23-90. 自分を知ってから本当の人生が始まる|嫌われる勇気から9年
わたしは長いこと自分の人生を生きられていませんでした。
自分のままだと嫌われると思い込み、1人ぼっちになるのがこわくて、勝手に自分を押し殺してたのです。
自分でいられないのはつらいものです。
でも嫌われるのもこわかった。
この板挟みで死のうとすらしたのは19の頃。
(親はすごく愛してくれてたのに不思議。前世のカルマ?)
でも、少しずつ自分の気持ちを尊重して、少しずつ世界に自分を出してみたのです。
時間はかかったけど、そこから“自分は自分でいいんだ”って思えるようになってきました。
昨日、嫌われる勇気を再読。
はじめて読んだのは9年前。むさぼるように何度も読み返した記憶があります。
当時25歳。
あの頃は仕事にマンネリを感じていました。本当はやめたい、けど、やめても何ができるかわからなくて。
そして、人から否定されることが怖かった。
人に認められたいと思うのはごく自然なこと。
人は孤独では生きていけないようになっていて、疎外されるのが怖いのは生存本能。
自由に見えてたかもしれないけれど、
そんな価値観を持っていました。
「正解」という他者の価値観に合わせ、
嫌われないことが最優先。
でもその生き方はとっても不自由でした。
自分の素を見せたら嫌われるのではないか?と怖くて自分の本音を出せない。
…というか、そもそも自分の本音があるかどうかすら、考えたこともなかった。
自分は正しく振る舞わなければならない。
自分の本音を出すことは、すなわち社会から疎外されること。
そうやって自分を抑圧し、我慢し、自分に足りないものばかりに目がいく。
完璧になりたい。ならないと怖い。
こんな自分が嫌い。
周りがみんな敵に感じる。
自分すら自分の味方でいられない。
我慢して我慢して、本当は見てほしい自分をいちばん自分が無視してる。
自分で自分を傷つけていることすら気づいてない。
そんなどん底な状態から、這い上がるためにどうしたらいいのかわからなくて
めちゃくちゃ本を読みました。
(根暗だし完璧主義だから人に聞くのが怖かったw)
そして、少しずつ自分の言葉で、自分の本音を出してみました。
少しずつ自分のやりたくないことをやめてみました。
ほんとうに少しずつ、です。
9年たった今でも、この本を読むとハッとします。
実践するのは難しいと本にも書いてあるけれど
当時読んだときは「何言ってるのかわからない」と、サンドイッチマン並みに思っていた考えが、
今は自分に深く染み込んでいることがわかりました。
この9年でいろんなことがありました。
結婚、異動、出産、脱サラ、開業、閉業
自分の望みに丁寧に向き合ってきました。
伝えたいことは伝えてみる。
やりたくないことはやめる。
自分を喜ばせる。
怖くても、1歩を踏み出し続ける。
そうやって繰り返しながら、湧いてくる自分の感情と向き合い、
どうしてそう思ったのかな?
と、親友のように自分に問いかけました。
少しずつ、少しずつ実践することで
「自分は自分のままでいい」と
少しずつ少しずつ思えるようになりました。
何より自分がそのままいることで、自分と波長のあう仲間ができました。これがいちばん大切なことです。
自分のままで、仲間ができること。
まずは自分が何を考え、何を我慢し、何を望んでいるのかを知ることから始めてみませんか?
書くことがどうしてもできない人は、対話で自分を知るサービスもあります。
どちらにせよ、ご興味あればLINEからご連絡ください。
なんでも焦らず少しずつ。
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