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ボランティアは無償労働ではない。【なぐり書き】

非営利団体はお金がない。故に人が雇えない。ではどうするか。

ボランティアに頼るのである。

うちの団体でも雇われているのは3人ぽっきり。それでも経営が成り立つのは80人近い大学生ボランティアがいるからである。かくいう私もその一人である。

ここで履き違えては行けないのは、ボランティアは無償労働ではないということだ。彼ら彼女らは貴重な大学生の時間を費やしてうちの活動に参加してくれているのである。

決してボランティアの労働力を搾取してはいけない。

しかし一方で非営利団体にお金がないのも事実である。では、大学生が差し出してくれた時間に対して何を返すのか。

能力である。※

彼ら彼女らはうちでの経験を通して、様々な能力を身につける。主体性という態度、報連相の技術、教育や組織開発、マネジメントに関する知識。人によって身につけるものは異なるが、どれも社会で役に立つものばかりである(何よりも役立つのは協働する力なのであるが、これだけで一つ記事が書けそうなので一旦おいておく)。

このように能力を身につけ、社会を少しでもよくできる人材を輩出することが教育系非営利団体であるうちの目指すものだったりするのである。


※なぜ「経験」ではなく、「能力」にしたかというと経験は経験だけでは意味がないからだ。そこから何かを学習して初めて意味がある。そしてそれが表出したものを能力と仮に定義している。(おそらく前半は経験学習という概念に由来している。)

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