誰かの役に立つために、私は働く。
2021年5月11日に発売された『「向いてる仕事」を見つけよう』を読んで感じたことを忘れないうちに書いてみようと思う。
久しぶりに天神のジュンク堂書店に行き、最近話題の本を物色していたところ手にとった本だ。(ミーハーなので"話題の本"のコーナーにあるとどうしても読みたくなってしまう)
著者のトム・ラスさんは、ご存知の方も多いのではないか。
そう、あのストレングス・ファインダーの生みの親の1人である。今回もオンラインでテストを受けるためのシリアルナンバー付の本なので、気になる方はぜひ買ってみてテストを受けてみてほしい。
私が今回1番伝えたいことは、タイトルにも書いている通りだ。
誰かの役に立つために、私は働く。
この本の中では、どんなに素晴らしい才能も、人の役に立たなければ評価されないと書かれている。よくある自己分析ツールや書籍と少し違うところは「私のこの能力・スキルをどうしたら人の役に立てることができるのか」という観点で自己を振り返ることができる点だ。この本を活用することで、自分はどんな風に組織や会社、お客様に価値を提供できるのかを考えるヒントを得ることができる。
以前の記事にも書いたが、私達はどこかに「自分に向いている仕事があるはず」と探しがちである。でもその答えはどこにもなく、自分の中にある。自分が心血注いで、仕事に向き合った結果、それが天職になるのだ。
じゃあ、私達は何から頑張ればいいのか。何をどう頑張ったらそれが天職になるのか。もちろん好きなことでも良いし、やりたいことでも良い。ただ「自分が得意なこと」や「誰かの役に立てること」を知っておくと、そこで頑張ってみるのが1番手っ取り早い。
だってどんなに頑張ったって、誰にも見向きされないなんて悲しい。私は少なくとも悲しい。承認欲求強め女子だから。
私はよくキャリア支援をするお客様に対してこういう問いかけをする。
あなたのやりたいことって、どうして「仕事として」じゃないとダメなんですか?それは趣味ではダメですか?
めっちゃ怖いじゃん(笑)こんなこと自分が言われたらちょっとビビっちゃう。もちろん満面の笑みで言い方はめっちゃマイルドにしている。こんな感じで聞く時もある。
仕事を通して自分が成長して成果が出せた時、誰が喜んでくれたら嬉しいですか?お客様ですか?それとも自分の家族?一緒に働く仲間?
でも詰まるところそうなんだと思う。私たちはやりたいことを仕事にして、会社の仲間・家族・顧客・世の中に対して価値を提供したいんだと思う。
趣味と仕事の違いは対価があるかどうかだ。対価は自分の価値提供に対して支払われる報酬、イコール自分自身の価値のわかりやすい定量。
私はこの仕事を通して世の中にこんなに貢献してるの!その対価としてお給料をもらっていて、それを誇りに思っている!胸を張って言えます!!!
みたいなことだと思う。私は私の仕事が確実に世の中のためになっていると心から思えるし、目の前のお客様にも自信を持ってサービスを提供している。私の強みももれなく活かされていると感じる。特に今は、チームリーダーや組織の教育体制づくりにも携われているので、余計にそう思える瞬間がある。
年収・福利厚生・勤務地・ネイル髪色服装自由かどうか・・・
もちろん条件だって大事。仕事は生活するためにしているんだ。そう思っていた20代前半を超えて、今私はこう思っている。
誰かの役に立つために、私は働く。
今日も1日お疲れさまでした。明日も頑張りましょう。今日も仕事終わりのビールが美味しいです。
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