エリック・クー監督「12階」のロケ地を訪ねて(シンガポールの街を知る:クイーンズタウン)
シンガポールを代表する映画監督の1人であるエリック・クー(Erik Khoo)の作品、「ミーポック・マン」(Mee Pok Man、1995年)。その後に制作された「12階」(12 Storeys、1997年)は、同年カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で上映され、海外にシンガポールの存在感を示した。同じHDB住宅に住む3人(同じ空間にいることはあっても、交流はない)の暮らしが、飛び降り自殺をしたある男性の魂と共に描写されるという、少しシュールな演出がなされているが、経済成長