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ヴォクス・マキナの伝説をTRPG側から解説してみた Season 2 #1(概要、第1~3話)

※注意※
この記事は「ヴォクス・マキナの伝説をTRPG側から解説してみた」(Season 1編)の続きです。シーズン1の内容に加え、原作となるTRPGセッション『Critical Role』についても紹介しているため、まだの場合はこちらから順に読むことをお勧めします。

ご挨拶

皆さんお久しぶりです。Amazon Primeビデオで『ヴォクス・マキナの伝説 / The Legend of Vox Machina』はお楽しみになられているでしょうか。私はシーズン2のスタート日を21日ではなく27日と勘違いしたせいで出遅れました。

D&D関係では国内販売権がウィザーズ日本支部に移った後、12月にルールブックが再発売された所まではよかったのですが、以降日本公式からは新映画『アウトローたちの誇り』やルールブックの再入荷の告知以外目立った動きがなく、投げっぱなし感が否めない今日この頃です。
そんなタイミングで始まった待望のヴォクス・マキナの伝説 シーズン2。去年と同じく解説していきましょう。

シーズン2の概要

前期のブライアウッド夫妻編の直後ということで、原作39話から83話までに渡るクロマ・コンクラーベ編全体をカバーすると思われます。40話を超えるブライアウッド編の14話よりも格段に原作量は多いです。
原作でのキャラクターレベルはおおむね13から16です。

主要設定

今回からストーリーに大きく関わる要素や、原作に登場したゲストPC達等は別枠で説明します。

第1話~:クロマティック・ドラゴン達

今回主な敵となるのは「クロマティック・ドラゴン」達。前期解説#1でも解説しましたが、念のため改めて解説しましょう。

D&Dの基本的な世界観において、ドラゴンの中でも、クロマティック・ドラゴン(色彩竜)と呼ばれる、異なる色の鱗を持つ邪悪なもの達がいます。
基本的に色彩竜には5色―赤、青、緑、白、黒―の個体がいて、赤は火炎放射、青は電撃ビーム、緑は毒霧、白は冷凍ビーム、黒は酸噴射のブレスを吐きます。
各色5体のドラゴンからなる「クロマ・コンクラーベ」の名前も、ここから来ているという事ですね。

シーズン1・第2話、クリーグ将軍の部屋のカーペットに描かれていたドラゴンの模様はこの5色―将軍の正体であるブリムサイズがクロマ・コンクラーベに属していた事の伏線だった、という訳です。

加えてシーズン2・第1話で「古代の」という発言がありましたが、クロマ・コンクラーベは、ブリムサイズを除きいずれも「エインシャント・ドラゴン」にあたる、800歳を超える個体。大きさもブリムサイズより格段に増しています。
この年齢になれば一体でも国一つを崩壊させうる危険な存在。元々自意識が非常に高くあまり協力関係を結びたがらない彼らが4体も集まってしまえばどうなるのかは、見ての通りです。

第1話~:ヴァッセルハイムとプラチナ神殿

一行がクロマ・コンクラーベ討伐のため助けを求めることになるヴァッセルハイム。そこは雪に閉ざされた宗教団体が統治する都市でした。
この街は「プラチナ神殿」を擁していますが、D&Dで「プラチナ」というと「プラティナム・ドラゴン」(白金竜)の異名を持つ「バハムート」が思い浮かびます。
バハムートはクロマティック・ドラゴンと対を成す善なる「メタリック・ドラゴン」(金属竜)の神であり、そこだけ見れば色彩竜たちを敵に回したヴォクス・マキナ一行にとっては最高の味方と言えるでしょう。

作中の他の神々と共にアニメのライセンスの関係上真名はぼかされていますが、アニメ版でも設定は基本的に違いはないでしょう。

第2話~:ヴェスティッジ・オヴ・ディヴァージェンス / 散らばった痕跡(ヴェスティッジ)

第2話でオシーサが神々の大戦で使われた伝説のアイテムの数々をこう呼んでいます。

これはD&DというよりCritical Roleオリジナルの内容で、設定等は作中で見ての通りなのですが、セッション中などで確認されたゲーム上での性質について軽く触れておきましょう。

ヴェスティッジはゲーム上はプレイヤーと共に進化するアイテムで、プレイヤーのレベル帯に合わせ能力が3段階用意されています。
D&Dの第3~3.5版や第4版でもこういったプレイヤーの成長に合わせて進化するアイテムがあったそうですが、ヴェスティッジが異なるのはプレイヤーのレベルや能力値と直結しているのではなく、使用者が恐怖を乗り越える、仲間を失った怒りに呼応する、長年苦しめられてきた相手に復讐を果たすなど、セッションの展開上重要なシーンで、「ここが一番アツいだろう」というGMの裁量で眠っていた力が覚醒することです。

D&D、そしてTRPGの歴史としては、ファンタジー世界のシミュレーションから「物語を綴る」方向へ進化していった事を決定づけるアイテムかもしれません。

※前シーズンのガンスリンガー同様にデータの翻訳も予定していますが、先の展開のネタバレになってしまう可能性があるため、シーズン2終了以降をめどに順次更新する予定です。

2023/02/18更新:シーズン2に登場した主要アイテムの翻訳を公開しました。改めてシーズン2全編のネタバレになる可能性があるためご注意ください。

第2話~:カラスの女王(レイヴン・クイーン)

そして第一のヴェスティッジ「デスウォーカーの防具」の在処は、「カラスの女王」の墓にあると告げられました。

続く第3話で死の女神であることなどが言及されていますが、原作の情報からD&Dにおける「レイヴン・クイーン」の事のようです。

「レイヴン・クイーン」(カラスの女王)は英語的には権利の主張しようのない普通の単語の組み合わせのためか、ヴォクス・マキナの伝説においても名前が維持されているのでしょう。
後はネタバレになると思われるので、これ以上の情報は割愛します。

プレイヤーキャラの変化

アニメ版で言うところのシーズン2第1話にあたるタイミングで、このキャンペーンでは初となる「マルチクラス」という、複数のクラスにまたがる成長を始めるプレイヤーキャラクターが現れます。
原理はシンプルで、次のレベルに上がる際、元々持っていたクラスのレベルではなく、別のクラスのレベルを得るというものです。

ヴェクス:ローグ/アサシン(第1話相当~)

ドラゴン達によるエモンの街の襲撃の最中で、ヴェクスはヴァクスと同じローグクラスとして目覚めました。サブクラスの選択は選択するレベルの関係上クロマ・コンクラーベ編終盤になりますが、これもヴァクスと同じアサシンです。

ゲストプレイヤーキャラ

Critical Roleでは時折ゲスト出演者を呼び、追加のプレイヤーキャラとして登場することがあります。アニメ化されている分でこういったキャラクターが登場するのは今回が初となります。なお、原作でのゲストの登場回とアニメ版での登場タイミングは必ずしも一致するものではありません。

今回登場するゲストキャラはどちらも闇ギルド「スレイヤーズ・テイク」の面々です。

キャショー(キャッシュ)

本名:キャショー・ヴェッシュ / Kashaw Vesh
愛称:キャッシュ / Kash
種族:ヒューマン
クラス:クレリック(生命の領域)

ヒューマン、クレリック、生命の領域のいずれもシーズン1で紹介済みのため割愛しますが、パイクとの違いは同じ生命を信奉するクレリックと言えど違ったキャラクターを作ることができるよい例と言えそうです。

ザーラ 

本名:ザーラ・ヒドリス / Zahra Hydris
種族:ティーフリング
クラス:ウォーロック(グレート・オールド・ワン)

キャショーと並んで登場するザーラはヴォクス・マキナの伝説の主要キャラとしては初登場となる「ティーフリング」の種族。フィーンドの血を引く人間で、悪魔らしい角や尻尾が特徴的です。

クラスとしてはデライラ婦人のようなウォーロックですが、サブクラスにあたる契約相手は「グレート・オールド・ワン」―クトゥルフなどのような、「古きものども」です。見る者を発狂させるようなその性質がサブクラスとしての能力にも表れており、精神攻撃や幻術を得意とします。

個別解説:第1話

鎧召喚(パイク)

ドラゴンの襲来を見るに光を纏い、鎧を呼び出すパイク。

好きな時に鎧を呼び出すという意味ではウィザードやソーサラー、ウォーロックが使用できる「メイジ・アーマー」の呪文がありますが、パイクはクレリックな上、ルールの表現に従うなら透明、しかも革鎧程度の防御力しかありません。アニメ的な表現の脚色と考える他ありませんでした。

グローヴ・オヴ・インヴァルナラビリティ?(宮廷魔術師)

グリーン・ドラゴンの毒霧で王族や兵士達を守る宮廷魔術師。

球形にバリアを張り味方を守る呪文と言う意味では「グローヴ・オヴ・インヴァルナラビリティ」の呪文が連想されますが、これは呪文を無効化するだけで、ブレスはルール上では該当しません。
また、ブレスが吐かれたのを見てリアクションのように使用していますが、D&Dのルール上は攻撃に反応してリアクションで使用する呪文でもありません。
アニメ的な見栄えのために強めの脚色がなされているのでしょうか?

ホールド・モンスター(宮廷魔術師)

続いて宮廷魔術師は敵を追う光の帯でブラック・ドラゴンを拘束しようとする。

これは「ホールド」系=金縛りの呪文の中でも、「ホールド・モンスター」の呪文でしょうか。D&Dのルールブックでは精神に干渉して麻痺状態を引き起こす呪文となっていますが、即座に拘束できるとなるとこれが思い浮かびます。

光の地割れ(パイク)

拘束をものともしないドラゴンにパイクが地面から走る光の柱で追撃。

直接この表現にあたる呪文はすぐには見つかりませんでした。光攻撃に範囲を広げると、原作でパイクが使用したものだけでもかなり数が多く、特定しきれません。

ウォール・オヴ・フォース?(ギルモア)

マジックアイテム屋の店主ギルモアのバリアが上空から放たれる冷凍ブレスからヴォクス・マキナの面々を守る。

性質としては力場の壁を作り出す「ウォール・オヴ・フォース」と思われますが、D&Dのルールブックの説明通りの不可視ではなく見た目があり、先程のグローヴ・オヴ・インヴァルナラビリティのようにブレスが発射されたのに直接反応して使える呪文でもありません。絵面のカッコよさの問題でしょうか?

ディスペル・マジック(ライシャン)

ブレスを吐く口をスキャンランズ・ハンドがふさいだと思ったが、すぐに消し去ってしまうグリーン・ドラゴン。

ドラゴンは生まれつき魔法に満ちた存在で、「ディスペル・マジック」すなわち解呪の呪文を使うのも容易なのでしょう。

炎の嵐(ソーダク)

満を持して現れたレッド・ドラゴンの「灰の王」ソーダク。自らから炎の嵐を起こしアモンの街を火の海に変えてしまう。

火の呪文こそ数はありますが、直接こういった効果を持つ呪文は見つからなかった他、NPCなので何とも言い難い所。

テレポート石(ギルモア)

崩壊する店からヴォクス・マキナの面々をテレポートで連れ出すギルモア。

一回使うと壊れるようですが、D&D5版や原作Wikiには似たようなアイテムの記述もないため、アニメオリジナルとみていいでしょう。しかし、こういった機能を持つ呪文「テレポート」が存在し、原作でもギルモアが使用していたようなので、何度も使って展開上の不都合が起きないための脚色なのでしょうか。

トゥルー・シーイング / 超視覚(ヴォルガル)

スキャンランは囮用の幻を作り出すも、目を変色させたホワイト・ドラゴンは術を容易に見破った。

D&Dの世界には魔法による幻術や変身、霊体化などを簡単に見破る「超視覚」が存在します。「トゥルー・シーイング」の呪文を使えば元々超視覚を持たない者も一時的に得ることができ、エインシャント・ドラゴン達がD&Dのデータ通りに超視覚を持っていなかったならこの呪文を使用したことになります。

第2話

ケツで衝撃吸収 / フェザー・フォール?(スキャンラン)

テレポート事故で落下する一行。ケイレスが守りきれなかったメンバーをスキャンランが「ケツで衝撃吸収」の歌と共に現れる魔法の尻でカバーした。

スキャンランらしく下品な呪文ですが、おそらくモデルは「フェザー・フォール」。低レベルから使用でき、落下速度を和らげ安全に降りることができる呪文です。

スピリチュアル・ウェポン(キャショー)

魔法で槍を作り出し、ヴォクス・マキナにあいさつ代わりと言わんばかりに投げつけるキャショー。

キャショーがプレイヤーキャラとして登場していた当時のデータと照らし合わせると「スピリチュアル・ウェポン」の呪文であることがわかりました。パイクが使っていたのと同じ呪文ですが、見た目が大きく異なります。D&Dでの呪文の説明では「信仰している神を象徴する武器の形をとる」とあるため、パイクとは違う神を信仰しているという可能性があり得ます。

NPC:グルーン / クラス:モンク

闘技場に迷い込んだグロッグ。「アースブレイカーのグルーン」を名乗る拳法家に「お前には弱さがある」と主張され、戦うこととなる。

グルーンはプレイヤーの能力をベースとしたNPCで、「モンク」のクラスにあたります。
「モンク」は「僧侶」を意味する単語の一つですが、D&Dでは修行により「気」を操り己を高める、少林寺拳法のような武術家に割り当てられています。特にグルーンは「開手門」―空手などの武術をモデルとした門派(モンクにおけるサブクラス)にあたり、気によって純粋な肉体の力を強化する事に特化しています。

NPC:オシーサ / モンスター:スフィンクス

スレイヤーズ・テイクの地下に潜みギルドを牛耳っていたのはスフィンクスだった。

エジプト神話を由来とするスフィンクスが聖なる獣であることはD&Dでも変わりありません。ヴォクス・マキナ一行がオシーサの棲家に足を踏み入れた際、空間が歪み、様々な空間に飛ばされていましたが、D&Dのルールブックにもそういった旨の説明があります。

第3話

スキャンランズ・フット?

魔法の足を召喚し氷を滑るスキャンラン。

流石にこれは「スキャンランズ・ハンド」の延長線上としてオリジナル要素を組み込んだと考えるべきでしょう。

テレキネシス(ザーラ)

湖に落ちたスキャンランを血のように赤いエネルギーの球で包んで回収したのはハンターズ・テイクのザーラだった。

これは「テレキネシス」―念動力の呪文でしょうか。この呪文が何をするかというのはまあ一目瞭然でしょう。
本来ウォーロックはテレキネシスを使用できませんが、グレート・オールド・ワンと契約した者なら使用できます。原作ではザーラは使用していないようですが、ウォーロックとしてはグレート・オールド・ワンの契約者固有の呪文ということで採用されたのでしょう。

ベルト・オヴ・ドワーヴンカインド(グロッグ)

異次元バッグから持っていたアイテムを漁るグロッグ。見つけたベルトを付けてみるも、ヒゲが生えるだけでした。

実はこれ、ただのアゴヒゲが生えるだけのベルトではありません。ギルモアの店にあっただけあって、れっきとした効果を持つ魔法のアイテム「ベルト・オヴ・ドワーヴンカインド」なのです。
アゴヒゲが生える以外にも、ドワーフの持つ毒耐性や暗視といった身体能力を与えるほか、ドワーフ語の読み書きもできるようになります。
もちろん耐久力の向上やドワーフに対する説得が有利になるといった効果もあるので、ドワーフが使っても無駄にはなりません。

ファインド・ザ・パス?(ザーラ)

宝の在処が書かれた地図を前に悪戦苦闘する一行。ザーラは呪文で目当ての遺跡が湖の底にあることを突き止めた。

「ファインド・ザ・パス」は自分がよく知らない場所への経路を示す呪文ですが、D&Dではウォーロックではなくバード、クレリック、ドルイドの3クラスが使用可能な呪文です。
原作でもケイレスが使用したことはあるのですが、ゲストキャラに役割が移されたのは、のちの展開に不都合があったか、ゲストキャラに華を持たせたかったなどといった理由が考えられます。

同話内でキャッシュが石棺を探すために呪文を使いましたが、これもファインド・ザ・パスとみていいでしょう。
ヴォクス・マキナの伝説では同様の効果の呪文でもキャラクターによって描写が大きく変わるので、見ていて楽しいですね。

コントロール・ウォーター?(ケイレス&ザーラ)

続いて遺跡への道を開くため、ケイレスとザーラが風と念力で湖の水を両断した。

風が吹くような描写があったので設定上は風の呪文なのかもしれませんが、D&Dにはちょうどドルイドが使用できる「コントロール・ウォーター」の呪文があります。
これ一つで水を割るだけでなく渦を起こす、増水させる、流れを変えるといったことも可能です。

一方でザーラはテレキネシスの延長線上なのかもしれませんが、ルール通りにテレキネシスを使うには規模が大きく、グレート・オールド・ワンのウォーロックにそれらしいことができる呪文や能力は見当たりませんでした。

ライト(パイク)

暗い遺跡を探索するため、パイクは呪文でその手に光を灯す。

シーズン1第4話の解説で触れた、低レベル帯から使用できる「ライト」の呪文でしょうか。D&Dでは生物の体ではなく物体に使う必要がありますが、手に持てる物体に使えば松明同然の使い方もできます。

モンスター:半魚人アダロ

神殿を進む一行を、そこに住む半魚人たちが襲う。

D&Dにそのようなモンスターはいないため、D&Dオリジナルのモンスターを差し替えたと考えるのは難しくありません。D&Dに半魚人のモンスターは複数いますが、原作の当該シーンでは元はクオトアというモンスターだったそうです。しかし、等身が高いことやその獰猛さから、むしろサフアグン(日本人なら「サハギン」の方が聞き馴染みがあるでしょうか?)のような印象も受けます。

両種族の主な特徴として、クオトアは種族の集合的無意識の力で信じた荒唐無稽な神を新たに生み出すこと、サフアグンは捕食と略奪を繰り返す戦闘民族であることが挙げられます。

D&D第5版より クオトア(左)とサフアグン(右)

エルドリッチ・ブラスト(ザーラ)

半魚人に捕まるヴェクスを助けるため、ザーラがエネルギー弾を叩き込んだ。

シーズン1第3話「デライラ婦人の謎の闇エネルギー」の解説で軽く触れた「エルドリッチ・ブラスト」は、ウォーロックゆえにザーラも使用できるようです。
ウォーロックの生命線ともいうべき呪文で、能力の選択によってはこのエルドリッチ・ブラストそのものを強化することもできます。
デライラ婦人とエネルギーの外見が異なったのは契約相手の違いからでしょう。

コントロール・ウォーター?(アダロの魔法使い)

半魚人達の中で最後に現れた魔法使い。水を操って攻撃し、一行を苦しめる。

脚色上等な上にNPCなので必ずしもプレイヤーが使える呪文という訳ではなさそうですが、大規模な水を操るという点では先程紹介した「コントロール・ウォーター」を思わせます。

余談ですが、水関連で拘束すると言われると、『ザナサーの百科全書』収録の「ウォータリー・スフィアー」も連想されます。これは水の球の中に相手を閉じ込め、移動させることもできます。

次回へ続く

一行が神殿の最深部に到達した所で今回はお開きです。
一年ぶりの紹介記事、今シーズンはまるごとドラゴン編と思われるので、各週3話ずつを予定しております。

それではまた次回。


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