佐世保の引きこもり障害者、テレワークを始める。
こんにちは。長崎県佐世保市出身、在住の精神障害当事者、しろくまーこです。
私は現在、障害者雇用枠で、市内でテレワークをしています。
「テレワーク」とは、在宅ワークともいいますが、自宅で仕事をする人のことで、比較的新しい働き方です。
私自身、新型コロナウイルスが広まる前は、在宅ワーク、テレワークをしていますと伝えても、相手は?マークでした。
「内職?」
「給料は歩合制?」
実際は、在宅雇用=「自宅が会社、という形のパート会社員」、なので、内職でもなければ、時給も頂いています。
ここまで軌道に乗せるまでが本当に大変でした。
今回は私がどうやって、在宅雇用をさせていただくことになったか、書いていこうと思います。
引きこもりだけど、働きたい
遡ること2年前の2018年5月。
私は人生のどん底でした。
私は前職場を4月に退職し、翌5月から市内のB型事業所を利用する運びでした。
ところが…。
諸般の事情があって、私はそのB型事業所の利用を諦めました。
仕事もできない。
B型に通うこともできない。
私の自己肯定感はどん底。1ヶ月ほど、引きこもり、何もできない日々でした。
それでも、なにかしたい、稼ぎにはならなくても、働きたい。
在宅ワークという働き方との「偶然」の出会い
そこで、ネット検索をかけまくりました。
「引きこもり 障害者 仕事」
そんなキーワードで、たまたま見つけた記事がこちら。
読んでいて、目からウロコ。
「こんな働き方もアリなんだ!」「引きこもり障害者にも道があるんだ!」と。
「失うものがない」という思い込みもあったのでしょうが、そのときの私の行動力はすごく、読み終えたらすぐ、お問い合わせフォームから連絡しました。
…今考えると、もう少しネット情報は疑えよ!とツッコミ入れたくなりますが、自分で検索し、自分で見つけ出したので、余計に迷いがなかったのだと思います。
連絡への返信は早く、すぐに、この後、というか現在に至るまでお世話になりっぱなし(笑)の、VALT JAPANの担当さんと繋いでいただきました。
在宅ワーク、やってみた
VALT JAPANさんは障害者専門のBPO、アウトソーシング事業をされている会社なので、雇用契約ではなく、VALTさんからお仕事をもらって自宅などで作業する、いわゆる「内職」に近い働き方を開始しました。
賃金は単価制。がんばればがんばるだけ、お給料がもらえる仕組みでした。
私は2018年6月から10月までの5ヶ月、真面目に取り組みました。
ときには、全くお仕事がなく、不安になることもありました。
それでも、VALT JAPANの担当さんとコミュニケーションを図り、自分なりに努力しました。
在宅での仕事は、サボろうと思えばいくらでもサボれるのに、それをしなかったことは、自分のなまけグセを考えると本当に驚きです。
そして、就職
2018年10月。
担当さんから「とある会社が、障害者雇用での在宅雇用を検討していて、面接を受けてみませんか?」とのメッセージ。
えええ?!願ったり叶ったりだけど、なんで私が?!とびっくりでしたが、スーツ一式を購入し、いざWeb面接。
…そう。面接もWebでした。(笑)
佐世保という田舎の障害者には正直カルチャー・ショックがでかすぎることの連続だったように感じます。
面接後、なかなか連絡がこないなー、落ちたかな…と思っていたら、実は、メールを見落としており、結果は「採用」!
晴れて、2018年11月1日より、入社する運びになりました。
入社初日、そして、今日
入社初日の初ミーティング。
ドキドキしていたら、画面の向こうには、会社の上司とともに、VALT JAPANの担当さん!
ん?!となっていたのですが、実は、VALT JAPANさんは、オンラインでの「就労定着支援」も行っていて、担当さん、私の就職後もサポートします!と心強いお言葉!
そして、紆余曲折ありつつ、2年後の今日があります。
まとめ
いかがでしたか?
佐世保で障害者が働く、となると、どうしても、就労継続支援A型・B型となりがちです。
もちろん、向き不向きありますし、たまたま私がこの働き方があっていた、というだけかもしれません。
でも。だからこそ。
障害者おひとりおひとりに寄り添った、新しい働き方。
コロナをきっかけに、ではありませんが、そろそろ考えていくタイミングだと感じます。
これを最後まで読んでくださった、読者様にとって何か参考になることがあったなら、幸いです。
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