見出し画像

1アーティスト3作品まで

1人のアーティストにつき2~3作品までしか買わないようにしている。

昔はとにかく沢山漁りまくっていたが、あえて絞ることで得るものがある。

聴きあさったストーンズ

私は新海誠の映画と、村上春樹の小説と、ローリングストーンズの音楽が好きだ。

このうち、ストーンズの音楽をとにかくたくさん聴いた。キャリアの長いバンドなので、正規のアルバムだけで50枚くらいある。

これを、たしか3~4年かけてとにかく聴まくった。聴いてるうちに新しい作品が出てくる。 いちおう来日コンサートにも行った。

ただ、ファンとして正直に言うと、今でも聴きたいと思う曲はアルバムにして3枚分くらいである。もっと言うなら、8割以上の曲に対して、タイトルも歌詞も忘れた。 

ひとつひとつの曲を味わうことよりも、とにかく全作品を聴いてやろう、みたいな好奇心が勝ってしまった。

あえて掘らない新海誠

去年『天気の子』という映画を観てから新海誠のファンになった。それまでは何となく『言の葉の庭』を観たことがある、ていどの認識だった。

天気の子にハマってから、2020年になって初めて君の名は。を観た。これにもハマった。

新海誠の作品がもっと沢山あるのは知っている。でも、これ以上掘り下げないようにしている。『言の葉の庭』にかんしては、DVDも持っていない。

あえて完結編を読まない村上春樹

村上春樹のデビュー作とその次の作品が大好きだ。

初期の3作品を『鼠三部作』というらしい。私が読んだのは1作目と2作目だから、その次に出版された作品がその最終編になる。それは『羊をめぐる冒険』という。

でも私はこれを読んでいない。もしかしたら一生のうちどこかで読むかもしれないけど、今のところその予定もない。

終わりのないのが終わり  

たとえば定額サービスで映画や音楽を味わうときにも、3作品までしかチェックしないようにしている。

昔は同じ映画を何回も見たり、同じ漫画を何度も読んだりした。自分の生き方にいい影響を与えたのは、そうしてじっくり味わった作品たちである。



#ゆたかさって何だろう