2016年1月の記事一覧
犬山紙子『地雷手帖』(文春文庫)
顔は可愛いのに、なぜか異性に好感を持たれない…自称「負け美女」の著者が女性の言動・ファッション・SNS等々を研究し尽くした一冊。本書を読めば好感を持たれない原因=「地雷」を避けてモテ女子になれるかも?!著者の鋭い指摘に抉られつつも勉強になる一冊。
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中島京子『さようなら、コタツ』(集英社文庫)
裏タイトルは「へやのなか」。同性愛カップルの部屋、恋人を待つ女性の部屋、日本人とパキスタン人がカレーを食べる部屋など様々な部屋物語が詰まった短編集。人の部屋に物語あり、物語の振り幅に楽しめる&読むと一人暮らしがしたくなるかも?な一冊。
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尾形真理子『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』(幻冬舎文庫)
元コピーライターの著者が描く6編の恋愛短編集。恋にも人生にも悩む20代後半から30代の女性が"本当に自分に似合う服"を求めて渋谷・神南のセレクトショップにやって来る…。読了後すぐに自分磨きをしたくなる一冊。
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原田マハ『さいはての彼女』
沖縄への慰安旅のはずが、到着したのはなぜか北海道…。秘書の策略により北の最果てに来てしまった女社長・涼香。数々のハプニングに見舞われ絶望的な状況の涼香の元にハーレーに乗った少女が通りかかり…。
北国の広大な自然を楽しめる。仕事に疲れた人にお勧めしたい。
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津村記久子『この世にたやすい仕事はない』(日本経済新聞出版社)
みはりの仕事、おかき袋の仕事、森の小屋での仕事…長年勤めた職場を辞め、燃え尽き症候群のような状態の主人公が職業安定所の紹介のままに数々の仕事をやってみる物語。主人公の分析能力の高さと仕事の幅に驚きながら楽しめる一冊。
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伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)
俳優としてヨーロッパに長期滞在した著者の日記調エッセイ。車はジャギュア(ジャガー)、買物はポッリのドッグ・シューズ、グッチのハンドバッグ等々…「ミドル・クラス」と呼ぶ中途半端な贅沢を嫌う著者からホンモノの品を教えてもらう。挿絵がお洒落。
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