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コーヒーコミュニティ立ち上げのリアル

この記事はCoffee Advent Calender 2022という企画に参加させていただいたものになります。

はじめに

はじめまして!コーヒーは…お好きですか?
都内でプロダクトマネージャーをしている坪内と申します☕

今回はコーヒーに関する記事ということで、コーヒー関連の自己紹介をさせていただきます。

  • 主な抽出方法:プアオーバー

  • ドリップ歴:6年くらい

  • 好きな豆の産地:エチオピア、ルワンダ、ケニアなどアフリカ系

  • 好きな焙煎度:浅煎り(ライトロースト)

  • 好きなロースター:Tsukikoya(その他は、記事末尾に紹介)

アマチュアバリスタ(ただのコーヒー好き)が、コーヒーライフを楽しむため、『コーヒーコミュニティ立ち上げのリアル』いうテーマで、オフィスや社外イベントなどでコーヒーを振る舞ったり、みんなで楽しむための取り組みについて振り返りつつ、できるだけリアルなお話しをしようと思います。

コーヒーコミュニティ立ち上げのきっかけ

前職クックパッドで、オフィス移転をきっかけに、新オフィスのコーヒーカウンターを立ち上げるプロジェクトからはじまりました。オフィスでコーヒースペース立ち上げのディレクション、器具の選定、豆の仕入れなどを担当させてもらったことで、社内コミュニティでコーヒーを淹れるようになりました。

クックパッドオフィスのコーヒースペース
https://note.com/cookpad/n/nc85465372fc4 より抜粋)

オフィスでなんと業務用グラインダー(EK43)を導入・設置することとなり、グラインダーを中心に空間や導線をつくり、始業前や就業後やランチ後の時間など、社内コミュニティとして社員が利用できるようにするのは、なかなかできない刺激的な経験でした。笑

オフィスで、みんなとコーヒーを淹れたり、「コーヒー淹れたんですか?」「よかったら一緒に飲みます?」とお裾分けをきっかけに、会話が生まれ、社内の繋がりができていくのが楽しかった。
組織規模が一定以上になると、横・斜めのつながりがやや希薄になりやすいので、それを補完するのにコーヒーでのコミュニケーションは、ハードルが低くてほどよいのです。一緒に淹れる・振る舞う・お裾分けする・淹れ方を教える・淹れてもらったものを楽しむなど、オフィスでのコーヒーコミュニティの楽しみ方って豊富にあるんですよね。

転職先での立ち上げ

今年の6月に現職 BASEに入社し、#club-coffee (slackチャンネル名)という社内コミュニティの代表となり、コーヒーの社内イベントやコーヒー器具の調達・管理などをすることで、新しい環境でもみんなでコーヒーを楽しむことができました✌️(自分にとって、再現性のトライです)

オフィスでコーヒーを淹れてる自分

入社以前も社内では、元々コーヒーコミュニティはあったのですが、しばらく活動していなかったこともあり、入社後は活動を再開するべく、有志であつまることに。

(自身の入社オンボーディングも兼ねて)オフィスで社員にコーヒーを振る舞う・お裾分けすることで、コーヒー好きやコーヒーを飲みたい人たちのコミュニティが生まれました(結果、会社にも馴染むことができました)

社内で盛り上げたい人たち

初めて社内で淹れてみることで、給湯室やウォーターサーバー、器具などの導線や、淹れて片付けるまでのフローを整理・共有しながら、振り返り→改善をしつつ、誰でもコーヒーが淹れられるように取り組みました

初めてオフィスで淹れたときのSlackでの共有メモ

最初は、メンバーの私物のコーヒー器具を持ち寄って、BASEのコーヒーショップの豆やスイーツなどを楽しむ会として、コミュニティがはじまりました。そこから少しずつ器具を購入しながら、コーヒーを円滑に淹れる環境づくりをしました。(手挽きミルだと時間かかるし、電動グラインダーやドリップケトル、スケールがあったほうが味が安定する)

手挽きミルを気合で頑張る人たち

夏場になり、アイスコーヒーの需要が増える中で、水出しコーヒーを前日に仕込むことで、集まってすぐ楽しめる・1日中楽しめるので、毎週集まる人が増えました。お茶パックに挽いた豆を淹れることで水出しがしっかり出るのでおすすめです。(片付けもパックを捨ててすすぐだけなので粉が飛び散らなくて便利)

しっかり入った水出しコーヒーたち

社内では、Uniposというピアボーナスの仕組みがあり、コーヒーコミュニティで振る舞った方々からのお礼で、個人でも豆が買えて、それをみんなにまた振る舞える、という循環もできました🙌

uniposでコーヒーのお礼を貰えた✌️

社内イベントでも、徐々にコーヒーを淹れられる人が増えてきて、みんなでコーヒーを楽しめるようになってきました。(代表やコーヒー玄人がいなくても、淹れる人が増えて嬉しい)

社内の10 周年イベントで、ハンドドリップにチャレンジする人

Slackで情報交換をすることで、自宅でもよりコーヒーライフを楽しめるようになりました。

美味しいコーヒー豆が知りたい人たち
おすすめしたコーヒーが満足いただけたようでよかった!

社外にも広がるコミュニティ

社外でも、コーヒーをきっかけに、繋がりやコーヒーの楽しみを増やしたい、という思いで社内と同じ #club-coffee というコーヒーコミュニティを立ち上げました。
初期から利用させていただいているキャリアSNSのYOUTRUSTが、コミュニティ機能をリリースされたこともあり、そちらでオーナーとしてオンラインコミュニティを立ち上げることにしました。

YOUTRUSTで立ち上げたオンラインコーヒーコミュニティ『#club-coffee』
立ち上げ当初の投稿

立ち上げから半年で、100名近くの方にご参加いただき、中には「自分で焙煎した豆を紹介する人」や「複業としてクラウドファンディングでコーヒーブランドを立ち上げる人」、参加メンバーの方と「人気のロースターやSCAJというスペシャルティーコーヒーのカンファレンスに行く」など、活動も徐々に盛り上がってきています。

直近では、YOUTRUSTのイベント「トラストバル」にご招待いただき、社外でもコーヒーを振る舞いながら、コミュニティオーナーの人たちと情報交換をすることも。

YOUTRUSTさんのオフィスにてコーヒーを振る舞う

おすすめコミュニティ

コミュニティ立ち上げにあたって、参考にさせていただいた個人で参加しているコーヒーコミュニティをいくつかご紹介します。

LIGHT UP COFFEEの川野さんが立ち上げたTwitterのコーヒーコミュニティ

LINEのオープンチャット
スペシャルティコーヒーが好きな人/Speciality Coffee Lovers

最後に

コーヒーコミュニティの立ち上げは大変ですが、それ以上に継続して楽しむ・盛り上げるのは、熱量の維持・マンネリ化などを含め、もっと大変なことです。特にコーヒーという特性から、オンラインでのコミュニケーションはなかなか続きにくく、オフラインのイベントやリアルの人間関係の依存しやすいのです。

Coffee Advent Calendar 2022で寄稿されている水殿さんの『会社でコーヒーのイベントを開催するようになった話』や、よしこさんの『オフィスのQuality of Coffeeを上げる話』、他にもコーヒーコミュニティでも複数名が、オフィスでコーヒーを楽しむ方が増えているようなので、今後も積極的に、近い業界で同じようにコーヒーを淹れたり・振る舞ったりしている人とつながり、何かコラボとかできたら楽しそうだなと思ってます!(ぜひ)

質問や、その後の話は、Twitterアカウントまで

ロースターや器具、コーヒーの雑談でもなんでもどうぞ!
https://twitter.com/mrhiro1112


おまけ:おすすめコーヒー器具・ロースター

コミュニティ立ち上げにあたって、これまで現職や前職、自宅などで購入してよかった器具やロースターを紹介します。

ドリッパー

ドリッパーは、飲み方・好みに合わせてバリエーションを揃えました。

一番のお気に入りは、浸漬式のスイッチです。蒸らし中にお湯に浸せるので、冬場でもしっかりフレーバーが出るのでよきです。溜めたまま1投で淹れて、落としても、カンタンに淹れられるので初心者の方にもおすすめです。

アイスコーヒーは、ウェーブの方が好みです。細挽きにしても抽出、特に落ち切りまでの時間が安定するので、夏場のアイス(急冷式)をいれるのに重宝してます。

安定した抽出ができるオリガミドリッパーも好みです。ウェーブ型も、V60型も、フィルター両方使えて、オールシーズン使いやすいです。但し、割れやすい・かけやすいので取り扱いは注意が必要です。

初心者向けに、最もカンタンにドリップできるのはSimplifyだと思ってます。何もせず1投でカンタンに美味しいコーヒーが飲めるので便利です。

ドリップケトルとケトル

いつも1杯分を淹れるときは、抽出で300〜400mlくらい使うので、500mlくらいあった方が便利ということで、粕谷さんのモデルがサイズ・デザイン的にもちょうどよくて、自宅でもオフィスでも愛用してます。

ケトルは、インテリアに馴染みやすく、温度設定や保温など利便性が高いティファールのものを自宅でも、オフィスでも愛用してます。使いやすくてちょうどいいんです。

スケール

もう4年くらいずっと使っているこの子。前職・現職を含め、4台くらい買ってます。これがちょうどいいんです(語彙力)

水出し

大人数にはやや不向きで、他にもいいものがありますが、冷蔵庫で保存しやすいサイズでちょうどいいんです。

グラインダー

グラインダーはかなり苦労して探しました。

個人用には、持ち運びが可能な半電動グラインダーとして、電動グラインダーがない頃のオフィスや旅行先で重宝します。挽目は多少目をつぶりますが、半電動なので浅煎りの硬い豆にも負けないパワーで、助けてくれます。音が気になるので会議室で挽いてました。

現職のオフィスの電動グラインダーとして導入したのがこの子です。静音と挽目、メンテのしやすさがポイントでこの子に決めました。実際使ってみて、みんなカンタンに使えるのと、オフィスのインテリアに馴染むので良かったです。

導入前に社内で相談した内容

これは買えていないのですが最近気になってる子、VARIA VS3。
デザインが好みで、挽目が、エスプレッソからドリップまで細かな調整ができる優れものらしい。入荷が安定しないので、まだ手に入ってないのですが、入荷次第すぐ買おうと決めている子です。楽しみだなぁ。


ロースター

スペシャルティーコーヒーの浅煎りが好きで、よく利用させていただいているロースターたちです。
特にTSUKIKOYAさんは、浅煎りでも豆のバリエーションが多く、繊細でハイクオリティな焙煎で、どの豆も美味しく、定期便+αで毎月・毎日淹れてます。コーヒーを愛してるオーナーさんが、季節や湿度に合わせた焙煎と抽出、水のPHや硬度などおすすめしてくれて、コーヒー好きには堪りません。

その他のロースターも、どれも好みで、抜群に美味しいのでおすすめです!(どこかのタイミングで、おすすめポイントなど改めてご紹介したい)


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