希望の光を見た日に言えることはもう何もなかった。
不安という幻想が押し寄せる。不安だとわかっているのに、破滅願望が消えない。ゆるゆると暗闇に向かっていくような破壊衝動。気付けば、崖の上にいた。わたしにとっては高すぎる崖の上。このまま死ねたらと海へ飛び込もうかと思っている矢先に、脚の付け根が痛くなる。どうしてだろう。まだ死にたくないのかな。毎日毎日闘ってきた。人目を気にしてきた。でも、それは全部自分の目だった。認められたくて必死に頑張ったこともあった。でも、すぐに虚しくなった。何よりそれって自分を大切にできていないと思ったから