23-58. イライラした相手は自分の影だった
12歳から15歳までフィリピンという国に住んでいたのですが、現地の人たちって、よく言えばみんなほんとうにナチュラルなんです。
やはり南国だからですかね?
ほんとうに大らか。
でも、店に行っても「あっちのレジに行け」と顎で促されたり、悪くいうと愛想がよくありません。笑
思春期真っ只中のわたしは、それにものすごくイラついてたんです。
学校で作文コンクールみたいなのがあって、「愛想について」という題材で書いたのを今でも覚えています。
内容を簡単にいうと「日本はみんな愛想よく接客するのに、フィリピン人は愛想がなさすぎる!」みたいな、いま思えば、単なる文句ですね。笑
そのときは渾身の力作と思っていたのですが、当然コンクールには引っかからず、「なんでだろう?」と疑問に思っていたこともよく覚えています。
今となっては、自然体でいられるフィリピン人最高!!と思いますが、当時わたしはなぜ、作文で大々的に文句を言うくらい、愛想のない人にイラついていたのでしょう?
なぜなら、私は当時、愛されるためにとても努力し、素の自分でいることを禁止してたから。
愛想よく接してもらえないことで、大事にされてない気がして嫌だったというよりも(それもあると思いますが)
自分がこんなに頑張って、愛されるために努力をしてるのにもかかわらず、なぜあなた方はその努力をしないのですか?!
というイラつき。笑
自分は禁止してることを、相手がしていることにひどく腹が立ったんですよね〜。
・自分がほんとうはやりたくないこと
・我慢してやってること
・つくろっていること
これを簡単にしている人を見たときに、私たちの感情はひどく揺さぶられます。
逆に自分が自分に強制してることを、相手がしないことにのもイライラします。
なので、それらを自分に許可すると楽になります。
と深掘りしてみると、自分の意識が広くなり、生きやすくなってきます。
意外と手放してみればあっけなくて、なんで私ここにこんなにこだわってたんだ?!とさえ思います。笑
価値観は、国でも時代でも変わりますし、自分がやりたいように生きたらいいんですよね〜。
ほんと最近つくづくそう思います。
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