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周波数とエネルギー

数十万年間、五感を感覚センサーとして生きてきました。それは何を捉えるためのセンサーなのでしょう? あるエネルギーを知覚するためのセンサーです。

そのエネルギー体は常に振動しています。あるときはゆっくりと、あるときは細かく素早く。

その振動の大きさ(周波数)によってそのエネルギー体は音と呼ばれたり、熱になったり、光となって色で現れます。

このような基礎的なことを小学校の理科の時間から習得できるとよいのですが、現在は最高学府の物理学教室での21世紀の常識となっています。

一番ゆっくりとした振動の「音」と呼ばれる領域は長波、中波、短波(この辺りまで来るとラジオの周波数帯域と一致してきますね)、超短波と名前を変え、超短波がさらに細かく震えると遠赤外線と名前を変え、知覚する担当センサーも聴覚から触覚に変わってきます。

その名前の通り赤外線はスペクトルの赤の外側にあるので赤外線。そしてエネルギー体はいよいよ視覚の領域に達し、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、と進み、目に見えない紫外線になります。

もっと微細に振動すると、ヒトの皮膚も通り抜ける紫外線、レントゲンのエックス線、地球をもすり抜けそうな宇宙線になります。

全ての元とみなされている音が宇宙を創ったとも考えられています。ビッグバンも「初めに言葉ありき」も音こそ、物事の始まりと捉えられています。

ヒトという生物として生きてきて数十万年、ヒトは自然に広がる指向性の少ない音だけに包まれて生きてきましたが、その最後の瞬間にスピーカーが出来上がりました。
今から140年前です。指向性の強い、人工的な、直接音が人体に生まれたのです。

その音が人体に与える影響は計り知れません。

ヒトの進化を前に進むだけと捉えず、「気付き」と考えれば、私たちは今こそ自然に回帰し、自然な音に包まれて暮らすべきだと思います。

優しく空間に満ち渡る波動スピーカーの音に包まれて寛ぐとき、私たち自身が「自然の生き物」であることに気付き、自然の恵みに感謝して生きていくことに目覚めるのだと思います。

自然な音に包まれて、ありのままの自分に戻れるスピーカー。

人工物に囲まれデジタルに拠り過ぎた現代において、より多くの自然を取り入れてバランスの取れた生活を、空間を手に入れたいと考えているすべての人にご体感頂きたいスピーカー。

たとえて言えば、音や音楽を再生するためのスピーカーというよりも、私たちの生活空間をより居心地よい環境に整える音のエア・コンディショナーと呼べるかもしれません。

この波動スピーカーが紡ぎ出す音の力で人々が自分の中に眠る自然を取り戻し、喜びにあふれる人生を生きてもらいたい、という願いを実現して行こうと思います。

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