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小麦粉による三大疾患

◯小麦粉に含まれるグルテンによって起こるアレルギー反応
小麦粉の三大疾患と言われるものにはセリアック病、クローン病、リーキーガットがあります。
この中でも一番多いと言われるのは、セリアック病です。

◯三大疾患
・セリアック病
自己免疫疾患で、アレルギーに過剰に反応してしまいます。
自らの細胞を自分で攻撃してしまい、良質なものであってもこれは良くないものではないかと反応し過剰にアレルギー反応を起こします。
症状として痒み、消化不良、下痢、下腹部の膨張感、栄養吸収障害による体重減少、貧血などが見られます。

・クローン病
小腸の炎症によって起こる炎症反応がずっと続き慢性痛や慢性炎症につながります。
初期症状としては、下痢と腹痛がみられます。
また、血便、体重減少、発熱、肛門の痛みや腫れも見られます。

・リーキーガット症候群
小腸には絨毛というものが生えています。
表面積を広げる事で、多くの栄養素を余す事なく吸収できるように絨毛は生えています。
さらに細かく微絨毛というものがもっと生えています。
小麦にはグルテニンとグリアジンが水と共に混ざったグルテンは、粘性があり伸張性がある物質なので、それが小腸に入ってくると絨毛、微絨毛の上に被ってしまうので絨毛、微絨毛が高機能で働かなくなってしまいます。
その結果、小腸はペプチドタンパク(グルテンが小腸に分解されてきた状態)に対してゾロリンというタンパク質を放出する事で状況を打開していきます。ゾロリンが放出したことをきっかけにタイトジャンクションと言って、小腸の細胞が密接にくっついている網目状のものを、どんどん引き剥がされてしまう事で網目が荒くなってしまいます。これにより、分子を細かくしてからゆっくり吸収されていたから出なかったアレルギー反応が高分子のまま身体に入ってくるので、体が反応して過剰に腸が炎症反応を起こしてしまいます。
統合失調症の人や鬱の人はリーキーガットになっていることが多いと言われています。
本来なら、アミノ酸まで分解されるはずのタンパク質がペプチドという状態で出てきてしまいます。
高分子で吸収されてしまうので身体はアレルギー反応を起こしてしまうので、小腸で細かく分解され吸収されることが必要です。

小麦粉の摂取によるアレルギーに悩む方は多くいます。蓄積型かつ遅発性のアレルギーなので今は何も症状がなく大丈夫でも、自分の中にある基準値を越えたタイミングでアレルギーを発症することは十分考えられるので摂取は控えたほうが良いと思われます。
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#トレーナー #栄養学#小麦粉#グルテン#アレルギー#セリアック病#クローン病#リーキーガット症候群

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