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音の力 10 ~最終回~
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数回続けばいいと思って始めたこの音の力コラム、気が付けば今回が10回目です。
そろそろ最後にしようかと思いますが、皆さんは電話で話す時、どうやって電話をかけますか。
相手の電話番号をキーインしたり連絡先からポチッとしたりですか。
私はスマホのあのポチッが未だに慣れません。
せっかく電話番号調べたから連絡先に新規登録しようと思って電話してしまったこが何度あったことか。
そのためにワン切りしたり相手が出るまで待って、
すみません、触ってしまいましたと謝ったり、まったく電話という機能に関してはデグレしてませんかね。
ところで、私も電話という技術で生きてきた技術者なので、昔の思い出をひとつ。
ある時開発チーム内で今度の電話機の短縮ダイヤルの表示どうしようという話になり、あーでもないこーでもないと話が続いたのですが、ならばと、少し将来どうなるかって話を考えてみてから議論しなおしたらどうだろうと切り出したのです。
その時言ったのは、いずれ電話番号などなくなるよ、相手の名前とかニックネームとか分かれば原理的には電話できるわけで、短縮ダイヤルという発想がそもそも古いかも、というものでした。
その時代、携帯電話を専門にしていた大学の先生も将来の携帯電話は電話じゃなくメッセージ端末になるのではないか、と言われていたことを思い出します。
今まさに私たちはそうやって電話(トーク)しているんですよね。
電話機の発明から始めたこのコラム、最後は電話の話で締めくくることができました。これで音の力シリーズは終了します。
皆さん、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
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今回で「音川電話機の力」コラムは終了です。
次はデータベースについてのコラム連載を予定しています。
そちらもぜひ読んでみてください♪
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