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トレーナーとビジネス

今回はトレーナーとビジネスということで書いていきたいと思います。

少し前の私は、
トレーナーがビジネスなんて!!
技術があってなんぼのもんじゃい!!
技術があれば結果はついてくるぜー!!
経験が命!!

って感じでした...
ただ最近ではそれってだめじゃね?と感じようになりました。

少し前であれば、
SNSなどもそこまで発達しておらず、
技術があればその評判のみで広がっていったと思いますが、今は違います。
スマホひとつで誰でも何でも知ることができます。
それこそプロ選手のトレーニングであったり、治療だったりと
誰でも見ることができるわけです。
便利になりましたね笑
そして、そのSNSこそすごく重要なツールのひとつでもあります。

では、いきなり質問です。

1.
最高の技術を持ったトレーナーを下手くそな動画編集者が紹介したものと
普通の技術を持ったトレーナーを最高の動画編集者が紹介したものでは
どちらが世の中に認知されやすいでしょうか?

2.
よくわからない変なインフルエンサーが紹介した最高の治療家と
認知度抜群のインフルエンサーが紹介した普通の治療家
どちらに人は治療を求めるでしょうか?

答えはおそらく両方とも後者だと思います。
(もちろん最高のトレーナーを最高のインフルエンサーが紹介して、最高の動画編集者が作るのが理想だと思いますが。)

つまりは、
その人の技術で価値が変わるのではなく、
受け手がどのように感じるかでその人の価値が変わってくると思います。
そして、ある一定の水準を満たせば、
専門家でない人からすれば、ほとんど一緒なのだと思います。
あとはどのように見せるかが重要になってくるだけです。

それはトレーナー界だけでなく、
産業全体にも言えることだと思います。
ひと昔前は
日本の技術は世界に誇れるものが多くあり、
車にしろ、家電にしろ、その他の製品にしろ、
性能が高ければ高いほど世界中の人々は欲しがっていたと思います。

さすがJapanese quality!! 最高だぜー!!的な感じ?

しかし、
今の時代、ほとんどのものが一定の水準以上の性能があり、
性能の高さはさほど重要ではなく、
低価格、利便性、認知度がより重要になってきました。

実際僕もアメリカにいるときには、
最初はやっぱり日本のお米さいこーって思っていましたが、
途中からはそこまで変わらないから、
アメリカ米でもいいやーって感じになってました笑

もちろん技術や性能も大切ですが、
人の需要に応じて、誰かに必要とされるようにしていくこと、
"マーケティング"を重要視していかなければならないと思うようになってきました。

結局どれだけ良いビジネスモデルや技術があっても、
それを周囲に認知、そして動機や行動力を与える決定的なものがなければ意味をなさないと思うのです。

SNSについて

さて、
ここで大切になってくると思うのが、SNSをどのように使っていくかです。
(現代人のほとんどがスマホを持ち、
人と話す時間より、スマホを眺めている時間の方が長いですからね。)

僕自身はSNSは全く使いこなせていないのですが、
結局は誰に向けて発信しているのか?ということだと思います。

集客や認知を目的にしているのであれば、
間違いなくターゲットにするべきは一般の方ですよね。
単純に母数が多いですから。
それに、変な色眼鏡なく、
そして良くも悪くもリテラシーがそこまで高くないので、
簡単な内容ほど興味を持ってくれやすいですからね。

スクリーンショット 2022-03-09 17.22.17

そして、
どれだけ一般の方が理解できるかを考えて構築していくかも大切ですね。
専門的すぎる内容だと、そもそも見向きもされないですし、
理解に時間がかかるものは人はなかなか見ないですからね。

では、また質問です。

1. あなたは一般人です。
どちらのツイッターをフォローしますか?

1. 正しいスクワットのやり方教えます!!
2. スクワットのバイオメカニクスについて説明します!!

2. あなたは医療関係者またはトレーナー関係者です。
どちらのツイッターをフォローしますか?
1. 正しいスクワットのやり方教えます!!
2. スクワットのバイオメカニクスについて説明します!!

おそらく1.2で答えは変わってくると思います。

そして、もう1問
100人のアカウントがあり、
80人は一般、15人は興味がある、4人は関係者、1人は専門家であるとするならばあなたはどちらのツイートをしますか?

1. 正しいスクワットのやり方教えてあげます!!
2. スクワットのバイオメカニクスについて説明します!!

答えはおそらく1だと思います。

結局認知度を上げないと、たくさんの人には貢献できないと思うのです。
そして、内容が専門的になればなるほど多くの一般の方は興味を示さなくなってします。
どれだけ知識があったり、技術があっても宝の持ち腐れになってしまいます。

フォローワーの数=信頼度

一概には言えないと思いますが、
フォローワーの数は信頼度だと思います。
フォローワーが多い=その人を認知している人が多い
         =その人に興味がある人が多い
ということだと思います。
フォローワーが多いと
もし、何か集客をしようとしたり、
誰かと何かしたい時に繋がりやすくなってくると思います。
そのため、フォローワーの数はその人の信頼度を判断する良い材料になると思います。
しかし、それと同時にアンチの数も多くなってくると思いますが...
それもある意味その人もフォロー(追っかけ)しているということですからね。

特にトレーナーなどの職業は知名度がかなり大切になってくると思います。
セッションをするにしても、人が来なければどうしようもありませんし、
何かしたくても、繋がりがなければ何もできません。

文字VS動画

僕は基本的には動画より文字の方が好きなのですが、
需要があるのは、圧倒的に動画ですよね。
何かしながらでも視れる、自動で流れてくれる、わかりやすい、
そして、圧倒的に"楽"です。
文字だと、Activeに文字を読むという作業とそれを理解するという作業の2つがあります。
しかし、動画であれば、眺めているだけいいので作業としての行程が減ります。
何より、スマホを持っているだけで良いですからね。

そのため、トレーニングしている動画などの方が圧倒的に需要が高いと思います。
なので、SNSなどで集客や認知度を上げるためには、
かっこいいトレーニングの動画やインフルエンサーに紹介してもらうのも納得ですね。

では、私はどうすれば良いのでしょう?

最近僕は自分で調べた内容や考えたことを自分のブログにアップしたり、
noteに掲載するなど、アウトプットを始めました。
しかし、当然僕自身が書いている内容は自己満足の一端であり、世の中の需要にあったものではないので、閲覧数・いいね・スキなどの評価は少ないです笑
(内容もそこまで良いとは思いませんが...笑)
もちろん僕自身の知名度や認知度が低いこともあるとは思います。
そして、僕が書いている内容も一般の方向けではありません。

しかし、私も一応生物学的にはヒトですので、承認欲求というものがあります。
表面上はこれでいいと思いつつも、やっぱり自分が調べた内容や時間をかけて書いた内容には誰かから評価されたいと思ってしまうのです。
では、

私はどうすれば良いのでしょうか?

基本的には私は勉強が好きですので、
自分の臨床での経験や勉強して得た知識をできるだけわかりやすくし、
多くの人に知ってもらえるような形のものを作っていければいいなと思っています。

急に自分のアウトプットしているものが評価されなくても、
自分の成長とともに内容が洗練され、少しずつ評価されていけば良いのかな?っと思っています。
そして、自分のことを見てくれている人から頼られる人になれれば一番良いのかな?って思います。
フォローワー=信頼度だとは思いますが、
フォローワー=その人の価値数・期待値ではないと思っています。

と知った感じに書いていますが、
僕のSNSはフォローワーの数とか...恥ずかしい...
とりあえず、色々頑張ろうと思います。

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