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もしも職場の上司や同僚に恵まれなかったら

こんにちわ。
今回は、医療ソーシャルワーカーとして入職したけれど、
上司や同僚に恵まれなかったら。。。と仮定して、
できること、やってみると良さそうなことをお伝えします。


MSWは多職種連携の仕事

上司や同僚に恵まれなかった時
彼ら以外に頼れる存在は誰か。

看護師や、リハビリスタッフ、そして時折ドクターだと感じています。
MSWは、MSW同士で仕事をすることが少ない、
そして多職種連携が主であることから、
看護師やリハスタッフとうまく連携が取れていれば、
仕事のやりがいは感じられると思います。

実際私も、感覚の合う職場の同僚は看護師が多いです。
MSW同士も仲は良いですが、
実際の自分の患者支援状況を知っているのは、ドクターや看護師ですし、
課題のあるケースを対応している頑張りを知っているのも
ドクター、看護師などの他職種です。

だから、「うちのMSWたちは!!」とならず、
自分の担当している診療科や病棟で、気の合う仲間を見つけましょう!

都道府県単位のMSW協会の研修会や、気になる学会などへ参加しよう

院外にいるMSWと、つながるのも大切なことだと思います。
MSWになった大学の同期も頼りになる存在ですよね。

同じ時期に入職した仲間ができれば、
悩みを共有でき、何か困ったときに相談に乗ってもらうことも可能です!
都道府県協会の研修などでは、
スーパーバイザー的なMSWと出会える可能性も高くなります!

実際に私は、入職時は先輩と私の2名しかMSWがおらず、
入職して2週間ほどで独り立ちでした。
ヘトヘトになりながら紙カルテを書いていたと思います。
先輩は悪い人ではありませんでしたが、実務に追われ、
教えてもらう暇はありませんでした。

そんな時、都道府県協会の研修会で同年代のMSWと出会い、
今も、愚痴や励まし合う会を開いています。
また、尊敬する先輩MSWとも出会えました。

もし、一人で孤独を感じている方がいれば、
ぜひ、研修会に参加しましょう!

少人数職場で、なかなか教えてもらえない!!

私は、失敗して転んで傷ついて育ってきました。
できたら、これを読んでいるあなたには、そんな思いをしてほしくありません。
教えてもらえる人がいない場合には、
自身のソーシャルワークを振り返る習慣をつけましょう。

当院の実習プログラムや、新人教育プログラムでも、
「振り返り=リフレクション」を重要な学習法と位置付けています。
自身のソーシャルワークがどうだったか。
これでよかったのか、他にできることはなかったか、
前回学んだことが活かせたかどうかなどを振り返ります。
その時は、必ず書きましょう。
次回同じようなケースが起きた時にどう実践すれば良いかを
考え、言語化する習慣をつけましょう。
実践した症例がレポートとして溜まっていくと、
立派な「ポートフォリオ」となります。
初めは、どうやって振り返ればいいのかわからないかもしれません。
こちらのAARサイクルを知ってから実践することが
わかりやすいかと思うので、ぜひ一読してみてください!

「 まず挑戦 すぐに修正・改善 AARサイクル 」 見通し・行動・振り返りのサイクルで、学びの自己調整力を高める


キャリアラダーにあった研修を受けよう

北海道医療ソーシャルワーカー協会が策定した、キャリアラダーモデルを知っていますか?周りに恵まれず、今後自分がどうしていけば良いか悩んだ時は、
このキャリアラダーモデルを活用してみましょう。
自分の立ち位置がわかると、どう言った研修を受けると良いのか、
自分が次に何をする必要があるのかが、わかってくると思います。

心配な時には、周りに相談しましょう。
もしまわりに人がいなければ、外部のスーパービジョンを受けるのもひとつ。

外部のスーパービジョンを活用しよう

きちんとした機関へ依頼するもよし
こういったオープンスペースで相談するもよし
他院の先輩MSWに相談するもよし
認定社会福祉士制度管理システムを利用してもよし
在籍していた大学の先生に相談するもよし

一人で抱え込まず、相談してみましょう!

働く場所(医療機関)を変えるのも選択肢の一つ

周りの人間関係で、働くのことが辛い場合には、
退職・転職も考えましょう。
あなたの心が壊れてしまっては、元も子もありません。

もし、MSWとしてはまだまだ働きたいと思う気持ちがあるなら、
思い切って転職するのも一つの選択肢です。
次の候補となる職場の事前見学や、
教育プログラムや体制がどうかということも聞いておきましょう。

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。


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