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鬼のプログラムで女性エンジニアを目指す!?忖度なしで受講生の本音をきいてみた|Ms.Engineer

女性にエンジニアという新キャリアを――。そんな志を掲げ、2021年に設立された、女性向けのプログラミングスクール「Ms.Engineer」。未経験から最短6カ月で、世界で通用するエンジニアを目指せるのが特徴ですが、実際に卒業生や現役生からはどのような声が挙げられているのでしょうか。

2023年12月10日(日)に六本木にて開催された、~夢を叶えるキャリアバル~「Ms.Engineer MEET UP」では、7名の卒業生および現役生がトークセッションに登壇。学習初心者だった当時からエンジニアとして活躍する現在を振り返りながら、Ms.Engineer、そしてエンジニアとしてのキャリアの「ライトサイド」「ダークサイド」を語りました。今回はダークサイドセッション編です。

↓ライトサイドセッションはこちら↓

登壇者プロフィール
卒業生・現Ms.Engineer講師
めいさん、わかよさん

現受講生
キャロさん、みささん、かえでさん

「やばいところにきた…」崖から突き落とされたようなブートキャンプ初日

‐今回のセッションテーマは「ダークサイド」。ブートキャンプは厳しい、難しいといわれるけど、「本当なの? 実際どうなの?」というところを皆さんに聞いていきたいと思います。 
まずは、初⽇の感想から。Ms.Engineerのブートキャンプは、⼊る前の事前学習も必須です。受講者の方にはある程度勉強した状態でブートキャンプにご⼊学いただくのですが、実際初⽇はどう感じましたか? 

わかよさん:初⽇の感想は、「崖から突き落とされた」感じ。アマゾンの中に1⼈取り残されて、地図もない中、「ゴールあっちだから帰っておいで」と⾔われているような本当の孤独。課題を⾒ても何をやっているのか全く意味がわからない。「どうしよう、間違えたな」と、本当にパソコンの前でずっと固まっていました。
最近、初⽇の課題のコードを見返したら、3行しか書いてなかったんです。「当時相当やばかったな、私」と思って。今本当に卒業して、こうしてここに登壇できてよかったと思っています。

‐わかよさんは、初日が衝撃的だったといつも話していますよね(笑)。 

かえでさん:私の場合は、わからなすぎてもう笑っちゃうみたいな。「もう何語?」って感じでした。ブートキャンプについては、「やばいところに⾏くんだよ」っていう前情報がありましたが、ようやく「やばいところに来たんだ」というのを⾃覚して…私は最初の2~3週間は「わからなすぎて笑い続けている⽇々」でした。

‐それは結構落ち込んだ?

かえでさん:もはや落ち込むところまで⾏けないです。「何⾔ってんだよ(笑)」ってすごい笑いながら思ってました。でも気づいたら、どこかで「あれ、ちょっとわかるかも」みたいな瞬間がきたんです。なので、“⾔葉がわかるようになってきた”と感じるところまでは、全く分からない状態でいてもいいんじゃないかなと、結構楽観的に考えていました。

みささん:ブートキャンプがはじまる前の事前学習は個人で勉強するのですが、初めてチームで学習していくというところで、チームの皆に会ったとき、すごく安⼼した気持ちとともに、皆さんから溢れ出る「できますオーラ」をすごく感じてしまって…。「⾃分はこんなところにいてもいいのか」という気持ちになって、孤独感が⼤きかったです。

講義に関しては、初⽇の授業に関しては少し予習をした形で臨めたことで、少しだけ⼼に余裕が持てたというか、「これこの間見たやつだな」と思いながら講義を受けることができました。なので、朝自習)→午前講義→午後自主学習(課題)をするという学習リズムをつけようと、初⽇から意識していました。

‐確かに、1人で勉強していたところからブートキャンプに⼊ってくると、授業になるからみんなと⼀緒に勉強できるという安⼼感がありつつも、その分周りのオーラに影響は受けますよね。

めいさん:当時を思い返しても、みんなそう思っていたんだなと思いますし、⾃分が受けたときも本当にそうでした。もう、周りの人がすごすぎて、「⾃分はここで⼀緒にやっていけるのかな」とすごく不安でした。

わかよさん:講師となった今は、ほぼ全員から「私だけが理解できていないと思う」と相談を受けるのですが、 多分みんな同じことを考えています(笑)。結果的には、助け合っていけるので⼤丈夫。

ただ、運営側の立場から⾔わせていただくなら、Ms.Engineerは皆さんにエンジニアになってほしい、エンジニアとして働けるようになってほしいという志を⼤きく掲げているので、その目標を達成するために、敢えて厳しいカリキュラムを組んでいます。でも、皆さんもそれをしっかりわかってくださっていますし、私たちもしっかりをサポートしていきたいと思っています。

キャロさん:私は、ブートキャンプについて、ひとみさんから「これから厳しくなる。そう設計されてる」と話を聞いていたので、それにインスパイアされて「やりきってやる、勝ってやる」みたいな気持ちが強かったです。
最初の授業は、結構基礎的な内容が多かったです。
⾃分は基本情報技術者の勉強を入学前にしていたり、スターター終了後のブートキャンプに⼊る前に、授業で内容が重複する部分も少し勉強していたので、あまり付いていけないということはありませんでした。

Ms.Engineer流の“無茶ぶり”に食らいついていくことが第一難関

‐では、ブートキャンプで経験した辛かった瞬間は?

みささん:もう正に今がきつい瞬間です。ちょうど最終課題の卒業制作が始まって1週間が経ったところなのですが、制作するにあたっては、企画を1から考えたり、どの⾔語を使うかなども話し合わなければなりません。その話し合いの段階で、環境もタイプも違うので、チームで同じ⽅向を向くことがすごく難しいんです。

でも、チームで何かを作るというのはなかなかないチャンスだし、それが就職活動だったり就職後の⾃分だったりのためになるんだという気持ちをモチベーションとして、今は頑張っているところです。

めいさん:今のみささんの話にもありましたが、やっぱり企画や最初の設計がしっかりしてないと途中で良くなくなってきてしまうので…自分の出した案が否定されたりとか、本当にきついと思うんですけど、実務でも起こり得ることなので、それも必要な経験の1つだと捉えていただけたらと思います。

みささん:確かに、「⾒透かされたな」と感じる部分がすごくありました。課題を作るときに、あったらいいなっていうところから課題を考えてしまったりとかして、そこが多分ひとみさんにばれてしまって…今はもう一度1から考え直しています(笑)

わかよさん:私は毎週⽉曜⽇の課題が⽰される瞬間。絶対できないでしょっていう量が出るじゃないですか。 あれを⾒るときの毎週⽉曜⽇の絶望感。「またか」みたいな。
でも、Ms.Engineerの辛さから這い上がれたのは、「それに慣れた」から。課題の量の多さと無茶ぶり感に慣れて、「Ms.Engineer、鬼だな」と思えてきてから、頑張るポイントややり切るポイントを自分の中で決められるようになりました。

-運営サイドから、課題や無茶ぶり感に対して何かコメントはありますか?

めいさん:私も今ブートキャンプ生に戻って、同じ課題をやりなさいって⾔われたら逃げ出すと思います。 本当にそれぐらいきついです。でも、運営側も、完璧にできると思って課題は出していません。逆に、「1週間で1個のアプリを作りなさい」と⾔われて、完璧に出して来られたら「もう就職していいんじゃない」と思うので(笑)。
学習するため、エンジニアになるため、その過程のところを今一緒にやっていただいています。無茶ぶりについては「いつもすみません」と思っているのですが、皆さん⾷らいついていただいているので…いつもありがとうございます。

チーム開発を体験できるからこそ身につく、現場で活かせるコミュニケーション力

‐現役受講生の皆さんはいかがですか?

キャロさん:さっきも話したように、「やってやる」という気持ちで自分を鼓舞している感じなので、やっぱりきついです。あとは、チーム課題では全員が同じ⽅向を向くのが本当に大変です。でも、ブートキャンプのいいところはチーム開発を経験できるところだと思っています。夜間だと日中の仕事と並行されている方もいらっしゃいますが、時間や考えを相手に合わせながら進めていく部分は難しいながらも、有意義な時間だと感じます。

-実際にはチーム開発が仕事の本質。「チームで目的を達成する」ことはブートキャンプでも大切にしている部分ですね。

かえでさん:1⼈で課題をこなしていけばいい時って、わからなくても笑っていればそれで流せるんですけど、いざチーム開発が始まってみると、やっぱり⾃分の“劣等⽣感”が否定できなくなってきて、「周りに迷惑をかけているんじゃないかな」と思う瞬間がすごくしんどいです。
⾃分がやらなきゃいけない部分があるけど、その部分をこなせなかった、期限までに終わらせられなかったと思ったときに、申し訳ない気持ちが強くなります。でも、私は楽観的な考えがベースとしてあるので、別のところで挽回しようと頑張っています。
あとは、講師の方は、わからないところを聞いても「こういうことを調べてみたら」と遠回りの回答しか返ってこないことが多くて、それもきついです(笑)。

‐Ms.Engineerは「答えを教えない」というのをモットーにやっていますよね。

めいさん:はい。本当は教えたいんですよ、講師の⽅でわかるところとか、自分の知識をお渡ししたいときもあるんですけど、それをやってしまうと皆さんの考える機会を奪ってしまうので、こちらも苦しい思いでやっています。
ただ、かえでさんの話を聞いていて思ったのは、「技術的な面で力になれなくても、ほかの部分でカバーする」という姿勢はとても⼤事だということ。チーム開発の時はコミュニケーションがすごく重要になってきます。技術以外のところでも⾃分ができることは必ずあるので、そうした工夫を上手く取り入れつつ、「⾃分はこういうことができるんだ」という得意ポイントを⾒つけてほしいと思います。

現役エンジニアも課題に感じる「質問力」が研ぎ澄まされた

みささん:確かに、ヘルプを出すっていうのはすごく難しいですよね。答えを聞いても教えてはくれないし、答えをいかに上手く引き出すかも学ぶべきポイントだと感じました。たとえば、講師の⽅たちがくれるアドバイスを参考に、「この質問の仕⽅だったら答えてくれるだろう」と質問を投げかけても、「それは答えを聞いています」と返ってきたりすることがあります。

めいさん:運営としては「この部分を調べてやってほしい」ポイントがあるのは事実です。でも、逆に講師に「答えを聞いている」と指摘されたということは、「そこまで自分のわからないことを掘り下げられている」ということなので、ちょっとポジティブに捉えてほしいなとは感じました。…わかよさん、ヘルプの出し方のコツは?(笑)

わかよさん:まずはちゃんと⾃分で調べることと、「ここまでは調べました」「こんなことまでわかってます」と伝えたうえで、「ここがわからない」という部分をはっきりさせることですかね。自分が質問される側として感じるのは、「調べたけどわかりませんでした」と⾔われるよりも、「調べた結果、ここまでわかった。でもその先のここがわからない」と⾔われる⽅が、ここから説明しようかなとか、何かヒント出そうかなと考えやすいと思います。

キャロさん:新卒でエンジニアとして就職して感じるのは、やっぱり現場でも質問力が求められること。ちゃんとヘルプを出さないと、先輩たちもリモートなどで自分の様⼦をわかってもらえません。実際、先輩からも「技術よりなにより質問力を学んでほしい」と指導されたことが多かったです。⾃分もMs.Engineerを通して質問⼒がついて、現場でも役に⽴っていることをすごく感じています。

‐ありがとうございます。Ms.Engineerでは学習をすべてオンラインでやるから、。卒業後にリモートワークの会社に⼊っても苦労せずにすんなり入っていけるのは、ブートキャンプならではの魅力かと感じます。

-みささんはお⼦さんもいらっしゃる中参加されているとのことですが、どうやって両立されているんですか?

みささん:3歳の娘と1歳の息⼦がいるのですが、ちょうど私が10⽉からブートキャンプを始めて、9⽉から娘が幼稚園に、当時0歳だった息⼦は保育園に入ったので、みんな環境が変わったタイミングでした。お互いに慣れていないことだらけだったので迷惑をかけたなと感じます。また、⽇頃の家事は夫にお願いしているので、本当に家族の理解があって、協⼒してくれているからこそ両立できているのだなと実感します。

‐ありがとうございます。お子さまにもお⺟さんが頑張ってるのが伝わっていそうですよね。

確かにブートキャンプはきつい。だからこそ、終わった後は技術も自信もつく


それでは最後に、ライトサイドセッション同様、ブートキャンプを受けるか迷っている方、これから受けようと思っている方、今学習中の方に向けて、皆さんからメッセージをお願いします。

かえでさん:最初から最後まで「周りはすごい人だらけだ」と感じることが多いと思います。そんな中でも、⾃分の強みをどうにか⾒つけてください。技術的にすごい⼈もいれば、情報整理が得意な⼈、場の雰囲気を盛り上げるのが上手い人、いろいろな方がいます。絶対に「⾃分が⼀番この中でポジションをとれるもの」があるので、そこを⾒つけて頑張っていただきたいと思います。

みささん:今回はダークサイドということで、5期⽣のダークサイドを全部背負ってやってきました(笑)。ただ、実際に受けていて、質問⼒を磨いてもらっていると感じるなど、単にプログラミングを勉強するだけではなくて、ブートキャンプを通して⾃分自身を⾒直して成⻑に繋げられているのを実感しています。今勉強できてるということが、私にとって想像以上にプラスになっています。頑張ってください。

キャロさん:私は、皆さんがいろんな強みを持っていると感じると同時に、⾃分が全然できていないと感じる瞬間も、皆さんと同じようにありますし、苦しいときもあります。私はすでにエンジニアとして働いていますが、「ブートキャンプが業務に役に⽴っている」「⾃分が成長できている」と感じることが多く、すごいプログラムなんだなと実感しています。ブートキャンプを受けるに当たってすごく悩みましたが、すごくいい学びがあったので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

わかよさん:「⾃分にできるかな」「どうしようかな」と悩まれる⽅が多いと思うのですが、変わりたいという思う気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。私も⼀歩を踏み出したことで、柔軟な働き⽅ができるようになった1⼈ですので、ぜひ迷っているなら、勇気を出して⼀歩踏み出してほしいと思います。 ありがとうございます。


めいさん:確かにブートキャンプはきついです。でも、やっぱり話をしている時の皆さんの表情は笑顔ですよね。また、さっきのライトサイドセッションの時にもお伝えしたのですが、あやかさんとゆかこさん、とてもお話し上⼿になられましたよね。いい方向に⼈格が変わっているような印象を受けました。
私も経験者なのでわかるのですが、当時は確かに辛いけど、終わってみると本当に受けてよかったなと思いますし、無駄なことやマイナスなことはないし、自信もつきました。私はMs.Engineerの講師として教える立場ですが、いち卒業⽣でもあるので、いつでも頼っていただければうれしいです。 

‐みなさん、ありがとうございました!


Ms.Engineerは未経験からエンジニアへのキャリアシフトを目指す女性をサポートしています!

https://ms-engineer.jp/

■Ms.Engineer株式会社について
Ms.Engineerは「未来の担い手となるテクノロジースキルを持った女性」を輩出することを目的とした女性のためのエンジニア養成ブートキャンプを運営しています。日本を代表する大手IT企業のCTO陣がカリキュラムを監修し、フルオンラインながら「ブートキャンプ式」と呼ばれる超実践型の厳しいカリキュラムで、未経験から最短6ヶ月でハイクラスのエンジニアになることができます。累計受講者数は500名以上で、卒業後は、有名メガベンチャー複数社へエンジニア職での内定獲得、なかには転職後の年収が100万円以上あがるケースもあり、意志ある女性の人生を変える実績が着実に積まれています。

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