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twentynine
洋書の誤訳を会社にメールした
村上春樹の小説の英語版が誤訳している。
しかし誤訳したものが何度も出版され続けていて、英語圏の読者たちは勘違いしつづけるのだろうか?と思うと、いてもたってもいられなくなった。
メールしてみよう
英語版が間違っていますよ、といって、村上春樹本人にメールしてもしょうがない。「知らん」と言われるかもしれん。
翻訳したのはTed Goosenさんである。この人のバージョンを販売しているharukimurakami.comというところに尋ねてみよう。
どこが誤訳しているか
誤訳は2箇所あるのだけれど、そのうち「解釈の違いでは済まされんぞ」と思うほどはっきりとミスしている部分について尋ねた。
学者について会話するシーンで、パスカルとパスツールを間違えたところだ。
このひげづらの人がパスツール。原作ではテレビ番組のなかでパスツールについて会話していたことが紹介される。抗体と減温殺菌を見つけた人らしい。これが英語版ではパスカルになっている。
こっちがパスカル。パスカルは気圧を発見した数学者。まったくの別人である。
メールしました
とりあえずメールしてみた。こういう内容である。
我ながら本当にこの英文で合ってるのかな、とも思う。でも意味は伝わるはずだ。ついでに別のページにかんする誤訳につていも指摘しておいた。
英語で気を遣うっていうのは難しい。私がクレーマーみたいに映っていたならちょっと申し訳ないな。
返事が来たらまたこのnoteに記事を書きます。