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やりたいことリストなんか要らない

友人が、来年に向けて「2022年にやりたことリスト」を書いていた。

ちなみに、今年の「やりたことリスト」について、その友人は内容を達成したらしい。

私はそのようなリストを持っていないし、これからも作るつもりはない。なぜなら、Velvet UndergroundというバンドのCandy Saysという曲の歌詞を意識しているからだ。

この曲はキャンディというあだ名を持ったキャロラインという人の話である。キャンディは実在する。直接書かれてはいないが、キャンディは体が男性でありながら心が女性だ。べつの資料を見ればそのことがわかる。


この曲の歌詞で「大きな決断は、終わりのない修正をもたらす」という一説が出てくる。英語ではbig decisionとendless revisionで韻を踏んでいる。

私はこの歌詞に感動した。たしかに未来のビジョンとかプランとかって、いつも細かく修正し続けなければいけない。この曲を聴いたのは18歳の時だったが、私はそこから今までに何度も何度もbig decisionをrevisionしてきた。


未来のことは、ちょっと先ですらわからないのだ。

ここには詳しく書けないが、ここ1か月ですら、その前の予想とはまったく違う状況になった。


かといって、私だって毎日アドリブで生きているわけではない。1か月後とか、半年後に達成すべき課題もある。

でも、それを達成することに対して頭を硬直させたくないのだ。「そうなったらいいな。でもどうなるか分からないよな」ぐらいの柔らかい姿勢でいたい。

だから私は大きな決断をしない。大きな願望ならある。


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