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23-9. 毎日ごはんを食べさせること

自分がおかあさんになるまで、毎日毎日、母親がごはんをつくってくれることをあたりまえだと思っていました。

私が高校生の頃、『ご飯を楽しみにしていることを伝えたら母が喜ぶだろう』と思ったわたしは、帰り道に「今日のご飯なあに?」と電話して母親を怒らせてしまったことがあります。

そのときは「なんで怒るの?」と思ったけれど、今なら気持ちがわかる気がするなあ。笑

自分が母親になってみて、毎日毎日ごはんを作ってみて、その大変なこと。

未就学児の子どもは、野菜が多いと「え〜」とか「おいしくなさそう」とか言いますしね〜。

「ごちそうさま、おいしかったです」とかならず言うように、家族全員を躾けようかな。

Netflixで「逃げ恥」がみれるようになっていたので、久しぶりに見始めたら面白くて一気見してしまいました。

主婦の労働対価を金銭に換算すると年収304.1万円に相当するとか。もし育児に使っている時間も入れたら…?

それを無銭でやっているのだから、もっと社会に認められてしかるべきでは!?なんて思ってしまいますよね。

それに加えて兼業推奨!女性の負担ってすごすぎませんか(笑)

労働=納税=えらい、と刷り込まれているので「家事・炊事・育児は納税と関係ないので、労働には含まれませんよ〜」なんていう注釈がついてる気がします。

ご飯つくっても、掃除をしても、洗濯をしても、ほめられもせず、喜ばれもせず、お金ももらえず、本当によくがんばっていますよね。

おかあさんたち、おつかれさん。

「舞妓さんちのまかないさん」というNetflixのドラマが配信されましたね。

みなさんご覧になりましたか?

屋形のみんなの日々のご飯をつくるのが、まかないさんのお仕事です。

※ここから少しネタバレなので注意



舞妓を目指して上京した主人公のキヨは、舞妓の素質がなく流れに流れてまかないさんに。同じく舞妓を目指していっしょに上京したすみれは、どんどんと舞妓への階段を登っていきます。(でもこの2人の仲のよさがいいのです…)

「キヨはこれでよかったん?」ってみんなに心配されてしまうのだけど、

自分はまかないさんになるためにここに来たんだと思うんだ
この台所に出会ってしまった

と言うキヨ。


周りの「これでよかったん?」っていうのは

・まかないというみんなのごはんをつくるような仕事は、表に出る華やかな仕事ではないのに。

という意味と、

・舞妓になるために来たのに、違う仕事でよかったん?

この2つの意味合いを感じました。


わたし自身、仕事も家庭も陰で支え続けてきたように思います。決して目立たない、あまりほめられない。

「これでいいのかな…」なんて迷ってばかりだけど

キヨのように周りの価値観に左右されず、自分の居場所を自分で受け入れられるようになったら、とてもしあわせなのだろうなあ…と思ったのでした。

“つくる方が 食べるほうが
旅立つほうが 見送るほうが
どっちがよくて どっちが悪いってわけじゃねえ”
キヨのおばあちゃんがキヨを心配する健太に言った一言

きのう関東に越してきた7個下のおとうとが家まで来てくれたので、ご飯をつくったところ「ごはんを作ってもらえるってありがたいわ」とポロリ。

それを聞いた主人が、晩御飯をつくってくれました。笑

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