ホラー　「インタビュー」

□ではまず、あなたがトゥールンドゥルドゥを始めたきっかけをお聞かせください。

■もともと両親が、トゥールンドゥルドゥの選手だったので、物心ついたころには、トゥールンドゥルドゥをしていました。5歳くらいからでしょうか。

□トゥールンドゥルドゥの魅力とは？

■勝ち負けがないことですね。勝敗は決まりませんが、私たちは日々、トゥルントゥを欠かしません。もちろんンドゥンドゥも。それは日に8時間に及びます。

□何を言っているんですか？

■すみません（笑）クグンガトゥットゥですよね。（笛を吹く）

□意味がわかりませんが。頭がおかしいのですか？

■いいえ。ただ、ご存知かと思ったもので。

（沈黙）

□では最後になりますが、トゥールンドゥルドゥをこれから始めようとする読者へメッセージをお願いします。

■トゥールンドゥルドゥは老若男女、どなたでも楽しめて夢中になれるスポーツィです。想像してみてください、トゥールンドゥルドゥがある生活を。ほら、あなたの後ろに誰かいますよ。

□もうやめてもらえませんか。

■え。

□トゥールンドゥルドゥとはなんですか？実在するスポーツなのですか？それともスポーツィなのですか？

■うぅぅ。

□トゥー。

■ルーンルーンルーン（歌い出す）

□ンードゥルンードゥル（歌い出す）

■トゥール！

□ンドゥルドゥ！

（ここで、バタン、と大きな音がした後、テープの録音は終了）

このインタビューは1983年に行われた。インタビューの後、記者は行方不明となった。消息は未だ不明。

記者のデスクには、このインタビューが録音されたテープと、大量のチョコボールが残されていた。あとアポロも。