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嫉妬との付き合い方知らん?

嫉妬という感情は毒にも薬にもなる。

人間常にその感情は切っても切れないものだと思う。
私においてもそう。
仕事で人と比べて妬んだり
他人の成功を羨んだり。

今回は私の人生で1番嫉妬をした人について
書こうと思う。


不思議な人だった。
とらえどころがなく
ひとを惹きつける人。
上司も部下も、みんなその人が大好きだった。
そして女性からもモテる人だった。


私はずっとこの人と付き合うわけでもなく
ただたまに会って飲んでホテルに行く人だった。

私も彼氏がいたし、相手もさほど付き合うことに
興味がなかったと思う。


しかしいつの日からか付き合うようになった。
約6年程前だろうか。
初めて自分が出せた人だった。
どことなく、何となく、フィーリングが合うというのは
このことなのだなと初めて知った。


今までお付き合いした人達には申し訳ないが
嫉妬の感情など芽生えたことが1度もなかった。
クソガキだったくせに
どこか冷めていた20代前半だったせいか
素直になることが難しかった。


そして年月が経てばそれなりに喧嘩も増える。
あの当時は経済的にも私は彼を頼らないと
生きていけなかったし
彼も私に依存していた。
要は共依存の関係。

同業者ではあったが仕事のやり方が
お互いに全く違った為、
理解できないことがたくさんあった。
色恋営業をする彼と
友達営業をする私。

「同伴、アフターをしないでほしい。」
「女の子と飲みに行かないでほしい。」
「自分の知らない所に行かないでほしい。」
と、同業者のはずなのに理解してくれない彼に対して
憤りを感じていた私は
お客様を全員彼女扱いしている彼の営業が
だんだん許せなくなってきた。

言い合いになれば泣きながら発狂し、
帰ってこなければ彼のTシャツをズタズタに切り裂き、
連絡が返ってこなければ鬼のような電話。

今思えば酷く恐ろしい。

長く付き合っていくということは
自分の汚い部分、醜い部分をさらけ出さないといけない。
ただ、初めて『さらけ出す』ということを経験した私は
心身共に疲弊していった。
きっと相手もそうだろう。


お互いに折り合いがつかず、
付き合って別れてを3回繰り返し
4回目で完全に終わった。


新しい土地に来て頑張らないといけない私。
経営者になりたての若い社長。
お互いに相手を思いやる余裕も自信もなかった。


人を好きになるということは素敵なことだし奇跡に近い。

だからこそ大切に大切に扱わないと
簡単に壊れてしまう。

私の場合は毒になってしまったが
世の中には嫉妬を薬にできる人がいるわけで

きっとそういう女性が男性から愛されるのだろう。


嫉妬のご利用は計画的に。






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