋がっていくわけですよね。

「危機」って思うとなんだか縮こまっちゃうけど、「デンジャー&オポチュニティー」って字を見ると、なんかアドベンチャーみたいで楽しそうな印象すら感じてくる。


良い言葉で、僕の人生も、僕の周りの人たちの人生も、素敵な方向へと導いていけたら良いなと思ったのでした。

引き続き、めげずに言葉とにらめっこしていこうと思います。

おわり


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