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2022シーズン 第6節 栃木SC vs ジェフ千葉

 3連戦のスタート。土曜日の試合前、何気なく順位表眺めてて、開幕戦で試合の無かったはずの大分がもう6試合消化してるのなんで?と思ったらほかにもチラホラ。よくよく考えたら、ルヴァンもあるから、水曜前倒しも結構あるですね。ただでさえ、ワールドカップのために、今シーズンのJリーグは過密日程なのに、J2にいながらルヴァン戦うのは他チームながらかなり心配。

 ジェフも今節から3連戦。群馬に負けた前節を引きずらないように、勝って勢いを取り戻したかったけど、叶わず。コロナの影響で、離脱した選手が多く、怪我もそうだけどコンディションをいかに保つかも今シーズンの大きなトピックですね。試合に向けてトレーニングしている選手達にとっては、この3シーズンはほんとに試練みたいなシーズンとなってるなと改めて感じます。

 長いことJ2を主戦場に試合を見てるけど、今はホントにどのチームも強いというか、圧倒できるチームなんて無いなというのが、より明らかになったというのがここまでの印象です。だからこそ自分達のチームスタイルを確立して、ギリギリの試合を取りながら、積み上げていかないといけないなと。でもそれが難しいんだ。長崎が中々勝てない。大宮が勝てない。今の時点で比べても仕方のない事だけど、ジェフの境遇もほとんど変わらない。横浜FCは独走してるように見えるし、ポイントは高い。けれど今の時点で勝って当然と思うような試合ばかりじゃないし、どっちに転がってもおかしくない試合を、ギリギリ取った試合もある。ギリギリの差が勝点だと大きな差になっていて。勝負の神様は細部に宿る的なことを岡田さんが言ってたけど、試合そのものもそうだし、リーグ成績もひとつの試合のひとつのプレーの細部の差が大きな差となって突きつけられるんだ。と今、痛感しているような心境です。

 今日のジェフの試合。栃木SCとのアウェイ戦。開始2分くらいの失点のシーン。あの栃木の選手のゴールは素晴らしかったし、ジェフにとっては痛恨の一撃でした。あのゴールが無ければなと。こういうたらればはまるっきりしょうもないのかもしれないけど、あのシーンを防ぐにはどうしたらよかったのかと考える。

 栃木のゴールキーパーからのロングフィードが競らずに落ちる。深い位置で栃木の選手が足元でマイボールに。サイドの追越した選手にボールが通る。ジェフがひっかけてこぼれたボールは再び栃木の選手へ。ここでジェフは4人で囲んでボール奪取。前線にアバウトなクリア。ソロモンには収まらず、付近で栃木の選手のボールになって、栃木もゴール前にアバウトに放り込む。これを最終ラインが跳ね返したけど浅く、さらにジェフの選手がヘディングでクリアするも出しきれない。これを栃木の選手がなんとか拾う。ボールは収まりきらずも、ペナルティエリア角あたりで宙を舞う。落ちてくるボールをそのまま振ってゴールキーパー飛び越えてゴール。先制。

 もちろん褒め称えられるようなゴールだったし、見方に寄っては、事故みたいなゴールだったようにも思うけど、この前のところで、瀬戸際のプレー。シーンがいくらもあったように思います。あとの祭り、結果論であろうとも、その細部というところにこだわらないと、ポイントは逃げていくし順位も上がらないんだとつくづく感じました。これは、選手の能力やシステム的な問題だけでは解決しきれない部分で、こうやってれば大丈夫。は無いよなと改めて。
 ただ、勝てなかった問題は、この失点というよりもゴールが遠い遠いところにもあって。
 
 頑張って、 頑張って、選手入れ替えてようやく形が作れて左サイドの突破から、最後にソロモンが押し込んだシーンは素晴らしかった。

 だけど今、このゴールをひとつとるのに約90分。少ないチャンスにしか活路がないのであれば、なおさら失点はできない。
 
 そして最後のロングスローからやられたところは、もうミスマッチとかシステムとかそんな部分でなくて。ユンさんが最初のシーズンに毎試合のように言っていた集中力のところに尽きるように思います。

 まあどれもこれもマクロな部分にスポットを当てた話で、総じて見れば目指している形が見えていた試合。勝負の分かれ目は細部の不出来。言葉にしたらなんとでも言えるわけだけど、なんだかサッカーは本当に難しい。だからみんな夢中になるだろうけど。

 連敗してしまいました。

 次はフクアリで新潟と。昨年は無双状態の序盤戦に対戦でした。なんか矛盾するようだけど、負けるべくして負けるような試合だった気も…
 ギリギリの試合して、勝点とりたいですね。何よりもまずは、ホーム初ゴールを。できれば複数得点を。いや無失点を。勝ちたいぞー。勝ちたいぞー。連敗の傷を癒すのは連勝あるのみです。

 勝ちたいぞ。できれば行きたい。水曜日。

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