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英語翻訳:ウォーホルの死生観③

③I can't say anything about it 
④because I'm not prepared for it.

アンディ・ウォーホルの名言(?)を翻訳するとどうなるかを考える。前回はこの前の発言①と②を翻訳し、「私は死を信じていない。それが起こったとき、あなたはそれを知るために周りにいない」という文章ができた。


かなり変な言い回しだが、まずなるべく直訳して、後から自然な感じに修正したい。
今回は③を考える。

can’t

I can’tで「私は○○できない」だから、ここではsayできないことになる。ということは「言えない」。

何について言えないかというと、anything about itである。anythingには特に意味がない。「なんか」「なんとか」みたいな単語だ。辞書でanythingについて調べたら、いろんな周りくどい単語がたくさん出てくると思う。


about

aboutは、あえて訳すなら「◯◯について」。つまりウォーホルはitについて何も言えない事になる。もちろん、itは死(という出来事)だ。映画『about a boy』は「少年について」という意味になる。


通してみると

I can't say anything about itは「私はそれについて何かを言うことができない」になる。まあ、教科書とかを読んだら、anythingが入った文章なら「何も言うことができない」と訳されることがほとんどだと思う。

ここでも「私はそれについて何も言うことができない」にしておく。