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ある日突然、後輩がアイドルになっていた話

私は大学で演劇を学んでいました。
ですので、かわいい後輩(ビジュアル的な意味で)も沢山います。
その中でも、一際かわいい女の子がいました。
 
目鼻立ちがはっきりしていて、キレイとかわいいが同居した顔。小柄で細い、華奢な身体。
そして、人懐っこい性格。演技もうまい。
こんなクソ田舎の大学にいるのはもったいない逸材でした。
 
彼女は在学中も演劇だけでなく、映画に出たり、ラジオに出たりと、積極的に活動していました。
 
私が卒業した後、不毛な飛び込み営業でイライラしているときに、ラジオから彼女の声が流れると、ものすごく癒やされました。
 
そんな1つ年下の彼女は、大学を卒業した直後、アイドルになっていました。
 
しかも隣県(田舎)のローカルアイドル。
なぜ大卒でアイドルをやることになったのか、めちゃくちゃ興味深い。聞けないけど。
 
役者のオーディションはたくさん受けていたはず…。
もしかしたら、表に出るための活動の1つとして、藁にもすがる思いで掴みとった仕事だったのかもしれません。
 
かわいい衣装を着て歌って踊る彼女をYouTubeで観ました。
 
めちゃくちゃかわいかったです。
文句なしのビジュアルです。
 
卒業したメンバーの代わりに加入したようですが、元からいたメンバーよりもかわいかった。
贔屓目かもしれませんが、1番輝いていました。
 
それからしばらくして、そのグループは解散。彼女は現在SNSを更新しておらず、連絡も取っていないので、どこで何をしているかわからない状態です。
 
全国的に知られたら人気者になるであろう原石は、自ら磨き上げたのにもかかわらず、石座に嵌められることもなく放って置かれている状態。
 
このようなもったいない人をたくさん知っています。演劇人とはそういうモンです。
どれだけ力を持っていても、成功できるのはほんの一握り。
 
でも…もし私がプロデューサーだったら、日本一のアイドルにするのにな。
素人の戯言ですが(笑)。

久しぶりに会いたいなー。

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