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ファシリテータ認定プロセス ワークショップ

1.概要

クラスルーム形式によるトレーニングの実施は以前よりも難しくなってきています。参加者が多忙を極め、トレーニングに専念しづらくなっているうえに、トレーニングに投じた時間の見返りとして、より大きな成果が求められるようになっています。

今日におけるファシリテータには、信頼性の高い環境を構築し、それを維持するスキルを身に付け、参加者がトレーニングで新たなスキルを実践するだけに限らず、実際の職場で適用できるように支援することが求められます。

有能なファシリテータは、社員が組織の戦略的優先事項を達成できるように重要なスキルセットを形成し、組織の能力開発を強力に進めるための支援を行います。

本コースは現在のファシリテータの課題に対応し、組織の成功に不可欠なスキルを構築し、トレーニングを実施する上で必要なスキルとコンピテンシーを身に付けることを主眼としています。本コースで資格が授与された参加者は、DDIのリーダーシップ開発プログラム「インタアクション・マネジメント(IM)」(約40コース)を実施できるようになります。

2.お悩み・課題

・ 社内ファシリテータがDDIのIMコースを実施しなければならない。
・ 社内ファシリテータは参加者がコース中と職場で効果的にスキルを実践できるように支援するために必要なスキルを備えていない。
・ 社内ファシリテータは学習内容を組織の状況に結びつけて提供することができない。
・ 社内ファシリテータはコース中の難しい状況に上手く対応できない。

3. 成果目標

・ IMを実施するために必要なファシリテータ資格を取得する。
・ 優れたファシリテータに求められるコンピテンシーとキー・アクションを発揮する。
・ ファシリテーションに関する自身の強みと啓発点を徹底的に把握する。
・ 学習したことを効果的に職場で適用するためにIMのマテリアルやツールを活用する。
・ クラスルームにとどまらず、人材の能力開発を支援する自身の役割を理解する。

4.コース内容

本ワークショップの前に、参加者は事前課題を行う。「リーダーのためインタアクション・スキル」自己学習を実施し、DDIのインタアクション・スキルの基礎を身に付ける。また、優れたファシリテータの要件として求められるコンピテンシーを学習し、自己評価を行う。さらに、DDIファシリテータ・ガイドの活用方法を学ぶ。

1日目

参加者は、逐次学習に基づく演習に取り組みながら、認定の際に求められるコンピテンシーの知識を習得し、適用できるようになる。効果的なファシリテーションを行うためのガイドとして教材を活用しながら、各コンピテンシーとキー・アクションがDDIのコース内容にどのように組み込まれているのかを学習する。ワークショップを実施するマスター・トレーナーがポジティブモデルのファシリテーションを行う。ファシリテータはコース中にコーチ役を担う必要もあるため、肯定的フィードバックと改善のためのフィードバックを提供する方法についても学ぶ。参加者は、マスター・トレーナーと1対1で、事前課題で実施した自己評価を確認し、割り当てられたファシリテーション実習のコーチングを受ける。

2日目

1日目に包括的に学んだことを活かし、参加者は1人30~40分のファシリテーションを行う。マスター・トレーナーは、4つのコンピテンシーに基づく個別のフィードバックを行う。その後、他の参加者からのフィードバックを受ける。コース中に起こりがちな困難な状況について検証することにより、参加者は、社内でファシリテーションを行う際に起こりうる障害を検討、対処することができるようになる。

3日目

参加者は、前日に受けたフィードバックを踏まえて、前日とは異なるモジュールで2回目のファシリテーションを行う。マスター・トレーナーは引き続き、認定に必要なコンピテンシーとキー・アクションの観点から各参加者の上達の度合いを観察し、再び個別のフィードバックを行う。

行動変容をもたらし、組織のビジネス成果を達成するために、行動モデリングが重要であることを理解するうえで役立つ演習に参加し、ワークショップを終了する。IMコースの豊富なリソースを利用して体験的に学ぶ。これらのリソースを公式トレーニングの前後およびトレーニングの間のタイミングで活用することにより、学習した内容を職場で適用することに役立てる。

5.コースの詳細

・対象者:DDIトレーニングの実施責任を担う社員(経験豊富なトレーナー、初級・中級管理職、チームメンバーなど)
・標準所要時間:3日間
・参加人数:6人まで
・事前課題:所要時間2時間

6. 強化する主要コンピテンシー

・引き付けるコミュニケーション
・学習の促進
・ファシリテータEQ(感情的知性)
・学習者の指導

7.おすすめソリューション

8.DDIとは

DDIは、世界最大手の革新的なリーダーシップ・コンサルティング企業です。1970年の設立以来、この分野の先駆者として、リーダーのアセスメントや能力開発を専門としてきました。顧客の多くは、『フォーチュン500』に名を連ねる世界有数の多国籍企業や、『働きがいのある会社ベスト100』に選ばれている世界の優良企業です。
DDIでは、組織全体におよぶリーダーの採用、昇進昇格、能力開発手法に変革をもたらす支援をすることで、すべての階層において事業戦略を理解し、実行し、困難な課題に対処できるリーダーの輩出に貢献しています。
DDIのサービスは、現地事務所や提携先を通じて、多言語で93カ国に提供されています。また、同社の研究開発投資は業界平均の2倍であり、長年にわたる実績と科学的根拠に基づいた最新の手法を駆使して、組織の課題を解決しています。
◆DDI社の4つの専門分野

DDI社は、4つの専門分野を中心に、長年の実績と科学的根拠に裏付けられたソリューションと、より深い洞察を提供し、優れた成果を生み出しています。

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円 (令和 2年12月31日)
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント


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