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人工甘味料の真実とは

カロリーゼロの人工甘味料が使われたお菓子や飲み物がたくさんあり、健康・ダイエットにおいて実際どうなんだろうか。
①アスパルテーム
②アセスルファムK
③スクラロース
この3つの有名な人工甘味料について健康性の観点から解説していきます。

①アスパルテーム
ダイエット食品やゼロカロリー系の製品の成分表を見ると、アスパルテームが入っていることが多いです。
様々な研究をもとに、脳の視床下部に存在し摂食行動をコントロールしていると言われて弓状核に影響すると言われています。
摂食行動をコントロールするというのはレプチンやグレリンの関係性というのは、太っていて肥満の方や運動不足の方や筋量が少ない方は様々な要因によって、満腹中枢のもういらないと脳に指令を送るのが、胃の中の内容物の量や血中の糖の濃度や肝グリコーゲンの量など様々な要因によって、もっと食べてとかもう食べないでという指令が脳の中にフィードバック機能としてあるような仕組みになっています。しかし、アスパルテームは脳が感じる満腹中枢を刺激してくれるレプチンの働きを一時的に阻害すると言われています。
肥満の方はレプチンの働きが悪くなり、グレリンが出やすくて食欲が増してしまうということがあるが、イメージ的には何か食事をする際に一緒に飲むドリンクが人工甘味料が入ったゼロカロリーのコーラとかであると、その食欲が増してしまう可能性があると懸念されています。実際にアスパルテームに関しては、ラットにおける実験に関してはアスパルテームなどの人工甘味料の餌を食べた群では、より多くのカロリーを摂取し結果的に体重が増加したという報告があります。
人工甘味料入りのものにおいて一つ懸念されるものとしては、より食欲が増してしまい結果的に体重が増加すると言われています。
人工甘味料そのものによって体重が増えるということは指摘されないが、それによって食欲が増したり、他のものをたくさん食べてしまった事によるカロリー増加が原因で太ってしまうことが指摘されています。

・なぜ、そのようなことが起こるのか
これは、腸内細菌叢に影響してくるのではないかと言われていて、腸内細菌は指紋と同じように一人ひとり食べているものや生活環境、ストレスに応じて腸内環境のことをいうわけだが、腸内環境にいる細菌たちは微妙に全員違うと言われています。この善玉菌・悪玉菌・日和見菌などの様々な菌が存在する腸内環境における腸内細菌叢に悪影響を与えると懸念されています。その結果として、インシュリンに抵抗してしまいインシュリンが効きづらくなったということです。
上がった血糖値を下げるために膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から出るわけだが、このインシュリンの働きに抵抗してしまうのです。
これは、人によっても同じような研究があります。
ゼロカロリーのコーラやスプライトを飲んでいるグループの方が長期研究においては、食べる量が増加して結果的に体重が増加してしまったというような研究結果があります。こういった結果からも、アスパルテームそのものの原因というよりは、太るきっかけを作り結果として太るということが言えますね。
また、リンパ腫や白血病との関連が懸念されているものがあるので、このような疾患を持っている。もしくは両親などでこのような疾患がある場合は摂取はやめた方が良いです。

②アセスルファムK
ラット実験においては、インシュリンレベルを上昇させたということが言われています。インシュリンレベルが上昇するということは、血糖値を過剰に上昇させた後にインシュリンが過剰分泌されるということは低血糖症になってしまったり、低血糖になった反動で高血糖になってしまったりとインシュリンによる血糖値の乱高下がうまく働かなくなってきます。この上昇・下降が激しくなってしまうことによって、血糖値の問題というのは摂食障害の方もそうだが情緒との関連性があり、すごく落ち込んだ時は甘いものが食べたくなるという反応が起こります。
これは、甘いものを食べて血糖値を高めることによってセロトニンの分泌を高めて幸福感を感じるように無意識的に脳が求めている状態が極端に繰り返されることが摂食障害です。
自分の中の感情と食欲はリンクしていると言えるので、こういったアセスルファムKのようにインシュリンレベルを上昇させるものを摂っていくと血糖値の調整・安定性が乱されてしまう可能性があるので注意しましょう。
犬の実験では餌にアセスルファムKを使い0.3%の容量でリンパ球が減少したと言われています。つまり、免疫システムが低下したということです。また3%の容量で血清ALTが増加したとも言われています。
血清ALTとは肝機能障害を表してくる1つの指標になる数値のことを指します。
また、妊娠中のラットにおいては胎児への移行が認めれれていて、6300mg/kgの体重あたりの量を14日間で摂取した時。つまり、かなりの量を短期間で経口摂取した場合、お腹の中の赤ちゃんが死んでしまったという研究結果が報告もあります。これは、口から摂取してい例だが、お腹に直接入れていくような研究においては、約1/3の量で死亡例が確認されています。これほどの量を現実的に我々が食事から摂取していったり、これを14日間で摂取するというのはなかなかないが、そういうことをしていくと胎児に影響が出るという事実は存在していることを覚えておく必要がありますね。

③スクラロース
人の研究でも同じようにインシュリンを上昇させたというものがあり、こういったものを大量に摂取することによって、血球腫瘍の増加や活性酸素の発生や精子量の減少など様々な問題が指摘されています。こういった人工甘味料や遺伝子組み換え食品や農薬もそうだが、こういったマイナス面を懸念材料としてラットの研究結果をあげる人は数多くいます。しかし、これがなぜより明確化されて、人工甘味料の使用制限に繋がらないのかというと、人工甘味料だけをラットの実験のように大量に人間に食べさせるのは倫理的に不可能だからです。
体に対して悪影響があるかもしれないと懸念材料があるにもかかわらず、人工甘味料だけ、あるいは大量に含まれたものだけを半年、1年食べてみてくださいというのを病気になるか試しましょう。というのを実験するのは倫理的にできません。 なので、人間においては3ヶ月間などの短期的な量の少ない状態で健康被害が出なかったから安全であると解釈をされがちだが、その量が結果的に量が増えれば問題点が起こるのは明らかです。                        

人工甘味料や遺伝子組み換え食品・農薬などこれらを含めて、こういった化学レベル含めてエビデンスで危険であると断言されていなくても、多くの研究において体に害があるというのが人間おいてもラットにおいても様々な分野で指摘されているので、無難なのは食べないことだと思います。
体において有害であると指摘されている以上、量によって制限されていて何も健康被害が出ないであろうというものであって実際は健康被害出るものであることは、ほぼ間違い無いのではないかと思われます。
1日や2日飲んだだけでは特に健康被害はないかもしれないが、毎日飲むことによって蓄積されていったらどこかのタイミングでそういった症状が出るのではないかということを考えていかなくてはいけません。人工甘味料の摂取については子供や妊娠中の方、アスリートの方など日々の生活の中で健康的な口から摂取したものが、パフォーマンスにつながってくる方は特に辞めた方がいいのではないかと考えられます。


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