黒岩涙香「無惨」(1889) 紹介と感想
黒岩涙香『黒岩涙香探偵小説選Ⅰ』論創社, 2006, p.1-54
黒岩涙香『黒岩涙香探偵小説選Ⅱ』論創社, 2006, p.249-255
黒岩涙香(1862~1920)は、主に明治期に活躍しており、ミステリー好きにとっては外国作家の小説を翻案して日本に紹介したことで知られています。
無惨(1889/明治二十二年)
あらすじ
数多くの創傷、擦剥、打傷があり、頭も裂けている世にも無惨な死体が見つかる。谷間田と大鞆、二人の刑事が目を付けた手がかりは、死体が握っていた縮れた