2023年間ベスト新譜を記録する
今年は何とも個人的には疾風怒濤な年であった。世界情勢的にも落ち着きの無い年でもあったが、下半期からの異動により私の心にも大きな波が荒れ狂っていた。
それでも音楽はやはりその波を落ち着かせるには多分な効果を持っていて、音楽に対してここまで癒しを求めて聞いた年もないかもしれない。
癒しを音楽に求めるほど、正直なところ下半期の記憶はあまりない、常に追われすぎていた。年明けもそんな調子であることは変わらないだろうが、やることをやって業務を遂行し、馬車馬のごとく働くのが2年目なので、強く生きる。
さて、本題の年間ベストなんて毎年やって何になるんだ?と思いながらもやってしまうし、初めてnoteに記録を残してみる。
今年は洋楽の新譜から18枚 (数が微妙)、邦楽新譜から12枚(数が微妙)、順不同、私の備忘録用に主観でジャンルも書いている。
また、コメントを残したいと思った作品にはコメントを付けた。
洋楽
◆Letting up despite great fault / crumble
◆girlhouse / the fourth ep ★
女優としても活動し、Nashvilleを拠点にするLauren Luizによるプロジェクトgirlhouse。
フォークでもあり、エレクトロでもあるきっとみんなが大好きになるインディーポップ。
ちなみにグッズがめちゃくちゃかわいい、まとめて買いたい。
◆aboynamedblu / The red botton was talking again ★
安定して作品をリリースし続ける南アフリカのアーティストaboynamedblu。ポストパンク〜インディーポップまで幅広い音楽性を持つ彼の音源はいつも耳馴染みが良い、来年はフルアルバムも期待できそうで楽しみ。
◆Genesis owusu / STRUGGLER
◆SAFIA / Today
◆Long beard & Ryan Galloway / Posters
◆WayV / On my youth ★
今年もNCTにはたくさんお世話になったが、Way Vのアルバムがいちばん良かったかもしれない。どの曲もライブで見てみたいと思うアルバムにはなかなか出会えないが、これはまさに全部ライブで拝みたい。
◆2hollis / 2
◆Wishy / Paradise ★
年の瀬に出会った最高なEP、シューゲイザー、ドリームポップ、この疾走感、さすがHoopsのKevin krauterがリードギターを務めるバンドなだけあってとても聞き心地が良いバランスのトラックが詰まっていて、何周しても飽きない。
◆Aöme / Parallèle
◆Max tundra / Lights 2023
◆Crawlers / Would you come to my funeral
◆Royel otis / Adored ★
きっと来年は彼らの年、インディーロック界隈でも今年一年で知名度がだいぶ高まった気がする。
2月にフルアルバムリリースも控え、早くも名盤の予感で本当に楽しみ、この独特な浮遊感がかなり癖になる。
◆青虫 aoi / 落雨天 (feat.Aquaman)
◆Caroline Polachek / Desire, I want to turn into you
◆Albert hammond jr. / Melodies on hiatus
◆Somebody's child / Somebody's child
◆wings of desire / Life is infinite ★
このアルバムのリリースが下半期の生きる理由だった。2018年に解散したロンドンのバンドINHEAVENのメンバー二人が、バンド名を変えてアルバムをリリース。ポストパンクもニューウェーブもノイズも、このバンドにかかればこんなにも聞きやすくなり、インディーロックの名盤アルバムができてしまう。私の中での2023年のベストオブベスト盤はwings of desire。
◯邦楽
◆松木美定 / The magical touch★
昨年リリースの「舞台の上で」Apple Music 2022ベストソング等に選出され、今年2023年には精力的な活動が目立った松木美定。
ピアノや弦楽器を基調にしたゆったり、「Lifetime」のようなリラックスとした時間を感じられるトラックを中心に、自然と身体が揺れてしまうジャジーで楽しいアルバム。来年の更なる飛躍に大期待。
◆Culenasm / Whisper of the heart
◆スピッツ / ひみつスタジオ ★
こんなにずっとワクワクできるロックバンドは稀だろう、スピッツがアルバムリリースをし続けている時代に生きることができて嬉しい。コナンの映画主題歌にもなったリードトラック「美しい鰭」はYouTubeでの再生数は2300万回を超えた。十分なキャリアと活動歴を持つバンドが新曲をリリースしてここまで再生数を伸ばすのもなかなかすごいんじゃないかと思う。この曲でスピッツに出会った人もいるのかと思うと、また何だか羨ましい気もする。
◆星歴13夜 / Twilight noise ★
CDショップでバイトしていた頃にインストアイベントを開いていたなあとぼんやり思い出した星歴13夜。ここ数年でアイドルの曲はさらに高度なレベルに達し、アイドルソングと一括りにしても様々なジャンルを内包するようになった中で、彼女たちの曲はクラブミュージック的でありながらもキラキラとアイドル的輝きも放っている。
◆RAY / Camellia
◆whale veil / Solstice
◆Asian Kung-Fu Generation /
サーフブンガクカマクラ (半カートン)
◆米津玄師 / 地球儀 ★
毎年毎年良い曲をありがとうございます。何気に今年米津さんの曲の中でいちばん聴いたかもしれない。KICK BACKよりもこの地球儀の方が好きになったのは、長いスパンでの耳の感覚の変化を感じる。タイアップとして完璧な作品の「月を見ていた」とこの地球儀を同じ年にリリースできる胆力には天晴の一言。来年アルバム出るかなあ… (去年も言ってた)
◆sasakure.UK / 未来イヴ
◆Esqvr / 現像 | 十月
◆MANGA HOUSE / #3 ★
東京の大学生バンドMANGA HOUSEのEP。「傍観者」に一目惚れし、DJをする機会があれば流していた。このゆるさと音の薄さが良い、これくらいでいい、ちょうどいい。気合をいれずに聞ける音楽が結局は良かったりするものである。
◆上北健 / パノラマ
今年もたくさん良い新譜があってよかったなあ。
来年も楽しみな新譜がたくさんあるので楽しみに生きよう、仕事量は多くて腹立つ時もあるけれど、勉強できることもその分多いので良し。
来年はまた新人を多く発掘できるように頑張りたい。
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