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IKEAのぬいぐるみと暮らす

大人になってからぬいぐるみが好きになった。
ふかふかしている姿は優しい気持ちになれる。
何よりかわいい。いやし。
最近はIKEAに行くたび、新しい家族を迎えてしまう。

一番最初に我が家にやってきたのは、サメ彦。
リビングのソファでよく寝てる。
つらいことがあった日にお腹を貸してくれて、「つらい?ねる?」ってすぐ聞いてくる。

その次にやってきたのはハス美ちゃん。
しゃきっとしてたのに、最近はくたーっとしてゴロゴロしてる。
「そんな行き倒れごっこしないで」って話しかけると「れかちゃんの真似してるの」ってすました顔して答えてくる。
いつも心優しくて、具合が悪い時に一番最初にかけつけてくれるのはいつだってハス美だ。

その後にやってきたのが、ハス次。
両手に収まるハス次は、手の上にいると生きてるみたいなぬくもりになる。
いたずらが大好きで、気付くと色々なところにいる。
本棚の中を探検したり、セーター用の平干しネットの上でトランポリンをしていたり、玄関まで迎えに行くふりをして脱走する機会を伺っていたり。

そしてニューフェイスのユキちゃん。
おっとりした性格なのか、みんなに敬語で話している。
面倒見が良くて「あらあらどうしたんですか〜」と優しく話しかけてくる。
紅一点だったハス美はユキちゃんが大好きみたいで、すぐに「ユキちゃんユキちゃん!」と抱きついている姿を見る。かわよい。

毛布に潜ってみたり

トーテムポールになってみたり

一緒になろう小説を読んでみたり

三人で戯れてソファが狭くなったり

朝起きたらみんなで密談していたり。
大人だけの会議だったのにハス次が割り込んできている姿に笑っちゃった。

ソファが広くないからあんまり家族を増やせないんだけど、たくさん我が家の子になって欲しいな、幸せになって欲しいなと思っている。

ふかふかはやさしさでしあわせだ。
これからも、仲良くしてね。

いただいたお金は、美味しいお酒と新しい本に使い、書くためのエネルギーにしたいと思います。