ランチを絶対に食べない生活リズムが狂った陰キャがいた
明日、オーストラリアは祝日でおやすみです。
なので学校が始まってから一週間が終わりました。たったの4日間ですが、新鮮な毎日が充実して楽しいです。
しかし陰キャっていうのはいる。私のクラスにもランチを食べずに、ひたすらスマホをいじって昼休みを終える陰キャがいました。今日はその人のお話です。
どこにでもいるんだなって思った
毎日語学学校ではお昼の時間になると、友達やクラスメイトと話しながらランチを食べます。
自分で作ってきたもの、買ってきたもの、外食しにいく人、実に様々。
大抵の人は友達と一緒に食べていますが、なかには一人で食べている人もいます。だれも気にしてなんかいませんし、全員そういうの別になんとも思っていません。
でも私のクラスには、ランチはこの4日間一度も食べてないし、お昼休みは飲食できない教室の中でひたすらスマホをいじって時間を過ごす人がいました。
絶対に友達できないタイプの人間だ。
正直そう思わざるを得ない。一日三食食べないことも健康上良くない。
この人は生活リズムの狂った、友達とコミュニケーションを取れない人だと私は思いました。やっぱりそういう人ってどこにでもいるんですね。
しかし授業中はみんなと仲良く話しています。コミュニケーションも取りながら、楽しそうにしています。
私のような陰の者とは明らかに違う何かを感じました。
何かがおかしい。
思い切って聞いてみた
絶対におかしい。この人は陰キャではありません。ならただ生活リズムが狂っているだけなのでしょうか。私は思い切って聞いてみました。
「お昼ごはん食べないの?」
すると即答します。
「俺は食べない」
なんでやねん食えや。
これでは午後の授業に集中できるわけがありません。
しかし食べないと言っているのに無理やり誘うのもあまり良くはありません。私はその人をおいてランチを食べに行きました。
でも私はその人とも仲良くなりたかったんです。話してると面白い人だったから。だからランチを食べ終わってから、遊びに誘ってみることにしました。
完全に私が悪かった
「月曜日予定ある? 休みだから遊びに行こうよ。」
さらに思い切って誘ってみました。すると即答します。
「悪いけど俺は行かないよ」
ふざけんなカス。どれだけ人付き合いが悪いんですか。
勇気を出して誘ったのに断られて少し悲しんでいると、その人は続けました。
「俺はいま断食してるんだよ。宗教上の理由で、30日間は日の出から日没まで何も食べては行けないし、飲んでもいけないんだ。ごめんね。」
あ〜なるほどね・・・。
私は自分が情けなかったです。色々な国からたくさんの人が来ているのに、こんなことにも気付けません。社会の授業で習ったのに、何のために勉強してきたのでしょうか。
完全に私が悪かったです。
よく思い返してみると、彼は何も食べてないし何も飲んでいません。外出すると、レストランから漂ってくるご飯の匂いが断食にはかなりツラいから、できるだけ出たくないとのことです。納得。
その人の国では、断食の期間はお店も閉まるそうです。
自分の価値観が広がった瞬間でした。
たぶん他にもなにかある
この会話を通して、まったく知らなかったというわけではありませんが無知の知を感じました。聞くのと見るのとでは大違いです。
その日の午後はイースターという文化に関する内容の授業があったのですが、その人は参加しませんでした。
宗教上の理由でしょう。
日本人はよく無宗教と言われますが、この人を見て、確かにそうだなとは思いました。
たぶん私が知らないだけで、他にもなにかあると思います。
それがなにかはまだわかりません。Wikiに書いてあることも把握できていませんので、きっとなにかあるはずです。
今回のことも話さなければわからないことではありましたが、もう少し気を配る必要がありますね。
大切なことを学べた一日でした。
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