見出し画像

【第10話】一億総REITER社会

こんにちは、 未来人J です!

前回は、「副業」について話しました。

今回は、「IC(インターチェンジ)」

について話します。

今は、郊外のIC周辺はのどかですね。

未来のIC周辺は、のどかな感じを

残しながら、賑わってます。

ICとその周辺を合わせて、

AICO (アイコ)

と呼ばれてます。

開発当初は、

Around Inter Change  ”OASIS”

と記載され、

OASIS と呼ばれてましたが、

いつの間にか、頭文字だけ取られ

AICO と呼ばれ出しました。

外資に心まで呑まれたくないという

日本人の意地だと思います。

オアシス よりも アイコ でしょうと。

AICOにおける不動産の所有者は、

DHD(ドアラホールディングス)です。

投資の盲点をついた史上最大の

投資成功話と語り継がれてます。

一方で ズルい…とも言われました。

例えば、ある上場会社の株を

何かの事情で株価が

上がることを知って買えば

インサイダー取引となって

罰せられますよね。

ところが、ある土地を

何かの事情で地価が

上がることを知って買っても

罰せられないんですよね。

インサイダー取引の

対象になってないから。

そりゃ、DHDは

目を付けますよね、

自分たちは

DOARA社会を作っていくんだから、

IC周辺が発展する時期も知ってますし、

もともと資金は豊富に持っているし、

都心に比べて地価も安いですから。

DOARAは

最初から完全自動運転ではなく、

第1段階は高速道路での

自動運転化から始まりました。

当時、高齢者ドライバーによる

運転操作ミスによる事故が

社会現象化していて、

高齢者自身も事故は

したくないのでICの近くが

好まれ始めたそうです。

それでDHDは、IC周辺の土地を

買えるだけ買いました。

DHDも当時はまだ存在せず、

のちにDHDの構成となる会社が

それぞれで土地を買っていたので、

色んな名義に分かれていて、

動きが目立たなかったんですよね。

で、いつのまにか、

Around Inter Change "OASIS "

として、開発構想が生まれて、

AICO の発展と歩幅を合わせながら、

DOARAも発展していきました。

そして、DHDが設立されて、

初めてIC周辺の土地が

DHDの単独所有になっていたと

発覚したのです。

かなり古くからあるAICO周辺は高齢者が

多く住んでいるイメージですね。

初期に開発されたAICOでは、

居住住民の平均年齢が100歳なんて

ざらにあります。

当時の若年層は、

AICO周辺に住むメリットはなく、

車の運転に不安を覚える

高齢者層が移住し始めました。

まだ、地価もそこまで上がって

なかったので、その子孫たちは

勝ち組と呼ばれています。

ちなみに、未来では、

REIT商品  ”AICO of  Yours ”

が、大人気商品です。

REIT商品とは、不動産を証券化して

その収益から配当を受ける商品です。

今もありますよね。

AICOにおける不動産価値自体は

すでに安定しているので、

譲渡による利益にうまみは

あまり無いそうですが、

収益の配当はうま味があるし、

何よりも安定しているので、

大人気商品となってます。

なぜ、DHDがAICOを

REITにしたかというと、

DHDが設立して、

AICO周辺の土地を

買い占めていたことが発覚したとき、

ものすごいバッシングを受けたんです。

「もうDOARAには乗らない!」

みたいな。

それで、今後生まれる新しいAICOは

REITにしていくと。

結局、それが大当たり。

自分の持ってるREITのAICOで

収益がさらに上がれば、

自分のREITの配当も上がるから、

出資者たちは MY AICO として、

自宅周辺のAICOを活用し始めました。

AICO of Yours は、

各AICO単位で売り出されてます。

出資者が、身近な場所で収益行動に

参加できるから、相乗効果で

AICOも更に発展。

DOARAとAICO は ある意味、

国民的アイドルです。

MY AICO という言葉は、

流行語大賞の受賞もしました。

出資者参加型投資商品の代表例です。

国債よりも安定かつ収益があがるとあって

一億総REITER社会 

となっています。

まぁ、DHDが大バッシングを受けていた頃は

DOARAはすでに社会生活になくてはならない

巨大インフラにまで成長していたので

もう、DOARAに乗らないなんて、

ありえなかったんですよね。

それでも、REIT化へ進めたのは、

こうなることを読んでいたのか

はたまた、

お金持ちの余裕からなのか。

真相はわかりません。

ただ、DHDの初代社長は

何か大きなことを決めるときは 

全て自分で決めていたそうです。

役員会議でも、

「責任は全てとるから、

 安心して賛成してほしい。

 AI、この箇所は議事録に

 太文字、大音声で残すように」

が決め台詞だったと偉人伝にあります。

こうして見たら、DOARAって

未来にすごい影響を与えてるんですね。

次回は、「DOARAを構築しているもの」

について話します。

お楽しみに!

注意 この記事はフィクションです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?