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ゼロから勉強するSEO(基本知識編2)

こんにちは。M氏です。
今回の記事は先日投稿した「ゼロから勉強するSEO(基本知識編)」の続きになります。
※前回の記事はこちら(画像のタップorクリックで記事ページに飛びます。)

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おさらい

前回の記事ではSEOの概念や基本知識となる検索の仕組みと検索アルゴリズムについてご紹介しました。
今回の記事では同じく基本知識となる検索結果表示の構成要素や、色々な検索結果(リッチリザルトや強制スニペットなど)のご紹介をいたします。

検索結果表示の構成要素について

検索結果に表示される構成要素はPCとSP(スマートフォン)で異なります。

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上記はPCで検索した時の検索結果表示のキャプチャです。
まず一番上には検索結果に表示されているページのURLが表示されています。
URLは大抵の場合、パンくずリストで表示されます。
URLの直下にはページタイトルが表示されます。
タイトルの直下に表示されているページの簡潔な説明文が表示されておりこの部分をスニペットと言います。

一般的にスニペットは「切れ端」「断片」という意味の英語ですが、SEOの世界ではmeta descriptionや本文から抽出した内容を部分のことを指します。
※meta descriptionについては別の記事で説明します。

スニペットという言葉は聴き慣れないかも知れませんがSEOではとても重要かつよく使われる言葉なのでこの機会に覚えましょう。

検索ユーザーはページのタイトルやスニペットを見て、そのページにどんな事が書いてあるかを想像します。

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上記はSPで検索した時の検索結果表示のキャプチャです。
SEOではSPの事をモバイルと呼ぶ事が多いです。
SP検索やスマホ検索ではなくモバイル検索と呼ぶ事が多いので、こちらもこの機会に覚えましょう。

モバイル検索の結果もURL(パンくずリスト)が一番上に表示されます。
しかしモバイル検索の場合はそのサイトで設定しているファビコンも表示されます。

ファビコンはウェブページのHTMLで設定します。
※WordPressであれば設定用のプラグインもあります。
ファビコンはどのページのURLなのかをユーザーが識別するのに役立つと言われいます。

ページタイトルとスニペットはPCの検索結果と同じです。
SP検索の場合はスニペットの横にページで設定しているサムネイル画像が表示される事があります

サムネイルは必ず表示されるものではなく、アルゴリズムが自動で判断しているようです。
サイト側でページのサムネイル画像を設定しても必ず表示されるような設定はできませんのでこれも覚えておきましょう。

色々な検索結果表示について

上記で紹介した検索結果の表示は典型的な内容になります。
現在のGoogleの検索表示では色々なパターンがありますので代表的なものをご紹介します。

リッチリザルト

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リッチリザルトとは、URL(パンくずリスト)、ページタイトル、スニペットで構成される通常の検索結果とは異なり、検索結果を表示する位置や形式をさまざまに変化させたものです。
※以前はリッチスニペットと呼ばれていました。

上記画像の例のように星の数でレビューを表したり、何かのやり方や手順をなどのハウツーを表示したり、仕事の求人やレシピ(調理時間やカロリーなど)を表示します。

リッチリザルトは表示は30種類ほどあり、これらのリッチリザルトを表示するには、「構造化データマークアップ」を使用します。

※構造化データマークアップはあくまでもGoogleへの提案に過ぎず、構造化データマークアップを実装したからといって必ずしもリッチリザルトが表示されるとは限りません

マップ表示

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「地名+●●(サービス名)」などで検索したときに「特定の地域(ローカル)の情報」が、ウェブ検索結果やマップ検索結果に表示されます。

店舗を構える飲食店や小売店の場合はGMBGoogle My Business)に店舗の登録を行う事でGoogle マップ検索にも対応させる事ができるようになり、Googleマップに登録されている情報が上記のようにキーワード検索の上位に表示されます。

またGoogleマップ検索での掲載確率を上げる為の施策を『ローカルSEO(ローカル検索)』と呼びます。
※ローカルSEOの事をMEOMap Engine Optimization:地図エンジン最適化)と呼ぶ場合もあります。

サイトリンク

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社名やブランド名などで検索した際に、検索結果のサイトタイトルの下部に表示される下層ページのリンクのことをサイトリンクといいます。

サイトリンクはユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示される為、サイト側で制御する事はできません。

強調スニペット

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強調スニペットは検索結果画面で検索した内容の答えが素早く手に入る特殊な検索表示です。
通常のスニペットよりも文字数が多く、図や表を差し込んでわかりやすく掲載されます。

この強調スニペットでページが検索結果に表示された場合、「検索1位」よりも上の通称「0位」に表示されます。

また、検索結果で答えが解っても、もっと詳しく知りたいと思うユーザーは多々いる為、クリック率はかなり高くなります

どのページが強調スニペットとして検索結果に表示されるかはGoogleのアルゴリズムで自動で判断される為、サイト側で設定して確実に狙えるものではありません。

ナレッジパネル

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ナレッジパネル(モバイル表示の場合はナレッジカードと呼ぶ場合もあり)は人物・場所・会社・星など世の中の物事の情報を集約した特殊な検索結果です。

物事の様々な情報をウェブサイトから取集しナレッジグラフという専用のデータベースに保存します。
ナレッジグラフは検索のデータベースとは別のデータベースです。

ナレッジグラフ内の情報をGoogleのアルゴリズムが自動判断し、ナレッジパネルとして検索結果に表示されます。

まとめ

基礎知識編2の記事はここまでになります。
ここまでの内容のまとめは下記に通りです。

・検索結果の表示内容はPCとモバイルで相違。
・検索結果表示には色々なパターンがある。
・リッチリザルト:検索結果を表示する位置や形式をさまざまに変化させたもの
・マップ表示:「特定の地域(ローカル)の情報」が、ウェブ検索結果やマップ検索結果に表示
・サイトリンク:検索結果のサイトタイトルの下部に表示される下層ページのリンク
・強調スニペット:検索結果画面で検索した内容の答えが素早く手に入る特殊な検索表示
・ナレッジパネル:人物・場所・会社・星など世の中の物事の情報を集約した特殊な検索結果

今回ご紹介した内容はSEOを学ぶ為の基礎知識になります。
実践的な内容(HTMLの改善・良質なコンテンツ作成・画像の最適化)などは別の機会で記事にできればと思いますので、よろしければ僕のnoteをやTwitterをフォローして頂けますと嬉しいです。

またSEO施策を行う際にほとんどの場合はサーチコンソールというGoogleのツールを使います。
このサーチコンソールを使って分析しコンテンツの改善方法をご紹介した記事を既に公開しています。
※画像のクリックorタップで記事のページに飛びます。

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月に181回しか検索結果に表示されなかったサイトをどうやって半年で月に39,200回表示させる様にしたのか。
またその効果検証でどの様にサーチコンソールを活用しているのかを実際のサーチコンソールのキャプチャを使ってご紹介しています。
実際のサーチコンソールから取得したデータを使った分析の説明は、恐らくあまり世に出まわっていないかと思いますので、SEOで結果を出したい方には凄く価値のある記事になっていると思います。
こちらは有料記事になりますが、途中までは無料で見れますのでよろしければぜひこちらの記事もご覧ください。

以上になります。ここまで読んで頂いてありがとうございました

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