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ヤシカ44の35mmフィルム化 その3



前回のつづき



今回はフィルムを現像した後の話です。


yashica-44という
4cm角のフィルム用カメラに35mmフィルムを入れて撮影したため、
規格外の感光範囲となっているフィルムのネガは、プリントや画像データ化して貰えるのかどうかという事ですが



私の場合はキタムラさんで現像時にデータCD化を頼んだら、
「スキャンは出来ますが、写真の中央辺りを35mmフィルムのサイズに切り取るかたちになります」と言われました。


画像1

これがデータCD化して貰った際に付属していたシートで、CDの中のjpgファイルを簡単に確認する為のものです。


画像2


後述する別の方法でスキャンした5番目の写真はこんな感じです。


事前に説明があった通り、35mmフィルムの規格の部分だけがスキャンされています。
せっかく大きく写したのになんだか勿体ないですね。




ちなみに
カメラ屋さんによっては対応して頂けるみたいで、
チャンプカメラ 青葉台店さんなんかは
「パーフォレーションまで写ってる135フィルム」もスキャン対応・データ化できます!ぜひご相談ください!と発信されていたので
スキャンできるお店を探すというのも一つの手かと思います。






それ以外の方法となると自分でスキャンすることになります。


手軽な方法としては、トレース台という光る台にフィルムを置いてスマホのカメラで撮影するという方法です。


一般的なカラーネガというフィルムで撮影・現像して出来たネガは、明るさが反転しているのでそのままでは何が写ってるのか分かりません。
でもネガをスキャンするアプリを使えば自動で明るさの反転と色味の調整をしてくれます。

Photo Negative Scanner: View & Convert color film ( android )



実際に使っている様子はこんな感じです。
これならトレース台が2~3千円でアプリが無料~千円なので低コストですね。






さらに本格的な方法としては、
フラットベッドスキャナーを使う方法です。


一般的なスキャナーにフィルムを装着するフレームと裏側から光を照射する機能が追加された物になります。
もちろん専用ソフトが付属しているので、ネガフィルムの反転や色味の調整も出来て、高精細なデータになります。


画像3

エプソン フラットベッドスキャナー GT-X830

高機能ですが、3万円ぐらいします。




ちなみに私は最後のフラットベッドスキャナーにしました。
この記事の途中に出てきた車の写真もこのスキャナーで取り込んでます。


フィルムのスキャンは、

フィルムの反り
フィルムに付着したホコリ
フィルムやフィルムのカバーに反射する光

などとの戦いになるため非常に面倒です。
可能ならお店に頼みたいところですが、データの精細さや毎回のコストを考えるなら自分でしてみるのもいいのでは無いでしょうか。



次回からは
ヤシカ44の不満点を解消する改造の話に移って行きたいと思います。



続きます。


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